プロジェクト概要

伝統芸能が盛んな沖縄のパレット市民劇場でオペラを上演したい

 

はじめまして、こんにちは。Ensemble X 主催、ピアニストの大城伸悟と申します。Ensemble _xとは、沖縄県内を中心に活躍する音楽家によって構成されるコンサートプロジェクトです。音楽家ならではの視点から、有名無名を問わず世界中の優れた楽曲にスポットを当て、意欲的なプログラムで広く社会に向け発信します。楽曲やプログラムに応じて変幻自在にメンバー構成を変え、担当パートの数(X)に応じたプロジェクト名でコンサートを行います。

 

沖縄県の中心部那覇市にある、パレット市民劇場(予定)に於いて、G=C.メノッティ作曲オペラ《電話》、プーランク作曲《人間の声》を上演致します。
しかしながら、舞台芸術にはなかなかの人手と設備が必要で、演出家の謝金、大・小道具、照明、字幕等の施設使用の費用が不足しています。

 

ここから、いろんな文化を目にする一つの機会になって欲しいな、と思い、このプロジェクトを行おうと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します!

 

 

そもそも、オペラとは・・・?

 

オペラとは、分かりやすく言えば、ある話に芝居と声楽と器楽が一緒になったクラシック音楽のジャンルの一つです。ピアノソロやオーケストラだと、少し抽象的で分かりにくい所もありますが、オペラは歌われる、つまり歌詞があるおかげで具体的であるだけでなく、言葉では伝わりにくい感情を歌声に乗せるので、登場人物の心情に迫る事もできます。上演時間は2時間から3時間に渡る長いオペラから、1時間程度の短いオペラもあり、外国語で歌われるので、字幕を投影して公演を行うのがほとんどです。

 

 

今回行うオペラについて

 

メノッティの《電話》は、電話に夢中な彼女をどうやって口説くか、男性の機転が面白く、プーランクの《人間の声》は別れた男との唯一の繋がりが電話でしかない女の悲哀を描いています。どちらも20世紀に発明された電話をテーマにしていますが、その痛烈な批判(もしくはブラックユーモア)は、現代の携帯電話文化に染まった我々を唸らせる内容となっています。

 

伝統芸能が盛んな沖縄ですが、世界中の多種多様な文化を享受できてこそ、本当の文化的にレベルの高い地域になれると信じています。私は、自分の専門分野であるクラシック音楽で、沖縄をもっと楽しくしたいと思っています。また、敷居が高いと絶対に言われるオペラですが、上演する曲目は、1時間弱と短いので、芝居小屋を覗くような気軽さを全面に押し出しています。

 

 

音楽を演奏する事で、人々に明日への生きる活力を少しでも与られないか

 

ここ数年、殺伐としてなんだか暮らしにくく、閉塞的だと思いませんか?心が暗くなるようなニュースで溢れ、逆に明るい話題が異常に癒しであったり。

音楽家だから(というわけではないですし、だからこそ、でもあるのですが)、世の中にスポーツや文化が不足しているので、人々の心に相手を思いやる心が減ってきている、と本気で思っています。音楽を聴けば、音が人の心に沁み入り、人生を潤し表情が明るくなる、辛い時も音楽を聴けば、演奏すれば、あと一歩進んでみよう!となります。NO MUSIC, NO LIFE という標語にもあるように、音楽は人生に不可欠なものなのです。僕は、音楽を演奏する事で、人々に明日への生きる活力を少しでも与られないか、そして音楽を聴いた後、昨日よりもっと楽しい人生になって欲しい、と願い、使命感を持ちながら、演奏を続けています。