こんばんは。トム・ソーヤーです。今日は、「大人の秘密基地を支援した際のリターンが、なぜドライフルーツとビーフジャーキーなのか」についてお話します。

 

夢と冒険のはじまり

 

みなさんが育たれた環境は都会だったでしょうか?田舎だったでしょうか?

 

私自身は山の中で育ちました。比叡山の中です。かの有名な延暦寺まで、車で20分ほどのところです。山の中の新興住宅地のため田んぼや畑はありません。周囲はひたすら山です。

 

通っていた小学校の裏も雑木林でした。秘密基地を作り放題の環境です。そこで活躍するのがこの二冊です。

 

少年時代のバイブル二冊。特に左の「冒険図鑑」は最高!

 

これらは私が小学生の時に親に買ってもらったものを、今まで大事にしてきたものです。とくに左の冒険図鑑がお気に入りで、ページをめくると自然との出会いから野外での調理の仕方、食べられる野草や昆虫、危険への対処法に到るまで、サバイバルに関するありとあらゆることが、とてもわかりやすく、美しいイラストと共に解説されています。子供向けの本でありつつ、大人にとっても非常に有用な一冊です(現在も売られてるロングセラーです)。

 

「トム・ソーヤーの冒険」に憧れて

 

ここで、そもそもなぜそんなに私が「サバイバル」的なことが好きなのか、お話します。私は昭和50年生まれですが、昭和55年からはじまったアニメ「トム・ソーヤーの冒険」を見ていました。インジャンジョーが出てくるシーンなどは怖すぎて縮みあがりながら見ていたことを、未だに覚えています。

 

アニメをご覧になったことのある方はご存知だと思うのですが、この「トム・ソーヤーの冒険」は、子供の冒険心を鷲掴みにする要素が溢れかえっています。舞台は19世紀後半のアメリカ南部なのですが、子供にとってはそこらへんのことはよくわかりません。わかるのは「なんとなく昔の外国の物語」ということくらい。

 

「昔」というところがひとつポイントで、日本の昭和のライフスタイルと、このアニメの舞台のそれとがまったく異なることは、5歳の子供にも認識可能です。裸足で生活したり*、筏で川を降ったり、気球に乗ったり、ツリーハウスで暮らしたり、野ブタを捕まえたり… そんな情景、保育園に行ってもどこへ行っても簡単には存在するわけがありません。でも、アニメの映像で見せられると「めっちゃ楽しそうやん!!やりたい!!!」となるでしょ。

 

私の人生が、その後このアニメから受けた影響はモーレツで、以来ずーっと「トム・ソーヤー、もっと言うならばハックルベリー・フィンみたいに暮らしたい」という想いが消えることはありませんでした。

 

*高校時代、しばらく校内を裸足で歩く生活を試してみましたが、一向に足の裏の皮が厚くなることはなく、砂利が刺さって痛いので諦めたことがあります。

 

で、なんでビーフジャーキーなワケ?

 

ここからどうやってリターンの話に帰結するかと言いますと、私が作るドライフルーツもビーフジャーキーも、私の中では「冒険に出かける時に持っていける食料」なのです。

 

冒険図鑑には、保存食としては作るのがもっとも簡単な「干し飯」の作り方が載っており、子供の頃からこういった「サバイバルに持っていける食べ物」を作ることに、強い関心を持っていました。大人になった今でも、好んでベーコンやスモークチキンなどの燻製を自分で作りたいと思う心理の裏側には、常に「冒険心」があるのです。

 

今回、ドライフルーツとビーフジャーキーを作ってみて、周囲の方に試食していただいたところ、多くの方に「こんなもの家で作れるんですか??」と驚かれました。答えは「はい、作れます!」です。考えてみれば当然のことなんです。昔の人が家で作っていたものは、たとえ今工場で製造されているものであっても、全部作れるはずでしょう?「だったら作ってやろうじゃないか」ということです。

 

トム・ソーヤー謹製ビーフジャーキーは製造に10日かかります

 

薄切りにして、特製のピックル液に一晩以上漬け込みます。

 

個人的には、ビーフジャーキーはドライフルーツよりも「トム・ソーヤー感」が勝っていてワクワクします。作り方ですが、まずは上の写真のようにピックル液という味付けのための液に一晩以上漬け込みます。

 

漬け込んだあとは一晩冷蔵庫の中で乾燥させます。干す前に、スパイシーにしたければ多めのブラックペッパーを振りかけます。

 

燻す直前の状態です。

 

そして3時間ほど燻します。それからさらに一週間以上、冷蔵庫の中で乾燥させます。

 

この最後の乾燥の過程が非常に重要で、燻した直後はまったくといっていいほどおいしくないんですよ。「ヤバい、失敗したかも」と心配になるくらい。それが1日、2日経つと、徐々に旨味が増して行き、毎日味見しているとわかるのですが1週間くらい経ったころには、噛んでいるとじわじわと奥から味が滲み出てくる状態まで熟成します。これは本当に不思議です。

 

これまでいろんなものを燻していますが、ビーフジャーキーは想像していた以上の美味しさに仕上がり、自分史上最高の驚きでした。もはや市販のビーフジャーキーは食べたくなくなりました。

 

ひと口かじるごとに、「自作ビーフジャーキーを持って、どこかへ冒険に出かけたい…」と思います。家でビールを飲みながらつまんでいても、ふいにキャンプファイヤーが目の前に現れそうな勢いで妄想が膨らみます。

 

そんなビーフジャーキーをみなさんにも味わっていただきたいです。物理的に私の周りにいる方で、試食してみたい方は、ぜひお声かけください!

 

あ、もちろんドライフルーツも美味しいです。

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