森谷賢太郎選手（サガン鳥栖）からメッセージをいただきました

サッカーJリーグ、サガン鳥栖所属の森谷賢太郎選手。これまでにもサッカーを通して、子どもたちへの支援をされています。今回、恵悟くんとの対談でファシリティドッグのことを知ってくださった森谷選手に、応援メッセージをお寄せいただきました。

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僕が以前、所属していた川崎フロンターレでは、毎年クリスマスの時期に、選手が「ブルーサンタ」の姿で川崎市内の小児科病棟を訪問しています。入院中の子ども達へ絵本の読み聞かせやプレゼントをお渡しして、楽しく交流しようというものです。そこで出会う子ども達、看護師さん達…皆さんが笑顔になってくれるのがうれしくて、僕はできるだけ毎年、参加してきました。その経験があったので、入院中の子ども達へのサポートで、自分が出来ることがあれば参加したい、という想いを持っていました。

シャイン・オン！キッズのことを知ったのは、「マンチェスター・シティFC」と一緒に闘病中の子ども達を迎えて行ったサッカー教室のニュースからです。どんな活動をしているのかを調べる中で、ファシリティドッグのことを知り、「“犬が入院中の子ども達をサポートする”というのはどういうことなのだろう？」と興味を持ちました。実際に、ファシリティドッグと触れ合い、癒されてきた恵悟くんの話を伺ったことで、理解が深まりました。今後、僕から周りの人へ、さらに多くの人へと、ファシリティドッグのことを発信できれば、と考えています。

もうひとつ、サッカー選手として参加しているプロジェクトが「love.fútbol Japan（ラブ  フットボール ジャパン）」です。これは、世界各国で展開しているNPOで、サッカーをしたくてもできない子どもたちの“環境”を変えることを目標に活動しています。

僕が参加しているのは、年俸の1％を寄付する「1％FC（ワンパーセントFC）」という事業で、さまざまな事情を抱える子ども達を取り残さずに、社会的な課題としての認知を進めつつ、支援していこうというものです。費用面だけでなく、寄付を受けている子ども達とオンラインでコミュニケーションをとりながら、一緒にサッカーを楽しんで続けられることを目指しています。

子ども達と話す中で、真っすぐな言葉にハッとしたり、初心に立ち返るきっかけになることもあります。僕たちが支援しているかたちですが、子ども達から大きなパワーをもらえて、逆に僕たちが支えられていることを感じます。こんなに応援してもらっているんだから、純粋にサッカーを楽しもう、という気持ちになれる。すごくいい関係を築きながら関わらせてもらっています。

子ども達には、サッカーに限らず、好きなことを思いきり楽しんでほしいし、そういう社会であってほしい。「1％FC」の活動も、今回シャイン・オン！キッズさんへ連絡したのもその想いが根底にあります。そのために、僕が出来ることをやっていこうと思います。

森谷賢太郎

1988年神奈川県横浜市出身。サガン鳥栖所属。ポジションはMF。 横浜F・マリノス－川崎フロンターレ－ジュビロ磐田－愛媛FCー現在：サガン鳥栖