「肝高の阿麻和利」20年の志を子どもたちに！初の茨城公演開催

宮沢和史さん関東ツアーの応援に喜んで協力！

■2019年6月14日（金）

「肝高の阿麻和利」オリジナル演出の平田大一、今の演出の蔵當慎也と、ヒット曲「島唄」で知られる、アーティスト宮沢和史さんが、ミーティングを開催。阿麻和利舞台の周知に喜んで参加して下さいました。

■長崎で開催されてきた伝説の音楽フェスの中心メンバーであった故東濱弘憲さんを偲ぶ書籍の中で、宮沢和史さんがインタビューで阿麻和利舞台のことに言及していますので、エールに代えて応援メッセージとして抜粋してご紹介します。

〈島唄よ風になれ！ー「琉球の風」と東濱弘憲ー／2013年9月29日発行／「琉球の風」実行委員会 編〉

書籍／111ページより

「例えば、沖縄の中でも、本島に勝連という地域があります。勝連城跡が世界遺産になっていますけど、勝連城の城主だった阿麻和利は、首里に刃向かった謀反者と、歴史上ではなっていますが、阿麻和利って、本当はどんな人物だったのか。そのストーリーを平田大一君が掘り起こして『肝高の阿麻和利』という組踊に仕立てたんです。

組踊というのは、歌って踊る、沖縄版のミュージカルですね。それを子どもたちが、本当に目をキラキラさせて踊る姿を見て感動しました。それが十四年続いているんです。今では違う地域から勝連に通って参加する子どもたちも増えてきた。それをサポートする大人たちも、自分たちの土地に対する愛着、誇りが育っていくようで、とても文化的に盛り上がって、沖縄の中でもスポットが当たっているんですね。

十四年ですよ。十四年で街って変わるって思ったんですよ。

（中略）

（島唄を発表してから）この二十年間沖縄で感じたのは、自分が生まれた島に誇りを持つこと、そこに愛情を持って、そこで何が行われてきたかってことを知ることが大切であること。歴史の物語の中で、理由があって、自分が誕生するわけですから。」

（書籍『島唄よ、風になれ！／第四章 賛同し結集するミュージシャンたち』より）