フィンランドで日本の木のおもちゃの魅力を伝えたい

みなさんこんにちは！

トゥルクの幼稚園訪問の次の日からは、マンネルヘイム児童福祉協会トゥルク支部の「Marakatti」という子育て支援施設の担当の方のご協力のもと、2日間に渡り木のおもちゃのイベント開催が実現しました。こちらの施設では、ベイビーカフェやファミリーカフェといった取り組みをされていて、親子が気軽に来て子育ての悩みを解決したり、色んな情報をコーヒーを飲んだりしながらゆったりと交換することのできる、とても素敵な取り組みをされています。今年2月に訪問して以来、クラウドファンディングでフィンランドへ送ることのできたおもちゃを持っていくことを約束していたので、おかげさまで子どもたちだけでなくお母さんお父さんにも楽しんでもらうことができ、とても嬉しかったです。

イベント初日の当日は、プレスリリースをお送りしたメディアのうち、フィンランドの国営放送YLEというテレビのニュース取材、そしてIlta-SanomatとTurun Sanomatという2つの新聞社の取材をお受けしました。初めてのメディア出演となり、とっても緊張したのですが、私たちがイベントで積み重ねている子どもたちの笑顔のためにこれからどんな場所を作っていきたいのか、大事なことは受け取っていただいたと信じています。

こちらの施設では、「子どもたちのためにこれからも働き続けたい」と語る、定年後もパートタイムで働く職員の方がいらっしゃいました。子育て世代の若い人を助けたいし、子どもたちに自分自身がとても癒されているとおっしゃっていました。こうして子どもたちを見守るのに経験豊富な方がいらっしゃる場所はお母さんお父さんにとっても心強いですよね。私たちがこれから作る木のおもちゃの遊び場にも、ぜひ色んな世代の方々のご協力をいただけたらとても嬉しいです。

初日に遊びに来てくれたこちらの女の子は、色んな樹種の「まあるいつみき」の上に「ゆらゆらさかなつり」のおさかなを乗っけて遊んでいました。私は一度もこの遊びを思いついたことがなかったのですが、おさかなの色や大きさがひとつひとつ違っていて、きっときれいに並べてみたいと思ったのではないでしょうか。自分でおもちゃを組み合わせて楽しく遊んでいる姿にとても感動しました。

「かえるくん」をがんばって積み上げている女の子もいました。特にふだんからカエルが大好きな子がいたりもして、このおもちゃを持って来られて本当に良かったと思いました。

1日目はファミリーカフェで9時から15時まで、2日目はイブニングカフェで16時から19時までイベントを開催しました。2日目は遅い時間ということもあり、どのくらいの人が来てくれるか不安もありましたが、会場いっぱいのご家族が来て、ゆっくりとした遊び時間を過ごせていたようで本当に良かったです。なかには1日目のリピーターさんもいらっしゃりとても嬉しかったです。イブニングカフェは、キッチンで夕食を取ったり遊びに戻ったりと日中のイベントとはまた違う流れとなりました。

これで、ヘルシンキのお花見イベントから5日間連続のイベントウィークを駆け抜けることができました。フィンランドの冬から夏へ季節が劇的に変わるこの時期は、何か新しいことが始まりそうでとてもわくわくします。地元メディアの力もお借りしながら、より良い遊び場を作っていけるよう、これからもがんばりたいと思います！