みなさんにとって「飢餓」とはどのようなものでしょうか?

 

「飢餓」といえば、何かを食べたくても食べ物を得られない痩せこけた人々を連想する方が多いかと思います。いわゆる、「急性栄養不良」と呼ばれる、カロリーを十分に摂取できない状態です。しかしながら、実は飢餓には、よくイメージされるような目で見て分かる「見える飢餓」と見るだけでは分からない「見えない飢餓」の2種類があります。本日は後者の「見えない飢餓」についてのお話をお届けします。

 

 

見えない飢餓

 

世界保健機関の報告によると、世界には栄養状態が悪く「見えない飢餓」と呼ばれる状態にある人々が約7億9,500万人(9人に1人)いると言われています(WHO、2013)。この飢餓は、正式には「慢性栄養不良」と呼ばれています。タンパク質やビタミン・ミネラルなどの微量栄養素の摂取が不足することで、年齢の割に身長が低く、免疫力も低く、脳の体積量が少ない状態を指します。開発途上国では、3人に1人がこの慢性栄養不良の状態にあります。開発途上国の低所得者層の人々は、十分な食べ物を買う余裕が無く、とりあえず空腹を満たすためにエネルギーに偏った食事になりがちです。この慢性栄養不良の状態を放置しておくと、免疫力の低下による病気の罹患率の増加、そして脳や体の発達障害へと繋がります。

 

 

ミレニアム開発目標MDGsと持続可能な開発目標SDGs

 

しかし、急性栄養不良のように目に見えて顕著にその症状が現れるわけではないため、慢性栄養不良の問題は、長い間深刻な課題として認識されてきませんでした。例えば、2000年に国際社会が達成すべき目標として設定されたミレニアム開発目標「MDGs」において、この「栄養」に関するゴールはありません。その反省を活かし、2015年に新たに制定された持続可能な開発目標「SDGs」のゴール2において、あらゆる形態の「栄養不良」を撲滅することが、2030年までに達成すべき目標となりました。

 

私達は、2009年からザンビアにおいて、この「栄養不良」問題に取り組んでおります。そして、本プロジェクトで集めた資金を活用して、2020年までにザンビアの特定地域において、慢性栄養不良率「0%」を達成するモデル村を作り上げる計画です。見えない飢餓の撲滅は、単純に栄養問題の解決のみならず、将来を担う子供達の健康的な発育を通し、人生を豊かにし、ひいては将来の国づくりにも繋がります。

 

クラウドファンディングの締切まで、後10日!!

本計画の達成に向け、みなさん、是非とも御支援を宜しくお願い致します!!

 

参考

  1. https://readyfor.jp/projects/alliancespirulina
  2. http://www.allianceforum.org/nutrition/
  3. http://ja.wfp.org/hunger-jp/stats
  4. http://ja.wfp.org/hunger-jp/fmalnutrition
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