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夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい

夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
このプロジェクトでは無期限で寄付を募集しています。「毎月」のコースで支援した場合、すでに完了した決済をキャンセルすることはできませんが、将来の決済を解約することができます。

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プロジェクト本文

風テラスについて

私たちNPO法人風テラスは、性風俗の世界で働く女性の無料生活・法律相談窓口を運営している非営利団体です。

 

2015年から、「風俗と福祉・司法をつなぐ」そして「風俗と社会をつなぐ」というビジョンの下、弁護士とソーシャルワーカーのチームで、性風俗の世界で働く女性の悩みや困りごとに寄り添い、解決策を提案するお手伝いを続けてきました。

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

2023年7月現在、全国で約45万人の女性が、性風俗産業で働いていると言われています。

 

世間的には「遊ぶ金欲しさで働いている」と思われがちですが、大半の女性は、他の仕事と同じように、毎月の生活費や学費、子どもの養育費のために働いています。

 

また「楽して高収入を得られる仕事」と見られがちですが、収入は客数や指名の数によって日々変動するため、決して誰もが稼げる仕事ではありません。

 

そんな彼女たちの姿が、私たちの目に映ることはほとんどありません。現在の性風俗業界は、無店舗型のデリバリーヘルス(通称デリヘル)が主流であり、お客の待つホテルや自宅に女性が派遣される形になっています。 

 

店舗の看板もなく、インターネットでの集客・求人が中心になっているため、女性たちがいつ・どこで・どのように働いているかは、外からは全く分かりません。

 

そして、性風俗の仕事で働いていることを隠している女性が大半であるため、彼女たちは「見えない」存在になっています。

 

新型コロナによる社会的な自粛・休業の拡大と、それに伴う経済状況の悪化は、こうした「見えない」女性たちの生活にも大きな影響を与えています。

 

性風俗の仕事で得られる現金日払いの収入によって生活を維持していた人は、家賃やカード、携帯代などの毎月の支払いができなくなり、一気に生活困窮の状態に追いやられています。

 

「働いていることを言えない」「身バレが怖い」という理由で、他人や行政とつながることができず、社会的に孤立してしまう女性も少なくありません。

 

 ●子の学費、親の介護を風俗で支える (40代、シングルマザー)

高校生の子どもと、介護が必要な高齢の母親との同居です。 親の介護のためフルタイムの職にはつけません。子どもの学費と生活のため、短時間で高収入を得られるデリヘルでどうにか家計を回しています。 しかし、コロナの影響で仕事が無くなり、生活が成り立たなくなってしまいました。 出勤しないと家族を養えない。子どもも進学できない。 しかし、風俗で働いていることを知られるのが怖くて、他の人に相談することができません。

 ●軽度知的障がいを抱えながら風俗で働く(30代、独身)

Uさんは子供の頃から何かを覚えることが苦手でした。
中学校を卒業後にアルバイトを転々としてきましたが、どれも長続きしません。
今は昼間は派遣で介護の仕事をしています。でも、自分でお金の管理ができないため、カードローンの負債は100万円を超え、利息の支払いで精一杯。
生活のため、土日に格安のデリヘル店で働くことにしましたが、月に数万円程度の収入にしかなりません。
知的障がいがあるにもかかわらず、彼女は医療にも福祉にもつながっていません。 

 

 

 

2015年10月に事業を開始して以来、風テラスには、全国で合計9,800名以上の女性からご相談が寄せられました。

 

それでも、私たちが支援を届けることができた人数は、性風俗業界で働く女性全体=約44万人という規模からみれば、ほんのわずかです。

 

性風俗の世界で働く女性たちに対する支援やサポートはまだまだ不足しています。「自業自得じゃないか」「自己責任だろう」といった言葉で切り捨てられてしまうこともあります。

 

福祉や司法の世界においても、風俗に対する偏見や差別、無理解などのために、この領域に関わる支援者や団体はまだまだ限られているのが現状です。

 

私たちは、こうした現状を少しでも改善し、見えづらく、つながりづらい世界で働いている女性たちが、必要に応じて適切な支援・専門職・窓口につながることのできる仕組みを作っていきたいと考えています。

 

 

 

プロジェクト内容

 

風俗の世界で働く女性の社会的孤立を解消するための仕組みを作ることを目指します。

 

1.「入口」の支援・・・情報提供、啓発マンガ

 

●風俗女子のお悩みを解決する啓発マンガ「あしたの嬢」

 

 

「高収入」という求人情報に惹かれて、あるいは友人に誘われるまま、性風俗の仕事に関する知識や情報を全く持たずに、この業界に入ってくる女性も少なくありません。

 

店舗とのトラブル、性暴力、性感染症、ネットの誹謗中傷などのトラブルが起こった際の対処方法や、税金や社会保障の仕組みを知らないと、後々大きな問題に発展してしまうことがあります。

 

風テラスでは、働く女性が現場でぶつかるトラブルへの対処法を、マンガの形でツイッター公式サイトYouTubeチャンネルで発信しております。

 

 

「性風俗の仕事で働くことを否定も肯定もしない」という立場から、現場の女性たちに「困った時に役立つ適切な情報を届ける」というスタンスを意識しています。

 

●LINEチャットボットでの情報提供

 

24時間365日、LINEチャットボットで、性風俗の現場で起こりがちなトラブルの解決法や情報提供を行っています。

 

 

2.「中身」の支援・・・働くリスクを減らす

 

●弁護士・ソーシャルワーカーによる生活・法律相談

 

借金、離婚、DV、店舗とのトラブル、ストーカー、ホストの売掛、ネットの誹謗中傷、性暴力被害、メンタルヘルス、社会保障の手続き、子どもの学費など、様々な生活・法律相談に応じています。

 

(弁護士・ソーシャルワーカーの相談員による、LINE通話での相談対応の様子:撮影 風テラス)

 

利用者の声

「先日はありがとうございました。その後、生活保護も決まり、自己破産に関しても弁護士の先生にお世話になり順調に進んでいます。まだまだ道半ばですが、早く普通の生活に戻れるよう、がんばりたいと思います」(30代・ソープ)

「本当に相談させて頂いて良かったと思いました。コロナの中、仕事を続けることに対する恐怖心がとても強かったので、感謝の気持ちでいっぱいです」(40代・デリヘル)

 

※YouTubeの人気チャンネル「ホンクレch-本指になってくれますか?-」にて、風テラスの活動と相談員の声が紹介されています。

 

●無料の食料支援

 

性風俗の世界で働いている女性の中で、生活に困窮している単身世帯やひとり親世帯の方々に、お米・お菓子・インスタント食品・生理用品などの詰め合わせを無料で発送しています。

 

2022年は、1年間で257世帯(前年の2倍以上)に食料をお届けしました。

 

 

 

新潟県では、新潟県フードバンク連絡協議会と連携して、県内の性風俗店にお米などの食品と生理用品を配達する「にいがた夜食便」を行っております(2021年8月~2023年3月末まで)

 

 

 

 

●利用者の方からのお礼メッセージ(一部)

 

 

 

●当事者の女性たちが集い、話し合える自助グループの運営

 

 

夜の世界で働く女性たちが、自分自身の気持ちや悩みを安心して話せる場として、LINEのグループ通話を活用したオンライントークスペース「女の子たちの60分フリー」を定期的に開催しています。ツイッターのスペースを活用した、誰でも参加可能なオープンな場での開催も並行して行っています。

 

 

3.「出口」の整備・・・「風俗の仕事を辞めた後」の支援

 

他の支援団体や医療機関、及び専門職や連携先とのつながりによって、風俗の世界で働く女性に対して、入り口から出口までの全てのポイントで、切れ目のない支援を行う仕組みをつくることを目指します。

 

●一年間に3000人の生活・法律相談+300世帯への食糧支援を行うために必要な費用


 ・弁護士への謝礼                                     20万円×12か月=240万円
 ・ソーシャルワーカーへの謝礼                                                 17万円×12か月=204万円
 ・相談受付事務の人件費             15万円×2名×12か月=360万円

 ・インターン謝礼                       1万円×12ヶ月=12万円

 ・SNS相談の通信費              1ヶ月1万3千円×12ヶ月=15万6千円

 ・対面相談の会場レンタル代                1ヶ月1万円×12ヶ月=12万円
 ・啓発マンガの製作費              1話につき6万円×年12回=72万円

 ・啓発マンガの発送費                     360円×200冊=7万2千円

 ・食糧支援の発送費・食品購入費   1世帯3,000円×毎月25世帯×12か月=90万円

 

 合計 1012万8千円

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

前述の通り、新型コロナの影響が問題になり始めて以来、風テラスには、全国から多くの相談が寄せられています。

 

 

コロナ禍での風テラスの支援活動、詳しい相談データは、『性風俗サバイバル 夜の世界の緊急事態』(ちくま新書)に掲載しております。

 

一方で、支援団体の体制もまだ盤石ではないため、対応できる相談件数にも限りがあります。

 

長期化が予想されるコロナ禍の中で、安定した相談体制を維持・継続していくためには、支援団体の財政基盤と人員体制を強化していくことが欠かせません。

 

性風俗の世界で活動している支援団体には、まだまだお金や支援が集まりづらい状況にあります。

 

コロナ禍で生活に困っている一人でも多くの女性に支援を届けるための活動資金を集めると同時に、広報活動や政策提言を通して、「見えない孤立」を解消するための支援の必要性を社会に訴えていきたい、と考えています。

 

今回のプロジェクトでは、性風俗の世界で働く約44万人の女性の1割=4万人の女性に対して支援を届けること、そのための体制を作ることを目標にしています。

 

ご支援で実現できること ※1年間のご寄付で実現できること

 ●月500円で 2世帯の母子家庭に、18食分の食事を届けることができます
 ●月1,000円で 4世帯の母子家庭に、36食分の食事を届けることができます

 ●月3000円で、12世帯の母子家庭に、144食分の食事を届けることができます
 ●月5,000円で 4人の女性に生活保護の申請同行を行うことができます
 ●月10,000円で 1か月(4回)の相談会を開催し、20人の女性を必要な支援につなぐことができます

 ●月30,000円で 啓発マンガ(6話分)を制作し、全国の女性たちに必要な情報を届けることができます

 

4万人の女性を支援する体制を作ることができれば、孤立している女性の役に立てるだけでなく、これまで性風俗の世界を「見えない」世界へと追いやってきた私たちの社会の在り方を問い直し、福祉や行政の在り方の見直しや政策提言につなげることで、状況を大きく変えることができる、と私たちは考えています。

 

 ⇒現場で働いている学生インターンの声はこちら

 

代表者からのメッセージ

 

 

坂爪真吾(さかつめ・しんご) NPO法人風テラス 理事長

 

私が風テラスを立ち上げるきっかけとなったのは、2015年に東京・鶯谷の激安デリヘル店を取材で訪問したことです。

 

雑居ビルの中にあるお店の待機部屋には、生活困窮・多重債務・DV被害・発達障害・軽度知的障害・精神疾患など、様々な困難や課題を抱えた女性たちが集まっていました。

 

明らかに福祉的・法律的な支援が必要にもかかわらず、彼女たちの多くは、公的な支援をほとんど受けられていない。仕事のことを誰にも話せないため、行政にも、支援団体にも、どこにもつながれない。 「この待機部屋に、彼女たちを適切な支援につなぐソーシャルワーカーがいれば・・・!」と痛感しました。

 

そこで、知り合いのソーシャルワーカーと弁護士に声をかけて、店舗の経営者の方のご協力を頂いた上で、お店の待機部屋で女性向けの無料生活・法律相談会を開催したのが、風テラスの始まりです。

 

開始から約8年で、1万人を超える女性の相談を受けることができました。しかし、約45万人もの女性が働いている性風俗の世界には、社会的に孤立し、誰ともつながることのできていない女性たちが、まだまだ大勢存在しています。

 

一人でも多くの女性とつながり、彼女たちの孤立を解消するため、あなたの力を貸してください。

 

あなたの温かいご支援、お待ちしております。

 

■受賞歴

 

 2023年2月 新潟県弁護士会人権賞

 

■最近のメディア掲載

 

 ・2021年6月1日 朝日新聞交論「社会の中の性風俗業」

 ・2021年7月1日 「風テラス」弁護士に聞く「違法行為」の対処法

 ・2021年12月3日 朝日新聞 性風俗店で働く女性に食料品を 支援団体「悩み吸い上げたい」

 ・2022年3月5日  北海道新聞で「あしたの嬢」が紹介されました

 ・2022年5月10日 東京新聞などに、NPO法人化の記事掲載

 ・2022年12月19日 新潟日報に記事掲載

 

 ・2023年1月23日 NHK「“逃げられない” ホストクラブ通いと売春 困った時どうすれば」

 ・2023年3月20日 毎日新聞で風テラスの活動が紹介されました

 ・2023年3月20日 朝日新聞「ホストの売掛」問題にコメント掲載

 ・2023年3月22日 TBS NEWS DIGの記事にコメント掲載

 ・2023年3月30日 弁護士ドットコムニュース「ホストの売掛問題」解説記事掲載

 ・2023年4月12日 HBC北海道放送『今日ドキッ!』で、札幌での活動紹介

 ・2023年5月28日 HBCドキュメンタリー「閉じ込められた女性たち〜孤立出産とグレーゾーン〜」(YouTube動画)に協力

 

<留意事項>


・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

 

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
風テラス
団体の活動開始年月日:
2015年10月4日
団体の役職員数:
10〜29人

活動実績の概要

風テラスは、生活困窮や多重債務、精神疾患、DV・盗撮・性暴力被害などの重大な課題に直面しているものの、性風俗で働いていることを誰にも言えず、どこにも相談できないまま孤立している女性たちに対して、弁護士とソーシャルワーカーのチームで、福祉的支援と法的支援の両面から支援を行っています。2015年10月から6年間で、累計7,032人のご相談を受けました。相談現場から得られた知見や解決の方向性を書籍化し、新書4冊・法律専門書1冊を刊行しています。LINE(友だち約2200人)やツイッター(フォロワー数約8400人)などのSNSを通して現場の女性たちとつながり、必要な情報や支援を届けています。

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コース

500円 / 月

毎月

ワンコインで支援!コース

ワンコインで支援!コース

●月500円で 2世帯の母子家庭に、18食分の食事を届けることができます。

●毎月、活動報告メールをお送りいたします

1,000円 / 月

毎月

スタンダードコース

スタンダードコース

●月1,000円で 4世帯の母子家庭に、36食分の食事を届けることができます。

●毎月、活動報告メールをお送りいたします。

3,000円 / 月

毎月

シルバーコース

シルバーコース

●月3000円で、12世帯の母子家庭に、144食分の食事を届けることができます。

●毎月、活動報告メールをお送りいたします。

5,000円 / 月

毎月

ゴールドコース

ゴールドコース

●月5,000円で 4人の女性に生活保護の申請同行を行い、公的支援につなぐことができます。

●毎月、活動報告メールをお送りいたします。

10,000円 / 月

毎月

プラチナコース

プラチナコース

●月10,000円で 1か月(4回)の相談会を開催し、20人の女性を必要な支援につなぐことができます。

●毎月、活動報告メールをお送りいたします。

30,000円 / 月

毎月

ブラックコース

ブラックコース

●月30,000円で 啓発マンガ(6話分)を制作し、全国の女性たちに必要な情報を届けることができます。


●毎月、活動報告メールをお送りいたします。

プロフィール

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