​【開催報告その2】旭座を彩った「小浜 映画の記憶アーカイブ展」

​１. ご支援に感謝！「記憶のアーカイブ展」も大人気

 

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​先日の映画祭では、みなさまのご支援が具現化された「小浜 映画の記憶アーカイブ展」を、会場である旭座内で開催いたしました。おおくのかたが足を止め（お時間がないかたは、このミニ展覧会だけをご覧いただくことも！）、小浜の歴史と映画文化に触れていただきました。

​本展は、福井県立大学 映画サークル企画・制作のもと、名田庄の小さな映画資料室・村上正純氏の監修を得て実現いたしました。

以下、村上氏から提供された写真とFacebook投稿記事をもとに展示内容をご紹介させていただきます。

 

 

​２. 記憶と歴史の融合！会場を彩った展示ハイライト

​限られた準備期間のなか、学生たちが工夫を凝らした展示は、旭座の歴史的空間を見事に活かしました。

 

​【年表と資料の可視化】

会場内の客席入口横、廊下、客席内の3カ所に展示。

入口横のコーナーには、昔の映画館を知るひとのコメントや、映画館の写真、昔の小浜の風景を映す写真、映画館のあった場所を示した地図などが展示され、来場された市民のみなさまの記憶を呼び起こしました。ここには「昔の小浜の映画館で発行されたビラ」も。

その横には、映画サークルの新井日向子さんが作成した「1928年から85年までの映画や文化の年表」があり、みなさま興味深く読んでおられました。

 

【花道のタイムマシン】

映画サークルメンバーが小浜劇場が閉館した1969年に着目、「その時代の雰囲気を出そう」と企画し、映画資料室から1969年に発行された「キネマ旬報（一年分24冊！）」や「スクリーン」が提供され、旭座の花道・赤い毛氈のうえに並べられました。来場者のみなさまが休憩時間に手に取り、熱心に眺めていました。

 

​みなさまのご支援は、この「記憶を未来へつなぎ、文化を創造する」という学生たちの情熱的な活動の礎となりました。心より感謝申し上げます。

 

＜大谷 桃子（​福井県地域おこし協力隊）＞