フィンランドで日本の木のおもちゃの魅力を伝えたい

みなさんこんにちは！

肌寒い日々が続いたフィンランドでもようやく気温が20℃を越え、つばめが高く飛び交っていて、ようやく夏らしくなってきました。

先月末には、フィンランド国営放送の夕方のニュース（スウェーデン語パート）で私たちTouch Woodの取り組みについて紹介いただく機会がありました。Yle Nyheter TV-nytt | Yle Nyheter TV-nytt 19.30 | Yle Areena (▷16:05-18:15の間) ちょうどマンネルヘイム児童福祉協会トゥルク支部の「Marakatti」という子育て支援の場所で、木のおもちゃのイベントを開催しているときに取材に来ていただくことができました。取材を取り付けてくれたTouch Woodの佳奈子さんの声がちょうどガラガラになり、急遽インタビューに答える体験をすることになり、とっても緊張しました！つたない答えだったものの、大事な部分をちゃんと切り取っていただけて、さすがプロフェッショナルなスタッフのみなさんです。

ニュースのタイトルは「日本人がフィンランドにインタラクティブミュージアムをつくる」です！博物館や美術館がたくさんあるフィンランドでも、来館者の方へ体験を届けることに特化した場所はまだ珍しいかもしれません。

こんなふうに私たち自身も、子どもたちも、お母さんお父さんも、児童福祉施設の職員の方もみんな笑顔でいっぱいなイベントになりました。遊びも1つのコミュニケーションだと日本からフィンランドに来て強く感じましたが、笑顔もとってもパワフルなコミュニケーションの1つだと感じています。

木のおもちゃをたくさん、どれから遊んだらいいか迷ってしまうほど持ってくることができて本当に良かったです。おかげさまで日本のおもちゃがたくさんあったので、日本の文化やそのフィンランドと似ているところもお伝えできて、ちょっとした文化交流をすることもできました。

フィンランドで長年子育て支援に携わっている、こちらの児童福祉施設のReaさんに共感いただき、大きなご協力をいただけたのはとても心強いです。Reaさんは、「このアイデアは素晴らしく、木のおもちゃが実際にどれほど素晴らしいものであるか想像していませんでした。 そして、残念なことに、もうあまり人気がないのは、私たちが忘れてしまっていることと、プラスチック製のものよりも高価であるためだと思います。」とインタビューにコメントをいただきました。

当日イベントに来てくださった2人のお子さんのお母さんが、突然のお願いにもかかわらずインタビューに答えてくださいました。彼女からは、「子どもたちがすぐにおもちゃで遊びたがり、”インタラクティブ”という言葉が木のおもちゃがいかに創造的であるかをよく表していると思います。」というコメントをいただき、木のおもちゃがきっかけとなって子どもたちが創造性を発揮するようすを見守っていてくださり、とても嬉しかったです。

「モニュメントさざなみ」という木のおもちゃがやさしい音でこの場所を包みこんでいました。子どもだけでなく、大人にとっても癒しの力のあるおもちゃはとっても偉大ですね！

こちらの赤ちゃんは2日間ともイベントに遊びに来てくれたリピーターさんです。シンプルなおもちゃが引き出す楽しさを、この赤ちゃんは1つ1つ不思議そうに見つめていました。

毎日一緒に過ごしている親子の間でも、木のおもちゃを通して新しい形のコミュニケーションが生まれていました。想像力をつかって創造的に遊んでいると、ふだん見かけないこんな一面もあるんだ！という発見にもつながっていくのかもしれないですね。

リポーターのMariaさんがニュースの最後にとっても上手にまとめてくださいました。お隣の国のスウェーデン語でフィンランドのテレビで紹介いただく、またとない貴重な機会となりました。私たちのストーリーを丁寧にお伝えいただき、とても感謝しています。これからも思わず笑顔になるような、楽しいニュースをお届けしていけたら嬉しいです。