発音でからかわれる子どもを救う、人を動かすパンフレットを作りたい。
支援総額
目標金額 580,000円
- 支援者
- 52人
- 募集終了日
- 2024年1月20日
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- 50,000円
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- 4人
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- 残り
- 7日
プロジェクト本文
プロジェクト概要
機能性構音障害を多くの人に知ってもらうためのパンフレット制作プロジェクトです。
機能性構音障害と知らないことで、どうして良いか分からず悩んでいる人がいます。
言語聴覚士等専門家への相談を促し、適切な対処をすることで早期改善につなげることを目指しています。
発音でからかわれてしまうお子さんがいます。
「機能性構音障害」をご存知でしょうか。
一般的にはあまり知られていないこの障害ですが、「知らない」ことで実は多くの「ことばの悩み」を生み出している障害です。一方で、「知っている」ことが専門家への相談につながり、適切な対処を行えば早期改善も可能 な障害でもあります。
難しい本ではなく、誰もが手に取りやすく、読めば「ひょっとして・・・」と思えるパンフレットがあれば、本人や両親、園や学校の先生が「専門家に相談してみよう」とそっと背中を押してくれるきっかけを作れるのではないか。
生まれて間もないころには声を出したり泣いたりするだけだったのが、だんだんとことばを話すようになり、小学生になる頃には大人と変わらない話し方に近づくお子さんもたくさんいます。その過程、育ち方は個人差も大きく、発音の獲得が早いほうがいい、とか、たくさんのことばを早く覚えた方がいい、ということは全くありません。
周りのお子さんと比べて育ちのスピードや様子が違ったとしても、様子を見ているうちにいつの間にか自然に違和感がなくなっている、ということも少なくありません。ですから、ことばの悩みについて、きちんと状況を把握したうえで「様子を見ましょう」ということばが使われることも、多々あるかと思います。
一方で、本来は医療の介入が必要な場合や、言語療法を受けることが推奨されるケースであったりしても、この「様子を見る」が行われてしまうことがあるのも事実です。それが一因となって、病気の発見が遅れたり、本人にとっては深刻な「悩み」を持ち続ける原因につながったりする場合もあります。
大袈裟かもしれませんが、発音の問題に早く気が付くことで、人生がより良いものに、自分らしく生きることにつなげることができるのではないか。
そのような思いで今回のプロジェクトを起案いたしました。
「発音」のせいで学校でからかわれたり、
自信が持てなくなったりしてしまうお子さんに目を向けてもらいたい。
その子の今だけではなく、
将来を明るくするためにご賛同いただける方 を求めています。
今回作成するパンフレットは、当法人のHPにて無償でダウンロード可能なpdfを公開します。
併せて、セミナーやイベントでの配布等を通じて機能構音障害の認知と理解を啓発していきます。
私たちのこと
はじめまして。一般社団法人 ことばサポートネットと申します。
私たちは、ことばやコミュニケーションの専門家である言語聴覚士を中心に設立された非営利の団体です。ことばに関する困りごとを抱えている方やその支援者等に対し、発音獲得の支援、ことばや口腔機能の発達支援、ことばに関する悩みの相談受付および支援者等に対する技術や情報の伝達を行っています。
大学病院所属の言語聴覚士をはじめ専門家と連携し、技術監修を受けることで常に最新の言語療法を取り入れるとともに、オンラインを活用することで、遠隔地であっても専門家への相談支援やエビデンスのある言語療法を受けることができる社会を目指しています。
機能性構音障害を知っていますか?
「せんせい」が「しぇんしぇい」、「あきたけん」が「あちたちぇん」のような発音になるお子さん、「きりぎりす」が「ぎぎぎぎす」のような「ぎじぃぎじぃす」のようななんと表現すればよいかわからない歪んだ発音になるお子さんに出会ったことがありますでしょうか?
小さいお子さんに接したことがある方でしたら、かわいらしい、幼児らしい発音を耳にされたことがあるかもしれません。幼いうちにはよくあることで何の問題もありませんし、むしろそのかわいさを大切にしたいと思います。
小学生に入学するころになると、多くのお子さんが大人のような発音に近づいていきます。
そんな中、かわいらしい発音がいつまでも残っていると、気にかかる場合もあるかと思います。
場合によっては、本人も気にしたり、話すことに自信が持てなくなってしまったりする場合もあります。
このように、年齢や社会的な役割からして大人と同じような発音を獲得する段階になっても発音の不明瞭さが残る場合、「機能性構音障害」の可能性があります。
「機能性構音障害」は、難聴やお口の病気、発達の心配事などが何もなくても、どなたにでも起こりえます。
お子さんの約3%に起こるといわれています。機能性構音障害の中には、単に発音の獲得がゆっくりで、いわゆる赤ちゃん言葉が長引いている場合と、「異常構音」といって、独特の癖がついている場合があります。赤ちゃん言葉が長引いている場合には、本人が気にしておらず、特に支障がなければ様子を見ているうちにゆっくりと獲得していく場合もありますが、異常構音の場合には、様子を見ていても改善しないことも多いです。
言語聴覚士の検査を受けていただくことで、様子を見ていて大丈夫なのかわかることが多いです。
また、必要な場合には、言語聴覚士の適切な介入により改善します。
当事者の思いのご紹介
幼少期より「いきしちにひみいりい」が言えなかった当事者の事例を紹介します。
幼少期より「いきしちにひみいりい」が言えず、本人がきちんと自覚したのは小学校3年生ごろで、
「ちいちゃんのかげおくり」の音読劇を行う際、滑舌よく音読できず悲しかった覚えがあります。
「きりぎりす」「いちごジャム」など、いくつか伝えられないことばがあり、
それをきっかけに友達からからかいを受けることもありました。
中学生時代、進路選択の時期には、滑舌が悪いために職業選択に不自由さを感じたこともあります。
大人になって言語聴覚士になり、自分の発音の伝わりづらさは「機能性構音障害」によるもので
「側音化構音」と呼ばれることを知り、現在は改善しました。
上記は、当法人のスタッフの事例ですが、私たちのもとに大人になってから「ことばの相談」に
お越しいただいた方からも様々な体験を伺いました。
ことばがうまく発音できず、お仕事がうまくいかなかったことをお話しいただく方もいますし、
学生時代に発音がきっかけでいじめられた経験を話してくださった方もいます。
子ども時代のうちに、悩みが一番大きかったその時に、言語聴覚士と気軽につながれるような
社会を作ることができたら、と、思わずにはいられませんでした。
スタッフの思い
今、もし悩んでいるお子さんがいたら、周りに誰か一人でも「機能性構音障害」のことを
知っていて「言語聴覚士に相談しよう」と思い浮かべることができる大人がいてほしいと思います。
いくら「はっきり話しなさい」といわれても上手に音読ができないのは、
決して努力が足りないからではないこと、言語聴覚士がお手伝いできるかもしれないことを
伝えてあげてほしいと心から願います。
発音の障害の当事者は少なく、情報もあまりないのが現状です。
健診で出会う保健師の方、園の先生、医師や歯科医師の先生、学校の保健室の先生、進路指導の先生、
そしてご家族の方、どなたか一人でも発音の問題に気が付いて、必要な時には相談に乗って頂けたら、と思います。
難しい本ではなく、誰もが手に取りやすく、読めば「ひょっとして・・・」という気づきにつながるパンフレットを作りたい。
機能性構音障害は
私たち言語聴覚士の適切な介入で改善します。
この事実を広く知ってもらいたい。
「機能性構音障害に関するパンフレット」を作り、この障がいをより多くの人に知ってもらうことで「自分やご家族がひょっとして機能性構音障害かもしれない」という気づきと「相談することで改善する可能性がある」という事実を理解し、多くの人に行動を起こしてもらいたい。
これは私が団体を立ち上げた目標の一つでもあり、今回のプロジェクトを通じて支援していただきたい私たちの想いです。
パンフレット作成の際は、構音障害のある子どもに対し、園や学校などでどのような教育的配慮ができるのかについて調査し、構音障害を持つ子どもに対する望ましい対応について整理した上で、構音障害を持つ子どもに対して積極的な取り組みを行っている地域の臨床家の方や、小児の言語療法を専門とする有識者等による会議を行い、内容の適切性を担保するよう努めます。
プロジェクトメンバー
企画・運営:
一般社団法人 ことばサポートネット
私たち一般社団法人ことばサポートネットは、ことばやコミュニケーションの専門家である言語聴覚士を中心に設立された非営利の団体です。 ことばに関する困りごとを抱えている方やその支援者等に対し、発音獲得の支援、ことばや口腔機能の発達支援、ことばに関する悩みの相談受付および支援者等に対する技術や情報の伝達を行っています。HP: https://www.kotoba-support-net.org/
セミナー・研修実績・口蓋裂の構音訓練・入門編(2022.8、2022.12、2023.8)
・口蓋裂の構音訓練・実践編(2022.12、2023.8、9)
・機能性構音障害・口蓋裂の構音障害 音作り実技講習会・か行が行編(2023.9、10)
・ことばの育ちのお話と相談会(2022.5、6、7、9、11、1、2023.6)
・ことばの育ちを応援する感覚の話(2022.7,9)
・ことばこころおくちの育ちのお話と相談会(2022.2)
・発音のお話と相談会(2023.7)
・お子さんの発音の心配記事ミニ講座&相談会(2023.10)
・職員研修 ことばとお口と感覚のそだち(2023.9)
・ことばの窓からこころとからだをのぞいてみよう(外部・熊田広樹先生、2023.5)
・発音が不明瞭な児の見かた〜音韻の視点から〜(2023.10)
学会活動実績
第24回日本言語聴覚学会 100223 P-2-76 ポスター
「岐阜地区内の幼児教育機関における発音不明瞭等の心配事を抱える児の支援体制に関する調査」
埜藤奈美1.2),髙橋路子1.3),松本竜弥1.4),齋藤陽子5)
一般社団法人ことばサポートネット1)
岐阜女子大学大学院 文化創造学研究科 初等教育学専攻2)
東京大学医学部附属病院 口腔顎顔面外科・矯正歯科3)
社会医療法人青虎会 フジ虎ノ門整形外科病院 リハビリテーション科4)
岐阜女子大学 文化創造学部 文化創造学科 初等教育学専攻5)
応援メッセージ
⚫︎言語聴覚士 工藤芳幸先生
子どもに関わる言語聴覚士(ST)の仲間としてことばサポートネットさんの企画を応援しています。
私にも「機能性構音障害」があり、子どもの頃はなかなか言っていることが伝わらず、聞き返されることや、間違いを指摘されることがしばしばありました。これは自分だけではなんともし難いもので、当時は手立てがあることもわかりませんでした。ことばサポートネットさんのパンフレットによって、ことばの伝わりにくさがある子どもへの関わり方や、相談できる場があることを誰もが知るようになることを願っています。(関西福祉科学大学 工藤芳幸先生)
⚫︎言語聴覚士 熊田広樹先生
ことばの相談の中で最も多いものの一つが発音に関することです。「3歳児健診で発音不明瞭と言われたけど、どうしたらいいの?」「就学健診で発音の誤りを指摘されたけど、入学までにきれいになるの?」などと、心配だけれどどうしていいのかわからないという保護者もまだまだ多い現状があります。一般社団法人ことばサポートネットさんによるパンフレットが、健診会場や小児科クリニック、子育て支援センターなど誰もが利用する場所に置かれることで隅々まで行き届き、子育て中の保護者の安心につながることを願って、この企画を応援しています。 (旭川市立大学短期大学部 熊田広樹先生)
⚫︎言語聴覚士 中川信子先生
子どもの発音(構音)のことを心配している親ごさんはとても多いのに、気軽に発音のことを相談したり、練習したりできる仕組みが日本にはありません。お子さん対象の言語聴覚士は大幅に不足しています。 一般社団法人ことばサポートネットさんは、発音(構音)をオンラインで練習して言えるようにしてあげようと努力中です。 それだけでなく、今回、発音のまちがい(構音障害)の仕組みやどんなふうに対応してあげたらいいのか、分かりやすいパンフレットを作ろうとしています。 パンフレット作成の企画を応援します。ムリな言わせやからかいがなくなって、子どもさんが自分らしくのびのびと生きていけますように。 (子どもの発達を考えるSTの会代表 中川信子先生)
ご支援いただいた資金の用途
⚫︎ 専門家謝礼、パンフレット構成検討費 … 220,000円
⚫︎ パンフレット製作費 … 210,000円
⚫︎ 印刷費・通信費・リターン費用 … 110,000円
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目標額合計 … 580,000円
※目標額を超えた場合は、当法人の機能性構音障害支援に係る活動費に充てさせていただきます。
例:専門家調査の充実都道府県の教育機関等への冊子配布、無料相談実施人件費等
パンフレット詳細
⚫︎機能性構音障害の定義と代表的な症状(どのような障害か)
⚫︎親や先生の対応について(音読を無理に頑張らせても解決しないなどチェックのポイント)
⚫︎見落としを避けたい機能性構音障害以外の病気や障害(関連する疾患)等
⚫︎パンフレット作成にあたり、事前調査および複数名の専門家を招いての会議を開催し、内容の適切性を担保します。
今後のスケジュール
2023年
- 11月22日 クラウドファンディングを開始
- 目標額を超えた段階でパンフレット制作を開始
2024年
- 1月20日 クラウドファンディングを終了
- 〜3月31日 パンフレット完成
- 4月1日〜 リターンの紙パンフレットを郵送
- 4月中(予定) リターンのオンラインセミナー(Zoom)を実施(日程はクラウドファンディング終了後にお知らせ)
- プロジェクト実行責任者:
- 埜藤奈美(ことばサポートネット)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年1月20日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
一般社団法人ことばサポートネットが機能性構音障害の啓発パンフレットを制作し、ホームページへのpdfを公開いたします。また、希望者には印刷費及び郵送作業実費のご負担で郵送対応もいたします。 集めた資金は当該パンフレット制作費を中心に機能性構音障害の啓発活動に活用します。
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プロフィール
言語聴覚士を中心に設立された、非営利の一般社団法です。 言語聴覚士がいつでも寄り添える体制づくりを進めています。
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リターン
1,000円+システム利用料
【A】1000円で応援コース
感謝のメールをお送りします
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
3,000円+システム利用料
【B-1】3000円で応援コース
⚫︎感謝のお手紙をお送りします
⚫︎作成したパンフレットを3部を郵送いたします。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
1,000円+システム利用料
【A】1000円で応援コース
感謝のメールをお送りします
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
3,000円+システム利用料
【B-1】3000円で応援コース
⚫︎感謝のお手紙をお送りします
⚫︎作成したパンフレットを3部を郵送いたします。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
プロフィール
言語聴覚士を中心に設立された、非営利の一般社団法です。 言語聴覚士がいつでも寄り添える体制づくりを進めています。