マツモト建築芸術祭2023 閉幕の御礼
2月4日から23日間の日程で開催いたしました「マツモト建築芸術祭2023」は、総入場者数のべ約8万1500名とたくさんの方にご来場いただき、2月26日に無事閉幕を迎えました。
会期中は17作家による19か所の展示のほか、日本浮世絵博物館での生花の展示やダンス・音楽と融合させたライブパフォーマンス、信毎メディアガーデンのクロージングライブ、いずれもライブに向けての公開制作も行うなど新しい試みにも挑戦しました。さらにアーティストの方々のトークセッションやワークショップなど、鑑賞のみならず五感を使って多様なアートに触れられるさまざまなアソシエイトプログラムも行いました。
会期前から閉幕まで多くのメディアに取り上げられ、松本の観光都市としてのポテンシャルの高さも広くご紹介いただきました。この芸術祭を通して、松本の素晴らしい〈名建築〉が再認識され後世に受け継がれるきっかけになればと強く願っております。
また、前回以上に空間構成や展示そのものの評価も高く、さまざまなアーティストの作品と建築物を対比・融合・共鳴させるという当芸術祭の趣旨、そして総合ディレクターおおうちおさむが得意とする「セノグラフィー」をご体感いただけたのではないかと考えております。
そしてそれらの成功は、ご支援いただいた皆さまの温かいご支援あってに他なりません。総合ディレクターを中心に熱い気持ちをもって準備を進めてまいりましたが、実情は本当に開催できるのか、資金は大丈夫かと心配で気持ちが押し潰されそうでした。そんな中、私たちを支えてくれたのは、ご支援者さまが添えてくださる温かいコメント、そしてプロジェクトの成功でした。会期がスタートしてからは会場でご支援者さまに直接応援のお言葉を頂戴することも度々で、感激もひとしおでした。チケットやご宿泊などリターンとしてご来場いただくだけではなく、ご自身でチケットをお求めになられたり、ご友人に紹介くださるご支援者さまもいらっしゃったり、また、前回今回とご参加いただいたアーティストの皆さまにもご支援いただいていたりと、さまざまな方に支えられ閉幕を迎えたのだということを痛感し、今も有り難く嬉しい気持ちでいっぱいです。
クラウドファンディングを通して、資金面でも精神面でも支えていただきましたこと、そしてこれからの未来に向かって新たな一歩を踏み出すきっかけをいただきましたこと、実行委員一同改めて深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
皆さまにご支援いただいた資金は、全額をアーティストの方々への作品制作、作品の輸送や賃貸料に充てさせていただきます。
お名前を掲載ご希望のご支援者さまは、ホームページのほか、上土シネマのインフォメーションセンターにもボードを設置し、お名前を掲載させていただきました。
クロージングレポートをお送りすることになっているご支援者さまへは、今月末を目処にデータで送付させていただきます。今しばらくお待ちくださいませ。
多くの方から継続開催を願うお声を頂戴し、嬉しく思うのと同時に、気を引き締めて取り組まなければならないという思いを強くしております。それには組織としてのあり方や資金調達なども含め再構築していかなければなりません。毎年開催するためにはどうしたらよいのか。今後も検討を重ねながら努力を続けてまいります。
どうぞ引き続き応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
マツモト建築芸術祭実行委員会