日本の図書館を世界にアピール!公共図書館員の世界デビューを!

日本の図書館を世界にアピール!公共図書館員の世界デビューを!

支援総額

1,593,000

目標金額 500,000円

支援者
243人
募集終了日
2019年6月10日

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2019年06月28日 11:24

帰国しました!

ご支援頂いた皆さま
アメリカ図書館大会での日本の事例発表を終え、現地の図書館視察を
経て、昨日、帰国いたしました。

すでにALA 2019ジャパンセッション準備委員会のフェイスブックの方に
は 簡単に報告させて頂きましたが、120人の部屋に30-50人の立見が出
るほどの盛況ぶりでした。

ジャパンセッションのテーマ
革新的なアイディアで図書館を変革する!
よりよい地域づくりに貢献する日本の公共図書館活動
が、彼らにアピールした面もあったかと思いますが、日本の図書館活動
は決して海外で有名な訳ではありませんし、どうしてこんなに集まって
きたの?と主催者である私たちも正直なところ驚かされました。
会場にやってきたアメリカ人何人かに参加理由を聞いたところ、自分は
日本に関心があり、そこでどんな図書館活動が行われているのかを知り
たい、という声が圧倒的でした。

このところの訪日キャンペーンの影響(実際、司会者が始めに、この中
で日本にきたことがある人は?と聞くと、4分の1ほどが手を上げまし
た)や全米で急速に市場を拡大しているというコミックの影響もあるの
でしょうか。日本に対する基礎的な知識(しかも多分に肯定的なイメー
ジを伴う前向きな関心)がアメリカ人たちの間に広がっているのが感じ
られました(そういえばALAでは、その年の映画やテレビ番組の中から話
題作数点をピックアップして年次大会で上映するのですが、今年はその
中の一つに「万引き家族」が選ばれていました)。

そうやって集まってきた170人に、4人の発表者は、本当に堂々と落ち
着いて、日本の事例を伝えました。
ここでの反応も、まさに私たちの想像をはるかに超えたものでした。

まず、慶應大学の田村俊作先生が、日本の公共図書館の概要を伝えました。
高齢化が日本の社会問題になっていること(「私も高齢者の一人です」
でまず最初の笑いをゲット!)、そして予算削減や人員カットの中でも
知恵と工夫をこらした革新的取り組みが行われていること(タヌキの
出現地図作りとビブリオバトルの所でもまたまた笑いをゲット!)を
話しました。予想外だったのは、日本の公共図書館が貸出重視から
サービス重視に変化してきている、と言った時にも笑いが起こったこと
です。レベルの低さを嗤われたかと、一瞬ドキッとしました。でも後の
アンケートで分かったのは、それが共感の笑いだったということです。
「アメリカでまさに起こっていることが、日本にもあるんだと知った」
とその人はコメントしてくれました。

次に手塚美希さんが紫波町図書館での取り組みを紹介しました。
町の紹介ビデオや美しい写真を使いながら、町の人を巻き込んだ展示
の展開、農村へのアウトリーチ活動などを通して、人と情報・人と人を
繋ぎ町のハブとなっていく司書の姿を描きました。アンケートでは
「農村地帯で働いている同僚に、あなたのスライドを見せます!」
「展示で町の人を紹介していくアイディアが楽しくてグレイト! 」
「図書館が伝統的枠踏みを超越し、社会的経済的豊かさを産み出す
触媒になっていることに感銘」といった反応が聞かれました。

三番手は松田啓代さんが鳥取県立図書館での認知症の取り組みを紹介しました。
一番の反響は何といってもやはり「音読教室」です。これには非常に
多くのコメントが寄せられ、「自分も認知症患者の訪問サービスを
やっているが、音読は知らなかった」「図書館の資料を使いながら、
どこでもできるのがいい!」「自館のそばにある介護施設にこの話を
持ちかけてみたい」「具体的にどうやるのかを教えてほしい」など
多数の声がありました。また「闘病記文庫」がアメリカでも人気を持ち
始め、同様に書籍を病名順に並べている、といったことも、後から
聞いたコメントで知りました。

最後は土井しのぶさんが、広島市立中央図書館で取り組んでいるビジ
ネス支援活動を紹介しました。
冒頭、会場に「広島を知っていますか?」と問いかけると、あったり
まえじゃんと言わんばかりの笑い声。でも、図書館がいかに人々の夢
の実現を助けているかの発表には、「2016年に広島に行ったけど、
また図書館と、そこから生まれたビジネスを見に戻りたい」「こんな
サービスを受けられる利用者は幸せだ」「図書館が地域に何ができるか
を示した」などの称賛の声。驚いたのは、「私たちにはこんなサービス
はない」というコメントまであったことです。アメリカの図書館を
追いかけて始めたはずのビジネス支援サービスなのに!

今回は、まさに過去2回のポスターセッションを通じて感じていたこ
と、そしてこのクラウドファンディングを通じて、皆さまに繰り返し
訴えさせて頂いたことを、強く再確認する結果となりました。

一つは、日本の公共図書館は世界に誇れるレベルにあるということ。
そしてもう一つが、発信すれば情報が集まってきて、より深い交流が
可能になるということです。
そしてさらに確信したのは、世界の図書館は非常に多くの問題意識を
共有していて、グローバルな経験交流や議論を欲しているのだという
ことです。

発表の翌日、ALAの展示会場を歩いていると、何度も呼び止められ、
昨日の発表は素晴らしかった、と声をかけられました。
また月曜には、ボルチモアの公共図書館2館を訪問したのですが、その
いずれもが土曜日の私たちの発表に触れて、お互いに情報交換しよう
と言われました。 

今回参加した別のALAセッションで、スピーカーが私の大好きなアフリカの

ことわざを引用しているのを聞きました。

「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいなら皆で行け。」

 

今回は、本当にたくさんの皆さんのおかげで、

日本の公共図書館員の世界デビューで、日本の図書館を世界にアピールする!

という法外な望みを、こんなに素晴らしい形で達成することができました。

 

ジャパンセッションおよび視察の報告は、これからまとめ、11月の図書館

総合展で報告いたします。皆さまには、優先招待券をお送りしたします。

 

また議会図書館(LC)で、リターンとしてのお土産も買ってきました。

こちらの配送はもうしばらく後になると思います。

 

以上、取り急ぎの帰国報告です。

どうもありがとうございました。

心からの感謝を込めて。

 

 

リターン

3,000


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A. 報告書・報告会優先ご案内

●報告書(印刷物)にお名前を記載
●報告書1冊
●図書館総合展での報告会への優先ご案内

報告書(印刷物)にお名前を記載し、1冊進呈いたします。図書館総合展(2019/11/12-パシフィコ横浜)における報告会では、優先的に参加案内をお送りします。

*リターンは、報告会でのお渡しと郵送のいずれかでお選びいただきます。

支援者
126人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

5,000


B. 報告書・報告会優先ご案内・米国議会図書館のグッズ

B. 報告書・報告会優先ご案内・米国議会図書館のグッズ

●報告書(印刷物)にお名前を記載
●報告書1冊
●図書館総合展での報告会への優先ご案内
●米国議会図書館のグッズ(しおりなど5ドル相当分)

報告書・報告会に加え、米国議会図書館のグッズ(しおりなど5ドル相当分)をお土産として持ち帰ります。

*リターンは、報告会でのお渡しと郵送のいずれかでお選びいただきます。
*画像はイメージです

支援者
53人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

10,000


C. 報告書・報告会優先ご案内・米国議会図書館のグッズ

C. 報告書・報告会優先ご案内・米国議会図書館のグッズ

●報告書(印刷物)にお名前を記載
●報告書1冊
●図書館総合展での報告会への優先ご案内
●米国議会図書館のグッズ(靴下、文具、マグカップなど10ドル相当分)

*リターンは、報告会でのお渡しと郵送のいずれかでお選びいただきます。
*画像はイメージです

支援者
50人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

30,000


D. 報告書・報告会優先ご案内・当日の様子を収録したDVDと、米国議会図書館のグッズor報告書への広告掲載

D. 報告書・報告会優先ご案内・当日の様子を収録したDVDと、米国議会図書館のグッズor報告書への広告掲載

●報告書(印刷物)にお名前を記載
●報告書1冊
●図書館総合展での報告会への優先ご案内
●当日の発表の様子を収録したDVD

以下よりいずれかお選びください。
①米国議会図書館のグッズ(Tシャツ、トートバックなど30ドル相当)
②報告書への貴館・貴社・貴団体などの広告掲載(3分の1ページ)

*リターンは、報告会でのお渡しと郵送のいずれかでお選びいただきます。
*画像はイメージです

支援者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

100,000


E. 報告書・報告会優先ご案内・当日の様子を収録したDVDと、豪華米国議会図書館のグッズor報告書への広告掲載

E. 報告書・報告会優先ご案内・当日の様子を収録したDVDと、豪華米国議会図書館のグッズor報告書への広告掲載

●報告書(印刷物)にお名前を記載
●報告書1冊
●図書館総合展での報告会への優先ご案内
●当日の発表の様子を収録したDVD

以下よりいずれかお選びください。
①米国議会図書館のグッズ(ネクタイ、スカーフ、アクセサリなど100ドル相当)
②報告書への貴館・貴社・貴団体などの広告掲載(1ページ全面)

【こちらのリターン限定特典】グッズはあらかじめご希望を伺い、なるべくご希望に沿った商品をお送りします。複数の商品の組み合わせとすることも可能です。

*リターンは、報告会でのお渡しと郵送のいずれかでお選びいただきます。
*画像はイメージです

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

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