
支援総額
目標金額 1,800,000円
- 支援者
- 136人
- 募集終了日
- 2020年8月31日
奨学金で支援しているリンナちゃんのお話(前編)
おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。娘の短い夏休みも終わり今日が始業式。いつも通りの毎日が戻ってきました。
今日は安田がずっと奨学金で支援しているリンナちゃんについてお話ししたいと思います。彼女はいま、高校2年生。最初に会ったときは中学1年生。もう5年経ちました。
カンボジア自転車プロジェクトの活動を始めたきっかけの話は何度かしました。2015年に初めてカンボジアを訪れたとき、「なんでこんなことになってるねん!」と大きな衝撃を受けて始まったんです。その2015年、カンボジアを訪れる目的はEDFカンボジアのアテンドでスタディーツアーを組んでもらい、奨学生のリンナちゃんに会いにいくことでした。2015年から毎年会いに行ってるので、そのときのブログ記事を引用しながら当時を振り返りたいと思います。
2015年の訪問(中学1年生)
スタディツアーの1日目。コンポンチュナン州コンポントララッチ郡の中学校2校、そしてそれらの学校に通う貧困家庭の子どもたちを訪問しました。そのうちの1つがリンナちゃんだったわけです。

当時、11歳の女の子です。うちにも娘がいるので、女の子がいいのではとダルニー奨学金の事務局の方でご配慮いただきました。
このあたりの家庭は籐工芸で現金収入を得ているところが多いのですが、リンナちゃんは獲ってきたカニを売ったり、この写真のようにハーブ(妊婦さんにいいっていうことだったので葉酸が含まれているのでしょうか・・・)を加工するなどして生計を立てていました。

リンナちゃん、お兄さんとおばあさんと記念撮影。

「3年間、何がなんでも奨学金サポートを続けるので、勉強して、可能性を広げて、幸せになってください!!」とお伝えして別れたのでした。今こうして写真を見ると、リンナちゃん小さい・・・と書いていて気が付きました。娘はいま11歳。ちょうど同い年の頃ということになりますね。
2016年の訪問(中学2年生)
1年後の訪問です。2015年の訪問では色々コミュニケーションを試みたのですが、置かれた状況の厳しさか笑顔を一度も見せませんでした。リンナちゃんに直接会うことができて、絶対に奨学金を止めないことを誓いました。やめたら学校に通えない。一生笑わないかも・・・と感じたからです。
1年経ってどうなのかなぁとドキドキと不安が入り混じりながら・・・でももう昨日一回会ってるんです。そう自転車プレゼントしたときに。写真撮影の方で忙しかったので話もできなかったのですが、そのときも表情は硬いままでした。
で・・・お宅訪問したときに家から出てきたこの子を見て実はなんというか泣けてきました。

それは照れ臭そうにはにかみながら、でも笑顔で登場してくれたからです。しかも背が伸びてる!表情もやわらかい!とっても本当にうれしかったです。
もう話をするのが楽しくって楽しくって。「なんでおいらクメール語話せないんやろう・・・」って残念になるぐらい。このときに「クメール語勉強したいなぁ」と思ったんです。
当時リンナちゃんは中学2年生。「将来は先生になりたい!」と言っていました。今は違う夢を追っかけているリンナちゃんですが、学校に通い将来の夢を語りながら笑っている。それを奨学金や自転車が支えているのです。
この年は自転車プロジェクト元年。当然リンナちゃんにも自転車がプレゼントされました。これまでお兄ちゃんと2人乗りで1台の自転車を使っていたのですが、今回の自転車プレゼントでマイカーならぬマイチャリで通えるようになりました!

といったところでお兄ちゃんが学校から帰ってきました。彼もダルニー奨学金で学校に通っています。日本のどこかに安田と一緒にこの兄妹を支えてる奨学金ブラザーがいることになります。

最後に記念写真。2015年のときの写真と比べてお兄ちゃんもリンナちゃんも背が伸びてることがわかると思います。安田の顔の位置と比べて下さい。決しておばあちゃんと安田が縮んだわけではありません!
2017年の訪問(中学3年生)
3回目のリンナちゃん訪問。当時、中学3年生でした。

なんだかとってもお姉さん。
「ソクサバーイティアテー?(元気にしてる?)」
「チャー、ソクサバーイ(はい、元気です!)」
あっ、会話成立した!!!クメール語勉強してきて良かった!!!

彼女はこれまで通り家の手伝いをしながら学校に通っています。最初に来た時にも見せてくれた薬草茶用のハーブ集め。これも続けているそうです。
でもずっと育てていたたくさんの鶏が病気になって全滅してしまったそう。また一から育てているのだとか。
で、学校生活のことも聞いてみました。
すると・・・

チャンディさんも安田も困り果てた顔してるでしょ・・・泣いちゃったんです。中学3年生だからこの年で奨学金は終わりです。
それで「もっと勉強続けたい・・・」って泣いちゃったんです。
で、世の中の男すべては女性の涙にはタジタジで、この困り果てた顔です。
「泣かないで、そのことを話しに来たんだから」と伝えて少し落ち着いてもらいました。
私は奨学金支援を日本の民際センターさんを経由して行っています。しかし民際センターさんは中学生が主な支援の対象です。でもチャンディさんに相談したら、まだ道はあるとのこと。事前に民際センターさんにも確認とって、それはチャンディさんと直接話してくださいと承諾を得ていました。
もちろん、高校に行くには試験にパスしなければなりません。高校は中学同様遠いのですが通えない距離ではないそうです。通えない距離であれば寮に入る必要がありサポートに必要な奨学金は何倍にも膨れ上がります。
そう、彼女には自転車プロジェクトで自転車をプレゼントしていました。それが彼女を高校に行くことに近づけるのです!!
まずは試験に合格できるようにがんばって!!
奨学金は何とかなる。何とかしてみせるよ!!

というわけで何とか笑顔に戻ってもらって、ふたたび色々話を聞いてみました。こちらは隣に住む女の子。数日前に走ったアンコールワットハーフマラソンでゲットしたLEDランプをおもちゃ代わりにプレゼント。めっちゃよろこんでくれました!!

そして家庭訪問のお礼のプレゼント。おばあちゃんも元気そうです(^^)
で、お隣さんも一緒に写真撮影。昨年プレゼントの自転車もきれいに使ってくれていました。

ところで、お兄さんは中学校を卒業してプノンペンで氷を販売するお店で働いているとのこと。一か月の収入が100ドル。ときどき帰ってきて家族のためのお金を置いていってくれるとのこと。そして彼女も兄がプノンペンにいるので、1ヶ月半ほど続く長い休みのときはそこを拠点にパンを販売するアルバイトをしているのだそうです。
今日はここまで。当時中学生だったリンナちゃんとの交流3年間の様子をお伝えいたしました。明日は高校生になったリンナちゃんのお話をお届けいたします。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
Readyforのプロジェクトもあとちょうどあと2週間となりました。達成率、88%まで来ています。まずは90%目指してがんばります。あと自転車約3台分の35,160円。今週もワーワー騒いじゃいますが、どうかご容赦ください。
皆様からのご支援ご協力お待ちしております!
リターン
14,420円

【出版記念!自転車1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちに届けます!
・書籍「カンボジア自転車プロジェクト」1冊
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個
※書籍のみ9月末頃の発刊次第お届け致します。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
12,000円

【自転車サポーター1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちに届けします
・お礼のお手紙
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・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個
- 申込数
- 76
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- 2021年2月
14,420円

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- 7
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- 2021年2月
12,000円

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