【終了報告】プレイスバイ図書館建設
【プレイスバイ小学校の図書室建設】ご支援者の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
インターナショナルNGO、キャッチフレーズ(そうだ、カンボジアに支援しよう)
JECSAカンボジアの松田です。
皆様からの温かいご支援を背景に、この3か月間、クラウドファンディングと同時並行で推進してきました本プロジェクトも、今回の図書室の開所式挙行への参加をもって、終了の運びとなりましたことをご報告させていただきます。
▶図書室開所式への参加の様子
12月13日~14日、一泊で、スタッフのMさんと2人で、それぞれ2台のバイクにまたがり、スバイリエン州プレイスバイ小学校に行ってまいりました。
片道150㎞、一般道路ですので、移動には4時間かかります。
学校からほど近いKamchey Mearという町のこちらのホテルに前泊。
このエリアは、ベトナム国境
学校までの道は、まさに手付かずの自然。
学校に到着すると、全校の子どもたちが正門から列を作って並んで待っていてくれました。
さっそく、完成した図書室内外の設備を確認させていただきました。
玄関前に置かれたシューズラックです。整頓をするしつけも兼ねた環境教育の一環です。
図書室の中に入ると、室内手洗い水道とシンクが設置されています。これは、カンボジアの学校では珍しい設備です。手を清潔にしてから、読書をすることができますね。衛生教育の手助けになります。
室内ファンが5台、壁に3台、天井に2台。
涼しい環境で読書ができます。
室内照明は、シーリングライトが4台。
そして、ご覧の通り、床はきれいなホワイトのタイル張り。
入り口に置かれたカバンラックです。この日、鍋が置いてあるのは、食事会の準備のためです。ご容赦を(笑)
そして、開閉式窓とカーテン4か所。
入口、ドア部分は全開放できるようになっています。
そして、図書ラックと各種備品。
この日、併せて低学年児童用図書140冊を寄贈。
そして、図書室入り口に共同プロジェクトを示すプレートを設置。木々の陽光で反射していますが、きれいに仕上がっています。
▶式典に参加
子どもたちが、4度目の訪問の私を覚えていてくれて、にこやかに対応してくれました。
美希さんも2度目の訪問なので、子どもたちは顔を覚えていました。
式典が始まりまる前の子どもたち。
式典には、地域のコミューン長をはじめ、各役職の方々も参加。
校長先生から、日本のご支援者の紹介もしていただきました。
コミューン長からのごあいさつ。
私から、お祝いの言葉をお話しさせていただきました。
そして、クラファンのリターンである感謝状を一枚ずつ手渡しでいただきました。
美希さんも受け取っていただきました。
図書室内で執り行われた、仏式の行事。
お僧侶が、お経を唱えながら、参列者に聖水をかけます。
最後に支援プレートの贈呈です。こちらは、図書室の入り口横壁に掲示されます。
式典は、1時間ほどで終え、そのあとは、会食会が開かれました。
テーブルに並べられたごちそうの数々からも、この式典の持つ重みがわかります。
こうして、学校関係者、子どもたち、そして地域の方々に我々2人がお迎えを受けたことも、皆様を代表してのこととと思っております。
これから、リターンの送付作業に入ります。
到着まで、もうしばらくお待ちください。
▶結果報告
今回、本クラウドファンディングには、610,000円のご支援が集まりました。サードゴールまで設定させていただき、それを達成できました。
式典後に子どもたちが読書している様子を撮影させていただきました。
こちらには、1枚だけ、子どもたちの読書の様子を掲載させていただきます。
その他、写真またはビデオ類は、ご支援いただきました皆様へリターンとしてお届けさせていただきますね。
「クリスマスプレゼント」と題して行われたプロジェクトだけに、工期には念を入れ、同時並行で進めさせていただきました。
本プロジェクトは、2023年12月14日をもって、いったん終了とさせていただきます。
これから、子どもたちは、この快適な環境で読書活動を行い、知恵をはぐくみ、未来に向けて希望を膨らめていくことでしょう。
▶収支報告
以下が図書館建設にかかった費用の詳細となります。
■日本円:610,000円(1$=148.49円為替レート)
クラウドファンディング手数料(8%)=48,800円
実質収入 561,200円
送金手数料込み米ドル換算=3,620ドル
■総収入合計:3,620ドル(米)
(支出内訳)
◆10/2 ペイント費用 135$
シーリング工事費用 818$
◆10/20 天井ライト及びファン費用 200$
◆11/13 タイル貼り費用・ドアと窓枠交換費用 1,541$
◆10/23 黒板補修及びその他補修費用 80$
◆10/25 図書室前コンクリート打ち費用 200$
◆12/8 壁ファン・シューズラック・カバンラック費用 346$
◆12/10 ドア周り補修費用 38$
◆12/12 プレート作成費用 40$
◆12/13 図書寄贈(140冊) 60$
◆12/18 窓枠ネット設置費用 62$(予定)
外部ソーラーライト2基設置 100$(予定)
建設総費用:合計3,620$
みなさまからご支援いただいた資金は、全額滞りなくカンボジアの子どもたちのために使わせていただきましたことをご報告いたします。
なお、図書館建設のために費やした我々の移動交通費や諸経費等は、すべて自分たち持ちで行われていますことも併せてご報告いたします。これは、皆様方のご支援をすべてカンボジアの子どもたちのために遣わせていただくことのお約束通りでございます。
ALL FOR CHILDREN
カンボジアの子どもたちのために
図書室建設までの足取りは下記URLからご覧いただけます。建設に対する私たちの想いや学校側の取り組みなど、総合的なストーリーとなっております。ぜひご覧ください。
▶リターンの送付
各金額に応じたリターンを12月23日までにメールにてご送付・ご案内させていただきます。
3,000円 お礼の手紙(PDF)、完成時の写真
5,000円 お礼の手紙(PDF)&ビデオメッセージ、完成時の写真
10,000円 感謝状の贈呈(PDF)&読書活動のビデオ、完成時の写真
20,000円 図書室壁面にお名前を記載&読書活動のビデオ、完成時の写真
30,000円 壁面にお名前を記載&感謝状の贈呈&読書活動のビデオ、完成時の写真
50,000円 壁面にお名前を記載&感謝状の贈呈&プレイスバイ小学校図書室へご案内、読書活動のビデオ、完成時の写真
▶引き続きの応援をどうぞよろしくお願いします
なお、現在、合わせて、ReadyFor(
現地スタッフが推進する新プロジェクト
毎月1回の23世帯の貧困世帯への学費支援(500円から可能)
貧困世帯の子どもたちに愛を届けるマンスリーチャイルドサポート
SNSでのシェアや拡散も大きな力となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
カンボジアに来られる方にとっての有益な情報を提供するオンラインセミナーも行っております。
最後に、マザーテレサの言葉。
Not all of us can do great things. But we can do small things with great love.
私たちは決して大きなことはできない。でも、小さなことを大きな愛を持って行うことはできる。
カンボジアのすべてを支援することなんて、我々には到底できませんが、たとえ0,01のアクションでも、何もやらない、黙って見て見ないふりをするよりましだと思っています。
カンボジアは、人と人とのつながりが深い素敵な国です。
子どもたちも無条件に我々を受け入れ、心から信頼を寄せてくれます。
無邪気で夢と希望に溢れた子どもたちの明日を、ちょっとでもよくするお手伝いを
日本から遠く離れたカンボジアで、私たちはこれからも継続してしていきたいと思っています。
これをもちまして、本クラウドファンディングのプロジェクトを終了とさせて頂きます。
I did it, you did it, We did it.
ご支援いただきましたすべての皆様に、心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
PS:クリスマスまでにリターンの送付を終えようと思います。子どもたちの幸せをイブに少しでも描いて、満たされた気持ちになっていただくことを願っております。
2023年12月15日
JECSAカンボジア 現地法人代表 松田辰弘
JECSAジャパン 日本法人 浅見摩紀