​【開催報告】映画と記憶が旭座で融合！失われた「みんなで観る感動」が復活／FBCテレビ密着取材も！

​１. ご支援に心より感謝！映画祭は盛況で閉幕

​このたびは、「小浜劇場復活プロジェクト」に多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。

​みなさまのおかげで、11月22日（土）に開催された映画祭は、合計100名ほどのかたにご来場いただき、感動とともに閉幕いたしました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

 

 

​２. 旭座が「特別な映画館」として復活

​市指定文化財の旧芝居小屋「旭座」は、単なる上映会場ではなく、最高の映画空間としてよみがえりました。

 

​■五感を刺激する臨場感： おおきいスクリーンに加え、音楽ライブで使用する迫力ある音響設備が臨場感を創出。自宅のテレビやスマホ画面では味わえない劇場鑑賞の醍醐味を存分に感じてくださいました。

​■歴史との融合： スクリーン奥の松羽目（大きな松が描かれた板）や、両脇の畳と座椅子が、厳かで温かい和の雰囲気を作り出し、歴史の重みを感じる特別な空間で映画をたのしんでいただけました。

 

​３. 【上映】世代を超えた「映画の楽しみ方」

​■特別上映「映画おしりたんてい シリアーティ」： ちいさなお子さま連れのご家族にご来場いただき、テーブルセットで屋台販売の駄菓子やジュースとともに観賞するアットホームな空間に。アンケートでは「子どもが劇場で映画を観るのは初めて」という声もあり、劇場上映の重要性を再認識しました。

 

​■一般上映「スティング」「大魔神怒る」： 大人のお客さまを中心にじっくりとスクリーンに集中され、。「集まった皆さんと一緒に反応する映画館の良さを久しぶりに味わえた」と、“みんなで映画を観る文化”のすばらしさを感じていただけました。

 

​４. 【トークショー】豪華ゲストが語る映画と記憶

​日本映画批評家大賞の島敏光氏、新谷里映氏によるトークショーは、映画への深い造詣に裏打ちされた素晴らしい時間となりました。

 

​■作品への深い洞察： 島氏からは「スティング」の時代のハリウッド映画の魅力、新谷氏からはロバート・レッドフォードへの愛が語られました。「大魔神怒る」では、CGではない特撮のリアリティや、「悪政に対する天罰」という教訓的なテーマの持つ力に驚きが語られました。

​■未来への提言： 両氏は、地元高齢者のかたへのインタビュー映像の上映にも触れ、継続的な映画の上映環境が必要であると共感。映画会社に対し、常設映画館でなくとも新作映画を特別に貸し出すなど、映画界としての地域への使命を果たすべきだと提言してくださいました。

 

 

​５. 記憶の継承と今後の展望

​■インタビュー映像：若狹東高校の放送部（次期部長！）の小林さんが 4分弱にまとめた映像には、当時の映画館の様子や思い出、なぜ閉館してしまったの推察、最後には「小浜に映画館を」というメッセージを力強く伝えました。

​■アンケート結果（速報）： 来場者のみなさまからはポジティブな回答がおおく、「満足。とてもよかった」「また開催してほしい」と、今後の継続開催を強く期待する声が多数寄せられました。

 

​この成功は、みなさまのご支援の賜物です。

単発のイベントに終わらせず、この熱量を継続させ、小浜の未来に映像文化を根付かせるための計画を進めてまいります。

 

 

６. FBCテレビで放送決定！準備から当日までを密着取材

​また、この活動が、地元テレビ局のFBC（福井放送）で放送されることになりました！

 

​■放送予定日時： 11月26日（水）※放送時間確認中（別途お知らせします）

​■放送内容：

​・学生たちによるインタビュー活動や展覧会準備の様子。

​・映画祭前日の会場設営の様子。

​・映画祭当日のにぎわいと、熱気溢れる本番の模様。

 

​プロジェクトの立ち上げから開催までを追った「密着ドキュメンタリー」のような形で放送される予定です。ぜひ、私たちの熱意と、会場の感動をテレビでご覧ください！

 

＜​大谷桃子（福井県地域おこし協力隊）＞