
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 28人
- 募集終了日
- 2023年3月31日
トゥルク市の図書館併設の空き施設を活用して木のおもちゃの遊び場をオープン!5月編
みなさんこんにちは!
私たちは、おかげさまで4月に「Touch Wood ry」という名前でフィンランド現地の協会として登録することができました。5月はこどもの日のJapan Dayに続き、トゥルクという街で5月10日(木)から週に3日木金土と、木のおもちゃの遊び場をオープンすることができています。ご支援によってフィンランドに届いたおもちゃと共に日々遊びに来る子どもたちを迎えることができ、クラウドファンディングの支援者のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の遊び場をオープンすることができたのは、今年初めにTouch Woodメンバーの倉光さんが「トゥルク市文化先導プロジェクト」を見つけてくださったことに始まります。このプロジェクトでは、トゥルク市が芸術・文化分野の関係者と協力して、トゥルクの芸術・文化の運営上の前提条件を整備し、促進すること、そして、市民の幸福と地域の活力を支援することが目的とされています。市の管理する空き施設を活用することもこのプロジェクトの特徴で、私たちが使わせていただいている図書館併設の施設も、大学病院に合併される数年前までヘルスセンターとして使われていたそうです。文化が市民の幸福、仕事、活力のためにできることを市が率先して取り入れているのは素晴らしいことですね!

トゥルク市の市街地からバスで15分程の場所にあるNummi図書館に併設されている施設が、私たちの2か月間の木のおもちゃの遊び場です。この場所で5月、6月と木のおもちゃと遊びの楽しさを伝え続けています。市から無料でお借りしているこの施設には、家具がついていなかったので、倉光さんが今年の秋に同施設を借りる動物愛護団体と協力し、「Turun Ekotori」というリサイクルセンターからテーブルや椅子、そしてかわいらしい木馬まで用意してくださいました。

元々ヘルスセンターで部屋がたくさん分かれているということもあり、奥の部屋まで案内して木のおもちゃを体験してもらうのが大変な部分もありましたが、最初の週は特に、実際に木のおもちゃを見て触って楽しんでもらいながら、少しずつ近隣に住むお子様連れの方に知ってもらうことができました。こちらのお母さんはFacebookグループでもシェアしてくださいました。少し郊外の場所にある施設なので、こういうふうに実際に来てくださった方の口コミがとてもありがたいです。

ある日は、Facebookのイベントの告知を見た娘さんのおかげで、おばあさんとお孫さんが一緒に遊びに来てくれました。何にでも興味津々な子で、ほとんどのおもちゃをおばあさんと一緒にじっくり遊んでいってくれました。

図書館にいらっしゃる方も、時々私たちの遊び場の前で足を止めてくださいます。そんなときは、少しでも時間があれば、木のおもちゃの楽しさを体験してもらっています。

「糸引き独楽」など少し遊び方が難しいおもちゃもあります。今回はボランティアで木のおもちゃの遊びを伝えてくれる方もいるので、うまく回せるコツをお伝えしました。

5月中旬には、Touch Woodメンバーの1人もお友達と子どもたちと一緒にヘルシンキ方面から駆けつけてくれました。みんなでゆっくり、全部のおもちゃで遊んでくれました。一緒に遊ぶ人とのコミュニケーションによって遊び方が変わるのも、遊びのおもしろいところだと思います。

遊びのなかでは、本当の電話が無くても「もしもし」とお話することができます。

特に「ひっつきむし」が気に入ってたくさん遊んでくれた子のお母さんは、外からどんなふうな遊び場かわからないから、たくさん写真を撮って入り口に写真を飾ったらどうかと提案してくれたので、入り口にこちらの写真を飾らせてもらっています。

毎週土曜日には、手作りおもちゃのワークショップを開催しています。蝶々とミツバチの形を選んで自分の好きな色で色塗りをしてもらい、糸を通して、のぼり人形のように左右交互に引っ張るとひらひらと宙を舞っているように見えるおもちゃです。ちょっと作るのに難しい部分もありますが、自分らしい色を選んで自分らしくできあがると、子どもたちはとても嬉しそうで、チャレンジしてみて良かったです。

この日は、たくさん木のおもちゃで遊んだ後も、エネルギーを切らさず集中して家族で手作りのおもちゃを作ってくれました。イベントを知らずに図書館に来たのに、こんなにゆったり木のおもちゃと共に時間を過ごしてもらえて、私たちもとっても嬉しかったです。

同じ会場内では、トゥルク大学の生物学者の方が用意してくださった、POOLというプロジェクトの「フィンランドの湿地の生物多様性」をテーマにした展示を楽しむことができます。

木の皮や、松ぼっくり、苔などを顕微鏡で拡大してみることができるコーナーもあります。とても小さな子でも興味津々で顕微鏡を覗いていて、森がより身近に感じられて素晴らしいと思います。

顕微鏡と同じ部屋には緑のテントがあり、このなかでは湿地や森のBGMを聴くことができます。虫の声や、風、水の音など、目を閉じると森にいるような感覚になります。

湿地の写真や絵画を楽しめる他、湿地の生き物や植物の色塗りを体験できるコーナーもあります。

5月は2回、近隣の保育園の団体訪問がありました。16名の子どもたちが一気に遊びに来てくれたのが初めてで、最初はあたふたしましたが、ボランティアのみなさんの助けもあり、1時間ほど子どもたちに木のおもちゃで楽しんでもらうことができました。

動物のパズルを黙々と埋めていく子や、次々色んな遊びを試す子がいて、それぞれの遊び方があって16人の子たちの個性も光っていました。

図書館に学習のために来ていた小学校のクラスのみなさんにも、木のおもちゃの遊びを体験してもらうことができました。けん玉は、みんなお皿に乗せれるようになると笑顔がにっこりで嬉しそうなので、見ている私たちもとても嬉しくなります。

5月中旬からは、フィンランドの家具職人で木の彫刻アーティストのMinja Kolehmainenさんの作品をお借りして、展示させていただいています。彼女は私たちのプロジェクトに共感してくださって、自身の作品「ROOTS」と「ROCKS」を、私たちの遊び場を訪れる方にも楽しんでもらえるように貸してくれました。まっさらな壁にこの作品があるだけでとても華やかで、木の美しい一面を遊びながら感じることができます。

「ROCKS」というこちらの作品は、壊れやすい部分もあるので、来館者が一組の時にだけ特別にお見せしています。アート作品は触ってはいけないと思っていたのですが、彼女は作品の触った感触も見る人に感じてもらいたいという思いがあり、細心の注意を払って猫や犬を撫でるように大切にお見せしています。

5月下旬になると、フィンランドでも30度近く暑い日が続きます。木の葉があたたかい日差しを浴びて、やわらかい光が遊び場に入ってきます。

5月の最後の週には、急遽私が2年前にお世話になったAalto大学Wood Programとコラボした木のストラクチャーを作ることになりました。水曜日の夜までに学校の工場で先生となんとか部品を完成させて、木曜日にバスでトゥルクへ運び、遊び場で組み立てることができました。時間を作ってくれた先生や、運搬や組み立てを手伝ってくださったみなさんに感謝です。

翌日から早速この木のストラクチャー「Casita」を楽しんでもらえて、とても嬉しかったです。壁もカーテンもないのになぜだか守られているような安心感があるのが、Casitaの魔法みたいな不思議な力です。

組み立てた翌日には、ちょうど地元の新聞の記者さんが取材に来てくださっていて、Casitaについても説明することができました。

「もっと木のおもちゃで遊びたい?」質問ボードには、たくさんのシールが「YES」に貼ってありました。郊外でイベントを行っている分、宣伝など今も試行錯誤していますが、学校が休みに入る6月も、ここで木のおもちゃを楽しんでもらって、たくさんの子どもたちの笑顔が見れたら嬉しいです。

リターン
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月

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