プロジェクトの終了報告
ご無沙汰しております。
ロクディム共同主宰カタヨセヒロシです。
早いもので2021年もあと1ヶ月を切りました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、昨年ロクディムが挑戦したクラウドファンディングの「終了報告」をさせていただきます。
──────────
挑戦したクラウドファンディング
──────────
「新しい密を考える!ロクディム初ドキュメンタリー制作&公演にご支援を」
https://readyfor.jp/projects/6-dim
──────────
おかげさまで目標金額を上回る形で達成することができました。
これもひとえにご支援くださった皆さまのお力添えあってのこと。
この場をお借りし、改めまして御礼申し上げます。
思えばこのプロジェクトの進行中は、世界全体が未曾有の脅威に対しあらゆる場面で前例のない苦境を強いられている状況でした。
僕たちロクディムも公演ができない中、これまで大切にしてきた観客の皆様との関係性を時代にフィットさせるために頭を悩ませた結果、このプロジェクトが生まれました。
──────────
「1組だけのお客さま」を劇場に迎えておこなうスペシャル公演
「Youe Theater 〜あなたのための貸し切り劇場〜」
──────────

ロクディム・トライアルツアー2020|特設サイトより
公演趣旨に賛同していただいた「いわき芸術文化交流館アリオス」を共同主催として、共にタッグを組むようにして、文字通り手探りではありますが企画・制作して無事に上演できました。
様々な背景を持つ観客の皆さまと共に、昨年の状況下でありながらもロクディムらしい、新しい「密」な状況を作り、ロクディムの合言葉である「この瞬間を一緒に笑おう」が実現できました。
ドキュメンタリーを作る理由
1)お客さまの生の感想を、記録として残したい。
2)劇場、表現者が共に模索した軌跡を、記録として残したい。
そして、公演の様子を撮影・編集し「ロクディム初の劇場ドキュメンタリー」を制作いたしました。公演を観にきてくれた「お客さま」の声、公演の場となる「劇場」や公演を上演する「表現者」の思い。この3者はどう思ったのか、感じたのか、そして「繋がり」を持つことができたのかを記録しました。
現在もロクディムwebサイト内にある特設サイトにて一般公開(無料)をしており、ご来場いただけなかった皆さまにもお届けすることができました。まだご覧いただいていない皆さま、ぜひご覧いただけると幸いです。
──────────
劇場ドキュメンタリー
限定1組×6回転で贈る採算度外視スペシャル公演
Your Theater 〜あなたのための貸し切り劇場〜
https://6dim.com/yourTheater/
──────────
僕たちロクディムにとって前代未聞な今回の公演に寄り添うように会場へお越しいただいた観客の皆さま、そして、僕たちロクディムの背中を支えてくださったクラウドファンディングにご支援いただいた皆さまには感謝の念が絶えません。
本当にありがとうございました!
いただいたご支援はお約束していた通り「ドキュメンタリー映像の制作&公演」に全額使用させていただきました。
ロクディムの公演史上、最大規模の撮影チームとなった今回、公演と撮影を無事に同時進行させるための準備はもちろん、公演・撮影当日に各所で素晴らしい仕事をしてくれこの企画に力を貸してくれた公演クルー&撮影クルーの皆さんのクレジットをご紹介します。
──────────
CREDIT
──────────
公演日程 :2020年11月3日 全6回公演
出演:ロクディム(渡猛・カタヨセヒロシ・りょーちん・小田篤史・名古屋淳・宍戸勇介)
小西真理(即興ピアノ)
萩原宏紀(いわき芸術文化交流館アリオス 企画制作課)
田中理紗(いわき芸術文化交流館アリオス 広報グループ)
会場:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
テーマ曲:原田茶飯事「ヴァンサンカン」
ドキュメンタリーエンディング曲:原田茶飯事「ヒッチハイク」
照明:山口明子
音響:鈴木匠
映像撮影:會田将巳 田村博之 加藤隼平 小田学
映像スイッチング:永田マミ
インタビュアー:Erico 小田学
制作:鄭慶一
広報協力:ロクディム応援団2020
宣伝美術:デザイン事務所スペスタ
Special Thanks:エンゲキ☆アリペ編集員 クラウドファンディングにご支援いただいた皆さん
企画・監督・編集:カタヨセヒロシ
また、リターンに関しましても全ての支援者さまに発送・ご連絡が済んでおりますことをここでご報告いたします。
▼ドキュメンタリー映像の中からいくつか写真でご紹介します▼
【ロクディムの活動についてのお知らせ】
最後にこれからのロクディムの活動を少し紹介させてください。
新型コロナウイルスの猛威は少し落ち着いたものの、未だ予断を許さない状況が続いています。
僕たちロクディムは、観客の皆さまとの関係性(やりとり)を大切にしながら、「この瞬間を一緒に笑おう」というコンセプトの作品を上演してきました。
今回のプロジェクトによって得られた学びや経験、ご支援いただいた皆さまとの繋がりを大切に、苦境を軽やかに乗り越え、笑顔を忘れない強さを持って、変化と失敗を恐れずに進んでいこうと思います。
- - - - - - - - - - - - - - -
2021年の活動紹介
- - - - - - - - - - - - - - -
そんな思いを胸に2021年も活動して参りました。
しかし、
やはりコロナウイルスの影響が完全に消えたわけではないわけで
公演の3日前にロクディム全員で5時間話し合って首都圏の状況を鑑みて無観客・収録公演に決めたり、客席数を半減したりして、3公演を行ってきました。
そして、その全ての公演を【限定オンデマンド配信】しており、年内いっぱい観ることができます。
こららの公演は昨年おこなった「ロクディム・トライアルツアー2020」の経験を生かしたロクディムの進化と挑戦をご覧いただけます。3公演とも全く違う企画・構成でおこなっていますので、よろしければぜひチェックしてください!
※視聴期間を【来年1月10日まで】に延長しました。お正月期間も見ることができますのでぜひご覧ください!
──────────
ロクディム・オンデマンド配信3作品
視聴期間:2022年1月10日まで
──────────
第1弾
ロクディム第19回東京単独ライブ「玄天改軌」
会場:原宿クロコダイル
https://6dim.com/2021/haishin-gentenkaiki.html
──────────

──────────
第2弾
ロクディム名古屋単独公演「LIVE」
会場:大須演芸場」
https://6dim.com/2021/haishin-live.html
──────────

──────────
第3弾
ロクディム Japan Tour Project in 三重県桑名市「ただいま。MuGicafe 2021」
会場:MuGicafe
https://6dim.com/2021/haishin-tadaima.html
──────────

- - - - - - - - - - - - - - -
これからの活動紹介
- - - - - - - - - - - - - - -
そして、師走12月には【有観客】での【東京・浅草公演】を行います。
一昨年まで毎年恒例でおこなっていた「浅草六笑」が遂に再始動します。
──────────
2021年12月11日
ロクディム第20回東京単独ライブ「浅草六笑2021」
会場:浅草 東洋館
https://6dim.com/2021/11/live-118/
──────────
昨年12月に「有観客公演」を目指したもののコロナ禍の影響により「無観客オンライン配信公演」として実施せざるを得なかった「浅草六笑」今年はそのリベンジとして「有観客公演」を開催します。
東京の演芸の中心にある「浅草 東洋館」だからこそ、会場のお客さまと同じ空間を共にする生の舞台だからこそ、うまれる「生・ライブ」を楽しんでいただけるよう公演の準備を進めておりますので、よろしければぜひチェックしてください。
- - - - - - - - - - - - - - -
笑顔と遊び心を胸に
ロクディム進んでまいります
- - - - - - - - - - - - - - -
さて、長々と書いてしまい4,000文字超となってきました。
読んでくださってありがとうございます。
新型コロナウイルスの影響は僕たちロクディムにとっても大きな影響を与え、「活動」や「作品」に対して大きな変化をもたらしました。
ロクディムメンバーとも何度も話し意見を重ねてロクディムなりに変化をしてきました。
変わるところは変わり、変えちゃいけないところは変えないように、少しずつ自分たちなりに進んできました。
最近こう思います。
きっとこういった「変化」は、コロナウイルスがなかったとしても、遅かれ早かれ「自然に起こっていくもの」なんじゃないかな、と。
だからこそ、自分たちの大切なこと・ものを、きちんと大切にしながら、進んでいく(変化していく)ことが大事なんだと思うのです。
望んだような変化も、望んでいなかった変化も、いろいろあったかもしれないここ1、2年。
そんな中でも、笑顔を忘れずに、遊び心を胸に、ロクディムこれからも進んでまいります。
これからも変わらぬご愛顧とお力添えをいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ロクディム共同主宰
カタヨセヒロシ 拝