書籍化実行状況のご報告　只今30％の段階にあります。

ご支援をいただいた皆様へ

　我々のクラウドファンドは、去る6月22日に第一目標を突破して成立して終了しました。皆さまからの温かなご支援をいただき、本当にありがとうございました。皆さまからのご支援を背に受けて、只今書籍化に向け頑張っている真っ最中です。この間早くも3ヶ月が過ぎ去りましたが、書籍化のためにはこんなにも多くのハードルが立ちはだかるなどということは思ってもいませんでした。

　私としましては、出版社に最終原稿と思しきものを6月半ばには提出しました。それにより私の手を離れて、後は本の完成を待つばかりと思い込んでおりました。ところがです、何と何と、出版社からの宿題はびっくりするほど多くて、この3ヶ月間、殆どの時間を原稿の修正と加筆、写真の掲載許可を得るために米国の個人や企業に宛てメールを発信したり、内外の会社に掲載許諾の了解を得るためのやり取りをしたりと、本当に息つく暇もないほどのハードな時間を過ごしてまいりました。

　実のところ、デビュー前の紀行文作家、はてまたエッセイも世に出したことのない無名のエッセイストには、誰も手を貸してくれないという世間の非情さがひしひしと身に沁みる毎日です。

　漸く、上記のような作者の責任領域をやり遂げて、後の仕事は出版社に委ねることが出来ただろうと一息ついているところです。只今、出版社側では、誌面レイアウト案の作成に入り、この後校閲に移り、それが済むといよいよ初校ゲラの段階に移って行くそうです。書籍完成までの道のりでは、現状はまだまだ30％のあたりのようです。むしろ始まったばかりという状況のようです。

　さて、そんな状況ですが、一つ大きな動きがありましたのでご報告します。『書籍の帯』に推薦書を書いていただく予定の『かわぐちかいじ先生』（20年ほど前よりプライベートなお付き合いをいただいているコミック界の巨匠）より、帯の作成につきご快諾をいただきました。かわぐち先生といってもお分かりにならない方が多いと思いますが、今日（9/29）より全国ロードショーが公開された映画『沈黙の艦隊』の原作者だと言えばご理解をいただけるのではないでしょうか。

　私のクラウドファンドを通してご縁のある皆様、どうぞこの映画を劇場でご鑑賞いただけますことをお願い申し上げます。併せて、書籍の完成まで、今少しお時間をいただくことが出来ますよう、伏してお願いを申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年9月29日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラウドファンド実行者

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中嶋　照夫拝