Bump of chicken、そして、あきらめないということ

「Bump of chicken、そして、あきらめないということ」

 

彼らがまだ高校生の時に、出会いました。まだまだ、今ほどの演奏力はなかったのですが、初めて聴いた時、キラキラと輝く原石のような、可能性と才能を感じました。「間違いなく、彼らは、飛び立ってゆける！」と。

いつも、そうなんですが、初めて、才能あるアーティストと出会った時には、一瞬で「才能を見つけた！」と感じます。それは、テクニックとか、完成度とか、関係なく、たとえ、その時点で、それらを持ち得ていなくても、飛び抜けた「才能」を感じさせるものです。そして、聴いてるだけで、ワクワク、ドキドキするものです。その瞬間に感じるのは、「この才能を世の中に伝えたい！なんとかして育て、送り出したい！」といつも感じるのです。

特に藤原君の持つ「空気」、放っている「光」にとても魅力を感じました。

それから、リハーサルに行ったり、ライブに行ったりして、少しづつ、アドバイスをしてあげながら、「育成」をしていました。

しかし、いくら才能があるといっても、無名なうちは、どんなアーティストでも、なかなか注目を浴びないものです。ライブを行っても、彼らの友人と、ボクの友人しか集まらない、いつもお客さんが１０人以下の集客の状態が続きました。そして、メンバーと話し、「バンプ新聞」と名付けた、ライブの時に配る手書きのフライヤーを作り、会場で配り始めました。手にした人達の中では、内容がおもしろい！と好評だったのですが、それでも、ライブで劇的に動員が増えてゆくことはありませんでした。何回もライブを行い、何回も、手作りフライヤーを作り、何回も会場で配り、地道な活動は続いていました。

しかし、自分が信じた「才能」を埋もれさせる訳にはいきません。

なんとかして、世の中に伝えたい！「あきらめる」事だけはしない！」と思っていました。そして、数年が過ぎて彼らもどんどん成長し、ある、きっかけを作る事で、彼らはデビューのきっかけ、そして花開くきっかけをつかんだのです。

その頃を思い出すと、あきらめないで、信じつづけ、進んだ結果が、花開いてゆきました。もちろん、彼らを育成して行く中で、彼ら自身も成長し、何かをつかんでいったからです。

いつも、思うのは、これまでの経験の中で、「あきらめる」とか、「途中でやめる」というのは一番良くない事だと思っています。

それは、自分自身の中に持っているチカラ、それ自体をも封じ込めてしまうからです。何かに向って進んでいる時には、そこに向う理由があるはずです。それが叶う事を待っている人がいたり、Bumpのように、輝く才能を埋もれさせないで、世の中に伝えたい！とか、理由はさまざまでも向う理由、向うチカラがあるはずです。あきらめてしまえば終わってしまう。何事も、あきらめてしまう人は、どんな他の事を目指しても、やっぱり継続する事ができないものです。ポジティブに、そして、「できる！」と信じること、自分のチカラを信じる事、それ自体が自分のチカラ、そして可能性を高めるのです。世の中で成功している人達の「継続するチカラ」「あきらめないという姿勢」が成功を得る事に繋がっていると感じています。スポーツ選手でも、ミュージシャンでも。。。。

「あきらめない」で、Bump of chickenの才能を信じ続けた事が彼らを成功に導く事ができたと確信しています。

そしてボク達が行なっている被災地の支援。それは被災者の方々に、さまざまな困難に対しても立ち向かい、あきらめないで、力強く進んでいただけるように、そっと、背中を押してあげるような活動を目指しています。

ボク達自身も、皆さんが前向きに進んでいかれることのためになる活動をしてゆく事をあきらめていません。少しづつでいいんです。一歩、そして一歩でいいんです。大きくジャンプする事を望んでいると、あきらめたくなるものです。自分に合ったやりかたで、すこしづつ進んで行く事。そんな事も、Bump of chickenを発掘し、世の中に送り出して事で学ぶ事ができたのです。

このプロジェクトに対する皆さんのご理解とご支援をよろしくお願い致します！

 

avion records 代表

NORIO

 

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