寄付総額
目標金額 1,800,000円
- 寄付者
- 392人
- 募集終了日
- 2023年5月31日
プロジェクトメンバーメッセージ
長谷川 大輔
日本獣医生命科学大学
教授
今回のクラウドファンディングおよび研究チームの代表者を務めます長谷川大輔です。これまで数多くの脳腫瘍患者を診断し、治療し、そして看取ってきました。そしてその度に脳腫瘍の治療には、やはり患者(犬)自身にも、また飼い主ご家族にも、様々な面で多大な負担がかかってきているのを目にしてきました。
今回の研究は、そのような背景から少しでも患者・飼い主の負担を軽減できる方法の1つとして着想しました。クラウドファンディングが成功し、さらにその後の研究自体も期待通りの成果が挙げられれば、犬の脳腫瘍治療に新たな方法を追加することができます。もちろん、期待通りにならないこともあるかもしれませんし、越えなければならない幾つもの山がありますが、私達は全力で挑戦していきたいと考えています。このクラウドファンディングと研究、そして新しい治療法が、将来の脳腫瘍を患った犬達へ貢献できるよう、是非ともご協力・応援して下さい。
王寺 隆
ネオベッツVRセンター
3T -MRIセンター長
グリオーマは若齢犬でも観察される治療難易度の高い腫瘍です。麻酔が必要となる手術後放射線治療への代替治療として、カルムスチン脳内留置剤に期待しています。
神志那 弘明
KyotoAR動物高度医療センター
センター長
人のグリオーマと同じ様に、犬のグリオーマも非常に手強い病気です。私自身、これまでに多くのグリオーマ症例の治療を行ってきましたが、グリオーマに打ち勝つためには、やはりもう一つ我々に武器が必要です。本研究で用いるカルムスチン脳内留置剤は、我々の強い武器になる可能性があり、本研究でそのことを証明できれば、世界中の多くの犬の命を救えるかもしれません。本プロジェクトに参加できることが今から楽しみで、皆様に良い結果をお届けできることを願っています。どうぞ温かいご寄付をよろしくお願い致します。
中野 有希子
岐阜大学動物病院
臨床助教
犬の神経疾患の専門診療に関わるようになり8年以上になりますが、脳腫瘍の症例数は年々増加しているように感じています。それに伴い、脳腫瘍に対する治療を行うことも増えましたが、現在行われている治療は動物への身体的負担に加えてオーナー様の経済的負担が大きいにも関わらず、その治療効果を十分に得られない子がいます。また、そのような治療の現状を説明しなければならないことも、いつももどかしさを感じています。本研究により犬の脳腫瘍の治療の壁をひとつ取り払うことができれば、と期待しています。脳腫瘍で苦しむ動物やそのオーナー様のため、皆様のご協力をお願いいたします!
中本 裕也
Neuro Vets動物神経科クリニック
院長
脳腫瘍は犬で多い脳の病気です。一般的には高齢で発症しますが、若い年齢でも発症することが知られています。脳腫瘍に対する治療の主流は、脳外科手術および/または放射線治療です。その理由は、脳腫瘍に対する抗がん剤治療の有効性が低いとされているためです。今回の研究によって抗がん剤治療が今まで以上に治療の選択肢として考えることが可能となれば、脳外科手術と同時に抗がん剤治療を患部においてスタートさせることが可能となります。国内の神経病に携わる獣医師が一堂に集まる大規模な研究へのご協力を、皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。
柄本 浩一
えのもと動物病院
院長
犬のグリオーマはどんなに頑張って切除しても放射線治療などを併用しないと短期間で再発が認められしまう脳腫瘍です。その治療の一役としてBCNUの局所治療が戦う手段の一つとして増えていけることを期待しています。
松永 悟
日本動物高度医療センター
脳神経科科長
近年、犬においてもMRIにより脳腫瘍を診断し手術により治療する機会が増加していますが、脳腫瘍の手術には開頭、腫瘍切除、硬膜形成、閉頭といった多くの行程が必要で、正常脳組織を傷つけないように繊細な手術操作も要求されることから長時間に渡る手術になります。手術を受ける本人はもちろんご家族である飼い主の方にも大きな負担がかかります。しかし、せっかく大変な手術を実施しても脳実質内に発生するグリオーマや悪性の髄膜腫では手術だけで完治することは少なく一定期間で再発してしまうため、術後に放射線治療や抗癌剤治療などの追加治療が必要となりさらに負担が増えてしまいます。
今回のプロジェクトで試みる治療法は犬では新しい試みとなりますが、術後の追加治療をしなくても再発を抑制できる可能性があり、本人やご家族の負担を減らすことが期待できます。不幸にも脳腫瘍となってしまった動物たちがご家族と楽しく過ごせる時間を少しでも延ばせるよう頑張りたいと思います。
田村 慎司
たむら動物病院 院長
犬の脳腫瘍については、この20年くらいでわかることが急速に増えてきましたが、わからないことの方が多く残っています。特に治療に関してはその基準となるべきエビデンスと呼べるものがほとんどなく、人での情報などをもとに手探りでなされている状況です。今回、多施設が協力してきちんと設計された方法で臨床試験ができるということは、犬にとっても飼い主さんにとっても獣医学にとっても一歩前に進める素晴らしい機会だと思います。皆で一歩前に進むお手伝いを頂けたら嬉しいです。
伊藤 大介
日本大学 教授
現在、犬のグリオーマに対する治療は脳外科手術に加えて放射線療法、もしくは放射線療法単独による治療が世界的にもスタンダードだと思います。
グリオーマは脳外科手術単独だと再発しやすいため、できれば補助療法として放射線治療を併用したいのですが、地域によっては放射線治療が受けられなかったり、複数回の放射線治療に通えなかったりと万全の治療が受けられない患者もたくさんいると思います。そんな中、今回の臨床治験でカルムスチンの有効性や安全性が証明されれば、さらにグリオーマを患った犬たちを救えると思いますので、ぜひ皆様のご協力をお願いたします。
北川 勝人
日本大学 教授
犬における脳腫瘍の治療方法には外科手術、放射線療法、抗がん剤療法などがありますが、完治はむずかしくて、どれだけ健康で生活できるかを考えて治療を行っている状況です。そして、これらの治療法を一緒に行うこと、例えば外科手術の後に放射線治療も行うことによって、よりよい効果が期待できます。
しかし、少し負担がかかります。今回使用する薬剤は、外科手術中に加える治療法であり、効果がでれば、より負担が少ない治療法となります。もし、この研究によって犬の脳腫瘍に対する治療法の選択が一つ増やすことができれば、脳腫瘍の動物やその飼い主様にとって非常に大きなメリットになります。
皆様のご協力をお願いいたします。
井尻 篤木
日本動物脳神経脊椎センター
アツキ動物医療センター
センター長
毎日手術ばかりしています。
原 康
日本獣医生命科学大学
獣医外科学研究室 教授
私はこれまで33年間、小動物外科医として犬猫の外科疾患に対して手術治療を行ってまいりました。近年では、国内の小動物医療施設におけるMRIの普及に伴い、「犬猫の脳神経外科」はめざましい進歩を遂げてきています。以前には生前診断そして治療が困難であった犬猫の髄膜腫、下垂体腺腫などに対しては外科治療の有効性を示す科学論文が公表されています。しかし、現時点で頭蓋内腫瘍のなかで難治性となっているのが神経膠腫(グリオーマ)となります。この腫瘍に対しては、外科療法、放射線療法、そして化学療法からなる集学的治療が要求され、また化学療法の中でもBCNUは有望視されています。本プロジェクトに対する皆様の御理解・御協力が得られますよう、よろしくお願い申し上げます。
ギフト
5,000円+システム利用料
5,000円コース|犬の脳腫瘍治療に新たな一手を
・お礼のメール
・活動報告レポート
・寄付金領収書
※領収書の日付はREADYFORから日本獣医生命科学大学に入金がある2023年7月の日付になり、7〜8月を目途にお届けします。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
- 申込数
- 100
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料
10,000円コース|犬の脳腫瘍治療に新たな一手を
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・活動報告レポート
・寄付金領収書(※1)
・活動報告レポートへのお名前掲載(希望制)
・日本獣医生命科学大学HPにお名前掲載(希望制)
※1
・領収書の日付はREADYFORから日本獣医生命科学大学に入金がある2023年7月の日付になり、7〜8月を目途にお届けします。
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- 申込数
- 185
- 在庫数
- 制限なし
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5,000円+システム利用料
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