高校生に 、来てよかった」と 思ってもらえますように・・・│巣立ちプロジェクト活動報告１＠千葉（日）

初めて「巣立ちプロジェクト」に参加し、高校3年生の子どもたちと一日を過ごしました。当日は「どんな子に会えるのだろう」と胸を弾ませながら会場へ。

私がそっと座った席は男子4人。

最初は緊張して「帰りたい」と今の気分を書く子もいましたが、趣味や気分を共有するうちに次第に笑い合える雰囲気が生まれていきました。

強制参加ではなく、自分の意思で来てくれたことが嬉しく、「絶対に来て良かった」と思える時間にしてほしいと願い、自分のキャラを前面に出して本音トークを重ねたことで打ち解けられたのが良かったです。

アイスブレイクではシャイな子もいれば、フレンドリーな子もいて、それぞれの個性が光っていました。ゲームでは「4W1H」や連想ゲームに挑戦。子どもたちは私の年齢に合わせ「ドラえもん」や「嵐」など、わかりやすい答えを選んでくれ、自然に距離が縮まっていきました。ときには「子ども扱いされてる？」と思う場面もありましたが、それも笑い合えるきっかけとなり、空気が和みました。

昼食では、最初は不安と書いていた子が、就職や夢を語ってくれたり、緊張が解けてパンを次々と5個も頬張り「めっちゃ食べるね！」と笑い合ったり。

千葉から片道1時間以上かけて来ている子もいて、そのたくましさに感心しました。

高校生といえば自分が子どもの頃を思い出しますが、彼らは大人びていて、むしろ学ばされる場面が多かったです。

午後の価値観カードでは「今の不安」「将来の夢」「大事にしたいこと」を真剣に話し合い、それぞれの選んだ理由を丁寧に共有。最後には同じ価値観を持つ人を探して歩き回り、自然と一体感が生まれました。6時間のプログラムはあっという間で、終わってみれば私自身が多くの希望や知恵、そして笑顔をもらいました。

「外の世界には不安だけでなく、こんな大人もいる」「困難に出会っても前に進める」と少しでも感じてもらえたら嬉しいです。現実には生活は簡単ではないでしょうが、参加で得られるポイントを使って必要な品物を選べる仕組みは素晴らしい支えになると実感しました。

寄り添う時間を持てるボランティアだけでなく、直接関われない方も「寄付」という形で応援できます。子どもたちが安心して自立に向かえるよう、多くの方にこの活動を知っていただきたいと思います。

まだ1回目の参加ですが、すでに「出会えて良かった」「一期一会を大切にしたい」と強く感じました。盛り上げてくれた子どもたち、一緒に支えてくださった仲間、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

カカオ

会社員です。趣味は喋ること、食べること、国内海外旅行です。