年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬
年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬
年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬 2枚目
年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024 冬 3枚目
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寄付総額

32,803,000

目標金額 50,000,000円

寄付者
1,725人
募集終了日
2024年12月20日

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2024年11月30日 12:00

【スタッフ取材】「親に奨学金を使い込まれる」チャット相談員が目の当たりにしている若者のリアル

 

D×PのLINE相談サービス「ユキサキチャット」にも日々、不登校や進路の不安、親からの虐待、ネグレクト、また、公共料金や携帯電話の料金を滞納してしまっている……などなど、さまざまな相談が寄せられています。

 

この記事では、D×Pタイムズ編集部が、日々”声”を受け止めているユキサキチャット相談員3名の話を聞きました。

 


どんな相談が寄せられるのか?安心して話してもらえるようにどんな心がけをしているのか? 相談員の言葉を通じて、若者たちが直面する困難のリアルが見えてきます。

(※本記事は、2023年10月25日にD×Pタイムズにアップした記事を再編集したものです。)

 

ーーーーー
|困窮している大学生が想像以上に多いという驚き


──いま、若者を取り巻く状況について、相談をするまで気づかなかったこと、相談をして初めて知ったことはありますか?

 

Nお金に困っている大学生がこんなにもいるのか、と最初は驚きました。私はもともと行政職員として児童相談所で働いていましたが、そこは18歳を超えると支援の対象外になりますし、大学生は原則生活保護を受給することができません。でも、親御さんに頼れない状況だと、自分で学費も生活費もやりとりしなければならず、借金が膨らんでしまっているというケースがあります。

大学まで行けるということは、家庭環境も整ってるし、本人の能力もあるし、大丈夫でしょ、みたいな社会の認識が制度にも表れているように思います。

 

 

|親が子どもの面倒を見ないということを社会が想定していない

 

M:私は前職が精神科だったのですが、18歳未満の方の場合、親が病院に連れてきて初めて、適切な治療やリハビリなどの支援が可能になります。ユキサキチャットに相談を寄せてくださる方のなかにも精神的に不調をきたしている方がいますが、親御さんの協力が得られにくい家庭だと、医療につながる以前の状況下で苦しんでいるということがわかりました。

一概には言えませんが、その精神的不調の背景には虐待やネグレクトなど、成長過程でのトラウマが強く影響していることも多いです。親が子どもの面倒を見ないということを社会が想定していないんですね。だから、親を介さず、子どもだけでつながれる「ユキサキチャット」のような相談サービスって本当に大切だと思ったんです。

 

─「ユキサキチャット」が、国や行政の支援の対象からこぼれ落ちてしまっている人たちにきちんとリーチすることは重要ですよね。

 

O:あと、困難のバリエーションがとてもたくさんあると感じています。親からの虐待の経験と、精神疾患を抱えていて働くことができず、経済的にどんどん困窮してしまい家を失う直前までいってしまった、という人もたくさん見てきました。一つの問題だけじゃなくて、いろんな問題が複合的に絡み合っているんですね。

自分で窓口に行かなければ支援制度につながることができないわけですが、それが、困難のまったただなかにいる人たちはやっぱり難しい……

 

N:行政は、たくさんの問い合わせや、困難な状況で長期間関わりが必要な方の対応をすることがあり、目の前の方への対応で精一杯なこともあると思います。また、世代やその人が抱える状況によって、必要な情報やサービスが届いていないことや、行政につながる手法が来所や電話などに限定されていることにより、サポートが得られないままの人がいることもあると感じます。

複合的な問題への対応に関して、行政は縦割りなので、相談内容ごとに対応する課も違います。また、内部でもそれぞれの部署での情報や取り組みを共有するのが難しく、もどかしさを感じることは多々ありましたね。

 

O:そうなってくると、やっぱりオンラインで自分のことを気軽に相談できるサービスは大切なのかな、と思います。家庭の貧しさって、なかなか身近な人には相談できなかったりします。友だちでも家族でもない相談員なら気軽に話せることってあるのかもしれないと思います。実際、「身近な人にはこんなこと話せませんでした」という声をけっこう聞くんです。

みんな、ほんとうにお金に困っています。公共料金や携帯代、奨学金、借金の滞納が多い。冬にガスがつかない、夏にエアコンを我慢しているという人もけっこういます。借金は、消費者金融もありますが、いま、スマホ決済で「後払い」とかちょっと耳障りのいいものが増えてますよね。分割手数料や金利を知らないで使っていたりするのですが、誰も教えてくれないので、本人だけのせいではないと思います。

また、金銭管理ができていても、親に搾取されていたりとか、奨学金を使い込まれて、その結果困窮してしまうというケースもあります。


|「自分のまわりにはそういう若者はいない」で終わらせずに知ってほしい


──この記事を読む「大人」の皆さんに、伝えたいことはありますか? 子ども、若年層のために、どんなサポートができるでしょうか?

 

N:私自身もそうなんですけど、人間はどうしても自分の見える範囲で自分の経験したことが「当たり前」になってしまいます。それをいかに広げていくかが求められているんじゃないでしょうか。この記事を読んだ方は「自分のまわりにはそういう若者はいない」と思うこともあるかもしれません。でも、実際に社会には存在している。それを知って、ぜひアンテナを立てていただきたいと思っています。

 

M:いまNさんが言ってくれたことにもつながるんですけど、「貧困」って、ボロい家に住んで、ボロい服を着て……っていう昔のイメージがまだ強いと思うんです。でも、いまはけっこう安い値段で身なりを整えられるので、実はスマホの料金が払えていないとか、ずっとモヤシばっかり食べてるとか、そういう「外からは見えにくい貧困」が多いと感じます

虐待に関しても、身体的なもの以外に、親御さんが精神的に不安定だとか、ネグレクトもあります。ヤングケアラーもいます。いまの制度は世帯ベースの支援が主流なので、子どもが直接支援を受けられないケースも多い。目に見える姿と実態のギャップがある方もいるんだ、ということを知ってほしいです。

 

O:私自身、精神的に不安定な親のもと機能不全な家庭で育ったんですが、当時たまたまオンラインゲームで知り合った大人の人に話を聞いてもらえたことが心の支えになっていました。
振り返ると、あのとき社会にこういう支援制度があったらよかったな、と思うことがあります。現在も、3歳の子どもを育てながら「保育園入れない」「教育費めっちゃかかる」など、社会のなかでいろいろと気づくことがあるのですが、そこに不平を言うだけでなく、実際に変えていく側になりたい、という思いがあるんです。

この記事を読まれた方に伝えたいのは、実際に何か行動をしないまでも、まずは知ることが第一歩だということ。誰か知っている人に情報を共有するだけでもすごいことだと思います。

この社会の仕組みを変えていくための大前提として、うまく言えないですが、「みんなに仲間になってほしい」っていう思いはすごくありますね。

 

ーーーーー

 

若者が孤立しやすい年末年始が近づいてきています。

より多くの若者のSOSに応えられるよう、ひとりひとりに合わせた支援と体制のアップデートを続けてまいります。

引き続き、どうか応援よろしくお願いします。

 

ギフト

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3,000円ご寄付コース

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(寄付金領収書/活動報告書/メールマガジン)
●D×Pオリジナルステッカー【希望の方のみ】
●オンラインイベントへのご招待【希望の方のみ】
※実施期間は2025年1月〜2025年3月を予定しています。実施日程は実施の1ヶ月前を目処にご連絡いたします
※寄付金領収書の発行は2025年1月中を予定しております。寄附金控除は2024年分として確定申告をお願いいたします

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ギフトなし:3,000円ご寄付コース

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寄付金領収書や寄付者さん限定のコンテンツが必要ではなく、ご寄付のみをご希望の方向けのコースです。ギフトが発生しない分、いただくご寄付をできるだけ多くプロジェクト実施のために活用させていただきます。

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