外国にルーツを持つ児童が遊びながら学べる「いみあわせかあど」制作を

岐阜大学教育学部の今井です。

 

本日、目標金額の110％を達成することができました。

多くの皆様からのご支援を頂戴し、心よりお礼申し上げます。

 

『いみあわせかあど』の製品化に向けて、クラウドファンディングを開始する前に、研究費で行っていた活動「イラストの作成」についてご紹介したいと思います。

 

プロジェクトページでも紹介させていただきましたが、『いみあわせかあど』は授業中の教師の発話を手がかりに、授業で用いられる同音意義語の【動詞】15種類を遊びながら学ぶカードゲーム教材です。1つの動詞の読みに対し、４枚の短文カードを用意しています。子どもたちはこの４枚の短文カードから同じ意味の動詞が使われているカードのペアを探し、正しいペアのカードを探した場合には裏返すとその動詞を表す漢字一文字が現れます。

 

短文カードは、短文が書かれている面と、動詞を表す漢字の半分とその短文を表すイラストが描かれている面で構成されています。

 

試作教材のイラストは、ネットで提供されているフリーイラストの中から短文を視覚化できるイラストを時間をかけて探して使用しました。すべての短文とイラストがばっちり合っているとは言えませんでした。完成版は短文とばっちり合っているイラストを使いたいというのが、福島さんと私の希望でした。

 

研究費からイラストが発注できるか分からない段階で、発注できるようになったらすぐに発注できるようにイラストレーターさんを探しました。

福島さんが試作教材のイラストを探している時に「これだ！」と思ったイラストの作成者を挙げてもらい、二人でそのイラストレータさんのサイトを確認し、すぐにお願いしようと決まったイラストレーターさんが「ミナミカズヒロさん」です。

 

ミナミカズヒロさんのイラストサイト

https://kuku-keke.com

 

ミナミカズヒロさんのイラストは、子供っぽくなく、中学生が遊んでいてもおかしくないイラストであったこと、多国籍対応のイラストであったこと、これが私たちがミナミさんのイラストに惹かれた理由です。

 

特に、前者の視点を重視しました。

日本語指導が必要な子どもたちは、年齢ではなく、日本語レベルで学習すべき日本語が決まります。中学生でも授業に参加するための日本語が習得できていない場合には、小学校の日本語から学ばなければなりません。その時に小学校低学年の子供たちが喜ぶイラストが、中学生も喜ぶイラストとは限りません。福島さんとイラストを決める時に話し合ったのは、中学生が遊んでいても恥ずかしいと思わないイラストにしたいという点でした。

 

本年度の研究費でイラストを発注する目処がついたため、ミナミさんと7月上旬にイラスト制作の相談を行い、私たちの細かいオーダーを真摯に聞いてくださいました。9月上旬にミナミさんが提案してくださった60点のイラストに、私も福島さんも「素敵！」と思わず言ってしまったほど、素敵なイラストを作成してくださいました。

 

 

皆様から頂戴いたしましたご寄附で制作する『いみあわせかあど』のカード等のデザインもミナミカズヒロさんにお願いし、素敵なカードをデザインしていただこうと思います。

 

一人でも多くの子供たちに『いみあわせかあど』を届けるために、ネクストゴールに挑戦しております。

 

皆様にお願いがあります。

引き続き、本プロジェクトの応援・情報拡散にご協力をお願い致します。

 

今よりもさらに多くの人にこのクラウドファンディングプロジェクトを知って貰うことが第二目標達成に必要です。

 

子供たちが毎日使いたくなるようなカードゲーム教材を制作します！
今後とも応援よろしくお願いいたします。