地区のみんなできっかけを

 

南伊豆町_斎藤和宏・山口一実

 

斎藤
地区から信頼される会長!

 

山口
行政担当としてバックアップします!

 

 

  プロフィール
2018年9月18日に開催された(第一回)トコリンピック世界大会会長(写真1枚目:斎藤和宏さん)と事務局担当(写真2枚目:山口一実さん)。両者とも静岡県南伊豆町出身。斎藤和宏さんは伊浜地区出身、伊浜地区在住。山口一実さんは南伊豆町役場勤務。一年ほど前から地区と役場が共同して企画を立ち上げ、伊浜地区の名産であるところてんを活かしたイベントを主催。当日は地区の人口とほぼ同じ200名以上の集客があり、初開催としては異例の大成功をおさめた。企画内で実施された「世界一長いところてんへの挑戦」では、記録が100mを超え、見事ギネス世界記録認定を達成した。


独特のまとまりが地域をつくっている  

 

ー 南伊豆町伊浜地区の魅力ってなんですか?

 

(山口さん)会長ぐらいの年代はまとまりが良くて、よく宅飲みで集まっています。一番最初は役場で地域のための健康づくり企画みたいなものをやろうという話があがって、この人たちならやってくれるだろうなってことで会長のところに話をもっていったんです。そしたらまあちょっとだけやってみようかとなって、やり始めたらいつの間にか100mを超える世界記録になっちゃった笑。当日は地元の高校生なんかもおじさんたちに付き合ってくれて、みんなで盛り上がっていました。このまとまり方はなかなか他じゃ無いんじゃないかなって思います。

 

トコリンピック


(斎藤さん)まさかこんなになるとは当初全く思っていませんでしたね。ただのなりゆきと思いつき笑。物理的に孤立している地区だから、昔ながらのまとまりが今もあってみんな強いんですよね。世界記録なんて絶対無理だよって話をしていたんですが、当日は地元のおばさんたちも積極的に手伝ってくれて助かりました。スタッフが少なかったので、あの地元の人たちの手がなかったらできませんでした。やればみんな手伝ってくれるんだなって気づきましたね。


ー 実際に地域に活動してみて気づいたことは何ですか?


(斎藤さん)ところてんの原料となるテングサは伊豆半島の他のものと大きくは変わらないと思います。伊浜のところてんが他と違うのは処理の仕方。実は伊浜地区は独自の簡易水道を持っていて、自分たちで管理しているので、水道料は一定額で使い放題なんです。だから、豊富な水でしっかり処理をするから味や匂いが変わってくる。二番出汁みたいに二回とれるぐらいですよ。それが違いになっているということは今回やったことで知ることができました。

 

トコリンピック

 

(山口さん)もともとの素材としておいしいところてんだということはわかっていたので、それをどう活かしたら良いのかという部分に注力しました。地区内には客商売をやっている人もいればそうでない人もいるので、ただ人を呼んできてもダメだねと思っていました。地域の人たちがどんなことを考えているか、地域の人たちがもっとお客さんを呼んでくる土壌をつくっているか。それを聞くために活動していこうと思っていたのですが、今回の企画では私たちが想定していた以上にみんなが元気で、上へ上へ展開してくれました。上の世代の人たちを動かすのが難しいんですが、やってみるとせっかく地元でやってるんだから盛り上げようとみんな積極的に参加してくれました。そう思って動いてくれると嬉しいですね。


無駄なことこそ真剣に 


ー 地域のこれからについてどう考えていますか?


(斎藤さん)地域を良くしていこうとか人を増やそうとか難しいことばっかり考えていてはダメ。みんなが楽しいと思うこと、自分たちが面白いと思うものをやっていかなくちゃ。無駄なことこそ一生懸命やると意味があるんですよね。こんなのただの暇つぶしだろうと思ってやり始めたけど、結果としてはみんなが楽しんでくれて、今までにはない発見もあって良かった。これからはこれが他のところてんの産地でも広がってくれたりすると面白いと思います。

 

トコリンピック

 

(山口さん)地域内でも世代によってこれからの地域の危機感みたいなものに温度差があって、全体を一つの方向性にもっていくのは難しいです。特にそれを役場内とかで考えていても地域の人たちがついてきてくれなかったりします。でも今回は、何かのためとかいうところを少し外して飲みながら考えていたら、だんだん本気になってきてみんなが参加してくれた。(そんなの山口くんの手の中で転がされただけだよ、と斎藤さん笑)こういうことを広げていけば最終的には地域のためにという目的が果たせるんじゃないかなと思います。そしてこれが行政地区を超えた各地で展開できたりすれば、お互いがお互いを応援し合うような形になって、地域として自立していける形が見えてくるんじゃないかなと思います。


インタビューを通じて(寺田) 

 

取材中もひたすら「こんなもんただの暇人の集まりだ」と常に謙遜されていた斎藤さん笑。当日の仕切り方を見ていると、お若いながらも地元の人たちから信頼されているのを感じました。役場の山口さんもどうやって地域を巻き込んでいくかを現場の人と密にコミュニケーションをとりながら、適正なやり方を探っておられる姿勢が勉強になりました!
そこまでのつもりじゃなかったとはいえ、いまや世界一という大記録を打ち立てた皆さんの勢いはすごい!100mを超える挑戦をされていた現場の緊張感と一体感は他にないものでした。それ以外にも、ところてんの早食い競争、ところてんつかみ競争といった競技も開発され、今後の発展が気になります。もちろんお味も最高!爽やかなところてんを是非伊豆で味わってくださいね!

 

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地元・行政_斎藤和宏さん・山口一実さんのご連絡先 

 

国際トコリンピック委員会 
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