ヤナーチェクの名手、初来日グラッフェSQと慶児道代の響演を応援!
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支援総額

2,398,000

目標金額 2,000,000円

支援者
136人
募集終了日
2025年9月25日

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2025年09月01日 10:29

ドヴォルザーク:歌曲集「ジプシーの歌」(プログラム・ノート)

9月に入りました!!
クラファン18日目です!

引き続き、応援よろしくお願いいたします。
________

これから、少しづつ公演で演奏する作品について書かせて頂こうかな?と思っています。


今日は、声楽を学んでいる人はご存知の方も多い曲ではないかな?

A.ドヴォルザーク作曲 歌曲集「ジプシーの歌」(全7曲)です。


この作品は1880年に、ウィーン宮廷歌劇場のテノール歌手グスタフ・ヴァルターの依頼に応えて書かれました。ヴァルターはドヴォルザークの歌曲を好んで取り上げており、この歌曲集の原詩はチェコ語でしたが、ドヴォルザークは依頼者と出版社の都合からドイツ語訳に作曲しました。
その後、メロディーを変えずにチェコ語でも歌えるように再調整し、すぐに両言語版が出版されました



興味深いのは、通常、歌詞の言語が変わる場合、字余り、字足らずの様なことが起こり、リズムやブレスの場所、メロディーさえも微妙に変えてしまうということが起きますが、この作品には、それが起きていません。

何故なのか?!?!

この作品の詩を書いたのは、チェコ語もドイツ語訳もチェコ民族復興運動の時代に活躍した詩人の一人、アドルフ・ヘイドゥク(Adolf Heyduk, 1835–1923)で、彼は、主にチェコ語での制作活動をしていましたが、ドイツ語にも精通しており、 自作のチェコ語詩を、先ず、ドヴォルザークのメロディに無理なく乗せられるよう、宣言的・韻律的に調整されたドイツ語に翻訳し、ドヴォルザークが作曲。その直後、チェコ語版出版の際にそこから再調整をしているからなのです。


ドイツ語の歌詞は、何となく説明や視覚的なイメージ重視の様に感じます。おそらく、依頼者、出版社の意向(ドイツ語圏での演奏機会の拡大)を重視していたのではないかな?と思います。

一方のチェコ語の歌詞は、言葉の扱いがシンボルの様に散らばっていて、言葉足らず、説明不足で、何とも朴訥とした印象なのですが、感性と想像で間を繋げていくと、とてつもなく深い内容が浮かび上がり、感情をかき乱されます。


この作品の内側に秘められた想いは、当時、ハプスブルグ家の支配下で活動していたチェコの作曲家、作家の思いそのままだったのではないかと感じます。

ジプシーという音楽を故郷として生きる民族の自由な精神、自然との一体感、音楽への深い愛慕を誇り高く、輝かしく描いた作品で、民族解放への寓意でもあったのだと思います。

 

ドヴォルザークの原曲全7曲はいずれも歌と伴奏の緊密な結びつきを感じさせる構成で、民族的な要素も織り込みつつ、非常に色彩豊かに書かれています。

この度の日本公演にあたって、チェコの作品をグラッフェ弦楽四重奏団と共にと考えた時、このジプシーの歌なら、弦と歌だけの演奏が合うと感じまして、友人の作曲家ボフスラフ・レードルに相談したところ、すぐにピン!とくる所があったようでした。
彼は元々ピアニストで、奥様が歌い手という事もあって、常々この作品をピアノで弾きながら、既に何らかのイメージを持っていたそうで、電話をしたその日から 即、編曲に取り掛かってくれ、上がって来た楽譜に我々がそれぞれの意見を述べ、調整しながら、準備して参りました。


正直なところ!

弦楽四重奏用の新編曲版は、民族調の響きも、内面的描写も、ピアノ伴奏よりも遥かに世界が広がり、肌にしっくりくる感じで、私やグラッフェのメンバーにとって、そして…おそらく 我々以上に 編曲したボフスラフにとって嬉しい嬉しい驚きでした!(道代のアイディアに感謝だ!!と大きなハグをもらいましたよ!)

プロジェクト概要で触れましたが、チェコ人の不屈の精神、自国(民族)文化への誇りと信念を存分に感じていただける作品だと思います。

弦楽四重奏と歌という新しい編成での演奏(グラッフェの演奏だと余計に民族色が出てくる気がします)を是非 会場でご堪能ください!!!

__________

クラファンの目標額達成と共に、各公演のチケット完売も目指しております。

 公演情報は、こちら↓↓↓

♫ 【東京公演】 10月9日(木) 19時〜 TOPPANホール
 ♪ 東京公演のチケットは、TOPPANホールチケットセンターチケットぴあteketなどからお求めいただけます。


♫ 【岡山公演】 10月13日(月・祝) 15時〜 岡山ルネスホール
 ♪ 岡山公演のチケットは、チラシ記載の各プレイガイドに加え、実行委員会の方でもお取り置きさせて頂けます。ご希望の方は、下記のフォームからお申し込み下さいませ。
【前売りチケットお申し込みフォーム】2025.10.13 「16本の弦と声の饗演」


どうぞよろしくお願いいたします!!!!!


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リターン

3,000+システム利用料


純粋応援 1(お礼のメール)

純粋応援 1(お礼のメール)

本プロジェクトにご共感いただき、心より感謝いたします。
ツアー終了後、感謝の気持ちを込めて、お礼のメールをお送りいたします。
皆さまの応援が公演成功への原動力となります。
ありがとうございます。

申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

10,000+システム利用料


純粋応援 2(お礼のメール・公演写真・パンフレットにお名前記載[希望制])

純粋応援 2(お礼のメール・公演写真・パンフレットにお名前記載[希望制])

本プロジェクトを応援してくださりありがとうございます。
ツアー後、感謝のメールと公演の写真をお送りいたします。
また、お名前を「支援者」として記載した冊子をパンフレットに挟み込ませていただきます。
(記載を希望されない場合は、お知らせください)
※パンフレットにお名前を記載をお受けできるのは、9月22日までのお申し込みの方までとさせて頂きます。

皆さまのご支援が、チェコからの招聘公演の実現を支える大きな力となります。心より感謝申し上げます。

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

3,000+システム利用料


純粋応援 1(お礼のメール)

純粋応援 1(お礼のメール)

本プロジェクトにご共感いただき、心より感謝いたします。
ツアー終了後、感謝の気持ちを込めて、お礼のメールをお送りいたします。
皆さまの応援が公演成功への原動力となります。
ありがとうございます。

申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月

10,000+システム利用料


純粋応援 2(お礼のメール・公演写真・パンフレットにお名前記載[希望制])

純粋応援 2(お礼のメール・公演写真・パンフレットにお名前記載[希望制])

本プロジェクトを応援してくださりありがとうございます。
ツアー後、感謝のメールと公演の写真をお送りいたします。
また、お名前を「支援者」として記載した冊子をパンフレットに挟み込ませていただきます。
(記載を希望されない場合は、お知らせください)
※パンフレットにお名前を記載をお受けできるのは、9月22日までのお申し込みの方までとさせて頂きます。

皆さまのご支援が、チェコからの招聘公演の実現を支える大きな力となります。心より感謝申し上げます。

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年11月
1 ~ 1/ 14

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