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バイオガスと植樹で、持続可能な環境をアフリカの貧国ブルンジに

ドゥサベ友香(旧姓坂野)

ドゥサベ友香(旧姓坂野)

バイオガスと植樹で、持続可能な環境をアフリカの貧国ブルンジに

支援総額

922,000

目標金額 1,440,000円

64%
支援者
81人
残り
17日
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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は12月26日(木)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

はじめに

 

こんにちは! ドゥサベ・友香(旧姓:坂野/ばんの)です。名古屋市出身で、縁あってアフリカのブルンジという国の零細農家に嫁ぎ、2016年に移住しました。ブルンジに永住した唯一の日本人です。3歳の娘の母親でもあります。

日本の会社の業務に遠隔で携わりながら、「環境」と「経済発展」をライフワークにラフィアヤシで編んだバッグを開発し、日本で販売しています。ブルンジでもメイドインブルンジ&エコ商品を扱う店を経営するほか、路上に暮らす母子の生活再建を支援する当国公認団体の代表も務めています。

 

ブルンジでは、国民の実に半数が、慢性的な栄養不足に苦しんでいます。これは、国民の90%以上が、自然環境に依存した農業で暮らしているにも関わらず、森林が伐採され続け、土壌流出や生態系の破壊が進み、結果的に農業生産が低下しているところに大きな原因があります。

 

森林で伐採が続けられている理由として、国民のほとんどが、薪調理のために木々を伐採している現状があるからです。そこで、環境負荷が小さく、健康被害ももたらさない、バイオガス技術を広めたいという思いに至りました。バイオガスとは、家畜の糞から生成するガスであり、調理用ガスの代替となります。また、植樹も行い、山々の回復を図ります。

 

今回、クラウドファンディングでご支援いただいた資金は、バイオガスプラントの設置と植樹費用に充てさせていただきます。ブルンジというアフリカの小国の環境を保全し、農業を基盤とした国民の生活を持続可能なものにするために、ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

仲間たちと

 

国民の9割が家族農業。環境破壊と飢えの連鎖

 

ブルンジは、東アフリカに位置する小さな内陸国です。北海道の3分の1ほどの面積の丘が連なる国土に約1,200万人が暮らしています。

産業は発展しておらず、国民の9割以上が家族で農業を営み、生活しています。ほとんど灌漑されておらず、自然環境に依存した伝統的な農業です。人口密度が非常に高いので畑はとても小さく、生きるために急な斜面まで耕されています。

 

急な斜面に耕されています

 

一方、建築や木工、そして調理用の炭や薪のために丘の木々は伐採され続けています。そのため、伐採が進むにつれ、土壌流出(土の栄養の流出)や水源の枯渇、生態系の破壊が深刻になっています。

 

このような環境破壊は農業生産性低下の大きな原因となり、伝統的な農業に依存せざるを得ない大多数の国民の飢えに直結しています。さらに、伐採によって度々引き起こされる土砂崩れなどの災害も生活を苦しめています。

結果として、国民の半数が慢性的に食糧供給が不安定であり、国民のほとんどが自給農民にも関わらず、食料生産は1人あたり55日分/年(参照:国連食糧農業機関2018)しかないという世界で最も飢餓が深刻な国となっています。

 

農業生産性や生計を向上させるための取り組みは、援助機関によって各地で実施されていますが、これを享受できるのは国民の一部です。つまり、国民の大多数は、伝統的な農業に引き続き頼らざるを得ません。

 

ならば、自然環境を最善に保つことで、農業を持続可能にすることが多くの国民の生活を支えることになると私は考えています。

 

 

ほぼ全国民が調理に薪を利用。

自然破壊、女性の社会進出、子どもの教育機会を阻害、健康被害も

 

どうしたらブルンジで自然環境を回復、保全できるのでしょうか。

 

私は、国民のほぼ全員が、調理のために薪を使っていることに注目しました。ブルンジでは、ガスが普及しておらず、燃焼効率のいい炭はごく一部でしか使われていないため、焚き火のように調理するしか方法がないのです。

 

焚き火調理

 

薪による調理は、木々の伐採を促進すること以外にもデメリットが二つあります。

 

一つ目は、薪を得るために、子どもや女性たちが裸足で何キロも歩かなければならないことです。人口増加が自然の回復力を上回っているため、年々遠くへ薪を探しにいかなくてはならなくなり、歩く距離も長くなっています。薪の確保のために時間がかかれば、その分、女性の社会参加や子どもの教育が阻害されてしまいます。

 

二つ目は、健康被害です。ブルンジでは、屋外で調理することもありますが、雨期が9~4月と長く、屋内で調理することも多くなります。その結果、調理を担う女性や周りにいる子どもたちは特に、有害な煙を日々吸い込むことになります。煙は、目や呼吸器の健康を害すほか、生命を脅かすほど危険です。世界保健機関によると、こうした調理時の煙により、世界で年間400万人以上が亡くなっています 。(参照:世界保健機関2014)私自身が吸ってしまった際は、昼夜問わず激しい咳が2週間以上続きました。


薪調理は環境を破壊するだけでなく、大多数の国民の生活の重荷であり、人々の健康を害してしまう原因となっているのです。

 

バイオガスで、環境・暮らし・健康の課題を解決する


みなさんはバイオガスをご存知ですか。

 

バイオガスは、家畜の糞や生ゴミなどを発酵させて発生するガスのことで調理用のガスとして使うことができます。バイオガスは主にメタンと二酸化炭素から成ります。これは、糞などを放置した場合にも大気中に排出されるガスであるため、燃焼にあたり追加で二酸化炭素を発生させることがなく、また、肺疾患を引き起こすような有害物質の排出もありません。またガス生成後の糞は、従来通り肥料として使うため、一切無駄がありません。

つまり、バイオガスで調理すれば、環境を破壊せず、薪のように探しまわる必要もなく、有害物質も排出もされないのです。

バイオガスは、ケニアやルワンダをはじめとする近隣諸国では一般家庭レベルまで普及が進んでおり、調理用のガスや電力に使われています。しかし、ブルンジでは産業レベルのものが、2箇所程度しか導入されていません。さらに、バイオガスプラントを設置できるブルンジの業者はいません。

ブルンジでも太陽光発電や風力発電など持続可能なエネルギーへの転換は進みつつありますが、調理に関しては全く革新がありません。

このまま、薪調理を続けるわけにはいきません。誰かが変革をもたらさないといけません。そこで環境、人々の暮らし、健康と、複合的にブルンジの課題を解決できるバイオガスを普及させて、少しでもブルンジをよくしたいと思い立ちました。


しかし、一般の人々の月収は数百円から2~3千円程度とあまりにも低く、自助努力での拡大は困難な状況です。また、貧しい政府にも期待できません。

そこで、日本の皆さまのお力を借りることができる私と、大学で再生可能エネルギーを専攻した夫が協力して、このプロジェクトを実施したいという思いに至りました。

 

 

 

ブルンジ初の調理用バイオガスプラントを設置。
ブルンジの人が管理できるように訓練

 

バイオガスプラントの設置場所は、ブルンジ北西部の丘にある孤児院です。40人ほどの孤児と職員、そして周辺の貧困層の子どもたち100人以上を食べさせるため、周辺の木々を切って薪で調理しています。

 

森林伐採の現場


敷地内では、牛6頭や豚10頭、多数のヤギ、ニワトリ、ウサギなど多くの家畜を飼育しています。

今回設置するプラントは固定ドームタイプです。バイオガスプラント一つで、毎日牛9頭分の糞を処理して、4.5立方メートル分のガスを生成することができ、およそ24kg分の薪の代替となります。

プラントは、主に、①糞などの投入口、②発酵させるドーム、③調理用コンロへつながるパイプで構成されます。プラントは現地で調達できる材料のみを使って作ります。ブルンジには業者がいないため、隣国ケニアの「Takamoto Biogas」というバイオガス専門会社から技術者を招聘します。


技術者には約2週間滞在してもらい、設置から試運転までを依頼します。私の夫や孤児院の労働者など数人が同行し、設置からガス生成までの技術を習得します。ガスの効率的な生成は熟練の技術を必要とするため、後日改めて技術者を招聘し、実際のプラント運転の様子を見ながらさらに指導を受けます。

さらに、このプロジェクトでは植樹もあわせて実施します。

人口過密という状況、そして、ほぼすべての国民が毎日伐採を続けているという状況ゆえに、自然の回復が追いついていません。予断なしに進んでいる土壌流出の防止、生態系の保全、それらの成果としての農業生産性の向上など、複合的にすぐに地域住民が裨益するよう周辺地域に苗木5,000本を植えたいと思います。

植樹経験のある学校と住民から信頼が寄せられているカトリック教会が呼びかけ人となり、生徒や地域住民たちおよそ1,000人が協力して、雨期の前の8月から順に植えていきます。苗木は、生態系保全のため、在来種を4種を選びました。植樹場所は、孤児院周辺の山や、住民の家や畑周辺などの生活の場をとします。

 

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バイオガスプラントイメージ図

 

 

持続可能な環境と暮らしのために、
ずっと幸せに暮らせる国をつくりたい。

 

このプロジェクトをモデルとして位置づけ、私と夫の人生を通して、ブルンジ全国へ習得した技術や知見を広めていきたいと思っています。

 

まずは、大量に調理のための燃料が必要で、なおかつ家畜がいる孤児院や学生寮などにバイオガスプラントを導入する予定です。その際、各設置場所の地域住民に対して、設置から運転にかかる技術を移転し、全国各地に技術者を育てていきます。ケニアやルワンダなどのように、自然発生的に一般家庭にまでバイオガスプラントが普及することが長期的な目標です。

 

さらに、自治体に働きかけながら、土壌流出防止のための土壌保全工(テラス)を形成しつつ植林を続けていきたいと考えています。

 

今後の活動は、当地で活動しているNGOと協働するほか、私が代表を務める公認団体の事業として助成金を獲得するなどして必要な資金を集めたいと思います。


ブルンジに生きる一人の大人として、子どもや孫、その先の代も、ずっと子孫が幸せに暮らせる国をつくりたいと思います。どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

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孤児院のみんなと

 

 

お礼にブルンジのクラフトバッグなどを贈ります。

 

ご支援いただいた方へのリターンとして、バッグや服などをご用意しました。すべて、ブルンジの人たちが手作りしたものであり、かつ、地元の素材を使った環境への負荷が小さいものです。

 

ブルンジでは収入の機会が非常に限られているため、今回のプロジェクトを活用してリターンで少しでも雇用機会を提供したいと思います。日本のみなさんにお使いいただくことで、作り手たちの自信や尊厳にもつながります。ぜひ、ブルンジの人たちの心のこもった手作り品を楽しんでいただければと思います。

 

発送については、2020年9月頃に日本へ帰国するタイミングで、日本国内で発送作業を行います。

 

 

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プロフィール
ドゥサベ友香(旧姓坂野)
ドゥサベ友香(旧姓坂野)
ブルンジに永住した唯一の日本人、一児の母。 名古屋市出身、広島市立大学卒、神戸大学大学院国際協力研究科修了。 日本の開発コンサルタント会社の業務に在宅で従事しています。 仕事の傍らで、ブルンジの一部地域に伝わるラフィアヤシ編みを発展させ、バッグを開発しています。 メイドインブルンジ&エコをテーマにした店をブルンジで経営しています。 →https://web.facebook.com/thebestforburundi/ ブルンジ国認定団体の代表を務め、路上の母子の生活再建を支援しています。 →https://www.facebook.com/burundijapanfriendship 人・食べ物・気候が最高なブルンジが大好きです。 母になってより一層、ブルンジの今と未来について真剣に考え、行動するようになりました。

リターン

3,000

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お気軽ご支援

・御礼のメール
バイオガスプラント設置や植樹の様子に、地域住民の感想を沿え、写真付きのメールでご報告させていただきます。

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する

10,000

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<リターン不要の方向け>ブルンジ全力応援

・御礼のメール
バイオガスプラント設置や植樹の様子に、地域住民の感想を沿え、写真付きのメールでご報告させていただきます。
・子どもたちからのメッセージ動画

支援者
28人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する

15,000

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リサイクルビニール袋リサイクルビーズ製ブレスレット

・御礼のメール
・ビーズ製ブレスレット

国中至るところに散乱し、土壌や水質汚染を引き起こしているビニール袋を、若きブルンジ人アーティストがスタイリッシュなブレスレットへ変貌させました。
「環境」を身近に感じられるアイテムです。

素材:ビニール袋、ビーズ

※色のご指定はできません

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する

20,000

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アフリカンプリント製ショップバッグ

・御礼のメール
・アフリカンプリント製ショップバッグ
「アフリカンプリント」と呼ばれるカラフルな布で作ったバッグです。ブルンジではコットン栽培から紡績、綿織り、プリントに至るすべての工程を国内で行っています。アフリカでは非常に珍しく貴重な産業であり、ブルンジの誇りです。

バッグの製作は、貧困層のお母さん、お父さんたちが担います。明るい気分で、エコにお買い物を。

素材:綿100%
構造:二重
大きさ:縦40cm、横30cm、マチ20cm、持ち手50cm

※色や柄のご指定はできません
※色留めを行いますが、非常に色落ちしやすいため、濡れた場合は他のものへの色移りにご注意ください
※色落ちを防ぐため、洗う頻度を極力減らし、手早く手洗いの上、影干しください

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する

25,000

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アフリカンプリント製男性シャツ

「アフリカンプリント」と呼ばれるカラフルな布で作ったシャツです。

ブルンジではコットン栽培から紡績、綿織り、プリントに至る全ての工程を国内で行っています。アフリカでは非常に珍しく貴重な産業であり、ブルンジの誇りです。

明るい気分で、エシカルなスタイルを。

素材:綿100%(生地は伸びません)
サイズ:M
形:半袖、襟・胸ポケット付き、ボタン前締め

※写真は長袖ですが、お届けは半袖のものになります
※色や柄のご指定はできません
※色留めを行いますが、非常に色落ちしやすいため、濡れた場合は他のものへの色移りにご注意ください
※色落ちを防ぐため、洗う頻度を極力減らし、手早く手洗いの上、影干しください

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する

30,000

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ラフィアヤシ編みバッグ

ブルンジの一部地域の男性に伝わるラフィアヤシ編みを発展させ、バッグを作りました。
山間部の貧困層のお父さんたち10名が作っています。

エコでエシカルなスタイルを。

本体:ラフィア
持ち手:牛本革
内布:ブルンジ産アフリカンプリント、ポケット付き
サイズ:縦30cm、横37cm、持ち手50cm

※持ち手の革は黒または茶色です。色はご指定できません
※内布の色や柄のご指定はできません
※内布は色留めを行いますが、非常に色落ちしやすいため、濡れた場合は他のものへの色移りにご注意ください

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年9月
このリターンを購入する
プロフィール
ドゥサベ友香(旧姓坂野)
ドゥサベ友香(旧姓坂野)
ブルンジに永住した唯一の日本人、一児の母。 名古屋市出身、広島市立大学卒、神戸大学大学院国際協力研究科修了。 日本の開発コンサルタント会社の業務に在宅で従事しています。 仕事の傍らで、ブルンジの一部地域に伝わるラフィアヤシ編みを発展させ、バッグを開発しています。 メイドインブルンジ&エコをテーマにした店をブルンジで経営しています。 →https://web.facebook.com/thebestforburundi/ ブルンジ国認定団体の代表を務め、路上の母子の生活再建を支援しています。 →https://www.facebook.com/burundijapanfriendship 人・食べ物・気候が最高なブルンジが大好きです。 母になってより一層、ブルンジの今と未来について真剣に考え、行動するようになりました。

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