坂内綾花です。

フォーチュンボックスの商品候補を探していますと、さまざまなメーカーさんから商品サンプルをいただくことが多いのですが、そこで考えたことがあります。

写真は、あるせんべい屋さんの試食用の商品サンプルです。
おわかりのように、たった数枚のせんべいのために、きちんと乾燥剤が入っています。

そこからメーカーさんの「よりベストな状態で味や食感を試して欲しい」という気持ちが伝わってきます。少なくとも私は勝手にそのように解釈しました。

もちろん「わざわざ乾燥剤を入れるなんて無駄」という人もいるかもしれませんが、やはり、だからこそメリハリをつけた消費、というか、少々お高くてもたまには美味しいものを、という人の期待に応えられるのだと思います。毎日食べるようなものだと、もっと簡単な包装にすべきかもしれませんが。

一般に素材の味が残る、ということは、それだけ原材料全体に占める素材の割合が多い、ということです。必然的に安い原材料の割合が減ったり、手間がかかったりしますので原価も高くなります。その結果、食べた経験が少ない味覚が生まれ、私たちが感動するのだと思います。

もし、小麦粉や米粉、もっと安い添加物などの割合を多くすればきっと原価も販売価格も安くてすみます。ですが、それではコンビニに並んでいる商品と同じです。わざわざ小さなメーカーさんが作る必要はなくなります。味もどれも似たようなものになります。いつも、同じような味、という安定感も一つの価値です。ですから、けっしてコンビニ並んでいる商品を馬鹿にしているわけではありません。

ただし、コンビニの中で売られている「こだわりの~」と、少量生産の商品につけられた「こだわりの~」では、意味が違うことが多いはずです。

安くする工夫や環境への配慮をしっかりとした上で、その上で、無駄に思えるような工程があったり、無駄な原材料の使い方があったりするのが、求められているこだわりの正体のようなことかと想像します。