社会に支えてもらった経験が、今の私を導いている｜サポーター紹介＠千葉（日）ブランチ

 

▮社会貢献への想い

チョコレートが大好きなカカオです。

アメリカで二人の子をシングルマザーとして育て上げ、2020年末に日本へ帰国しました。アメリカでは子どもたちはお父さんとお母さん、それぞれの家庭や価値観を行き来しながら、立派に成長して社会に貢献できる大人になってくれました。

 

帰国の頃から、「もう自分では子どもを産める年代ではないけれど、子育ては本当に楽しい。だからいつか里親になりたい」という気持ちを抱くようになりました。

子どもの成長は自分自身の成長でもあり、学びの連続です。自分の子どもに与えられたものを、他のお子さんにも届けたい。

そして自分もまだまだ成長したい――そんな思いから里親を目指しました。

 

実は私たちはDV被害を受け、アメリカでDVシェルターに身を寄せていた時期もあります。同じ境遇のシングルマザーや女性たちと共同生活をしながら、外部のボランティアや施設の方々、さらに企業やドナーの方々の金銭的な支援を受け、安全な生活を取り戻すことができました。

 

その時に感じた「支えてもらえた経験」は今も忘れられず、いつか自分も社会に恩返しをしたい、貢献をしたいという強い思いにつながっています。

 

▮巣立ちプロジェクトとの出会い

日本で里親制度について調べたところ、条件の一つに「パートナーと一緒に暮らしていること」とあり、説明会でも同じように伝えられました。そのため、パートナーとなる人とのお付き合いを試みましたが、うまくいかず一度は諦めかけました。

 

そんな時に出会ったのが「ブリッジフォースマイル」の巣立ちプロジェクトです。締め切り直前でしたがすぐに申し込み、必要な研修を終えて参加することができました。

 

▮巣立ちセミナー、初参加を終えて

初日を終えたばかりですが、高校生のみんなは時間をかけて心を開き、とてもフレンドリーに接してくれました。まるで友達のように私に合わせて話してくれ、今の状況や将来の夢を語ってくれた姿に感動しました。私自身も学ぶことが多く、「参加して本当に良かった」と心から思えました。

 

▮これからの思い

今後は、ブリッジフォースマイルで子どもをサポートする活動を広げていきたいと思っています。「B4S PORT（居場所）」で学生や若者たちと交流したり、助成金プログラムで海外留学を目指す学生のサポートをしたり、児童施設に出向いて勉強を教える機会などに、少しずつ参加していきたいと考えています。自分のキャリアや生活に無理のない形で、長い目で関わりを続け、子どもたちと本音で語り合える時間を大切にしたいです。

 

支えていただいた経験があるからこそ、今度は私が誰かの力になりたい――その気持ちを胸に、これからも活動に参加していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

カカオ

会社員です。趣味は喋ること、食べること、国内海外旅行です。