【報告】映画「声よ集まれ」垂水上映会を開催しました

８月３0日（土）、垂水文化センターにて、映画「声よ集まれ」垂水上映会を開催しました。

約40名の方々にご参加いただき、映画を鑑賞したあとに感想交流会を行いました。

感想交流会は3グループに分かれ、それぞれのグループに5名前後の神戸朝高生も参加いただき、とても有意義な機会となりました。

以下は感想交流会での発言を抜粋、要約したものです。

（朝高生からの発言）

•  自分たちを支えてくれる人が日本中にいることに驚き、実感を持てた。

•  ウリハッキョに通ってよかった。日本の学校では気づけなかったこと、学べなかったことがある。

•  映画を観て、朝鮮学校を支援してくれる人の思いがわかり、頼もしいと感じた。差別の現状を知らせてくれる映画に感謝し、後輩を守りたいと思った。

•  日本人も「自分たちの社会の問題」として取り組んでいることを知り、心強かった。ともに生きることの大切さを実感した。

•  卒業生から、通えなくなった友達の話を聞き、日本政府への怒りと悲しみを感じた。後輩には同じ思いをしてほしくない。

•(吹奏楽部でいろんなところに出かけて演奏する機会があるので)部活動においても、卒業後社会に出ても、自分たちの存在を堂々とアピールしたい。

（参加者からの発言）

•  学生時代にコリアンの友人はいたが問題に向き合わなかったことを反省している。日本人は歴史を知らず、戦争加害の意識が薄いことが問題だと思う。

•  映画では、子どもらしい表情や支援する人々に焦点が当てられていたことが印象的だった。関東大震災やヘイトの問題と重ねて観る意義も大きかった。

•  朝鮮学校の子どもたちは生き生きと学んでおり、支援に関わる中で「かわいい」「一緒にいると自分も成長できる」と感じる。と語っていることが心に残った。

•　安心して学生生活が送れるようになってほしい。

•  日本人として朝鮮学校と共に歩む責任がある。歴史を受け継ぎ、差別を繰り返さないためにも「日本人の問題」として向き合わなければならない。

•  相手の歴史や背景を知ることが相互理解の出発点であり、誰もが普通に暮らせる社会につながる。