2018年9月に教科書を届けました!
皆様、この度はラオスでの教科書プロジェクトに
たくさんのあたたかいご支援、ご協力ありがとうございました。
おかげさまで、2018年9月にルアンパバン県のパクセン地区の小学校に
1,000冊のラオス語の教科書を届けることができました。

【教科書贈呈式】

雨季の長い夏休みが終わった2018年9月21日、ルアンパバン県の中心部から車で2時間ほどのパクセン地区教育局で、地区の先生たちを集め、教科書の贈呈式を行いました。今年のルアンパバン県では、雨季にたくさんの雨が降り、パクセン地区までに行く道路のいたるところで土砂崩れが起きていたり、途中の橋が通行止めになったりし、皆様からのご支援で購入した教科書をどのようにパクセン地区まで届けるかというのが大きな課題となりました。
それでも、現地の協力団体の皆さんが、パクセン地区の子どもたちに一刻も早く教科書を届けたいと連絡を取り合い、車を手配し、なんとか無事に教科書を届けることができました。途中、車が通れなくなってしまった橋では、当協会が実施している環境教育プロジェクトで協力している農業大学の学生が、1.5キロほどの道のりを往復し、重い教科書の束を担いで橋を渡してくれました。
こうして実施された贈呈式では、パクセン地区の教育局の局長から、今回のプロジェクトにご支援くださった日本の皆様に向けて、お礼の言葉が述べられました。今回のご支援で、パクセン地区の54校の小学校に計1,000冊のラオス語の教科書を届けることができました。

山岳地域のパクセン地区では、小さな小学校が多く、1校ごとの生徒数が少ない学校もあるため、なかなかラオスの政府や海外の団体からの支援が行き届かない状況にあります。今回のプロジェクトで、ラオス語の教科書が行き届いたことにより、多くの学校から、授業の状況が大きく改善したと報告がありました。
【領収書・報告書の発送】
今回、皆様からいただいたご支援は、全額を教科書購入費として使用させていただき、支援者の皆様には先日領収書を発行させていただきました。また、10月末までに現地の先生から子どもたちが教科書を使っている写真が届きましたので、その写真を含めた報告書を作成し、11月中にはメールや郵送にて、ご支援いただいた皆様にお届けいたします。
この度のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。日本ハビタット協会は、今後もラオスで子どもたちの生活環境を改善するための様々なプロジェクトを進めてまいります。どうぞ、今後ともラオスの子どもたちを私たちとともに見守っていただけると幸いです。