プロジェクト概要

川をきれいにして、伊東の街中にホタルを呼び戻したい!

 

初めまして、まちこん伊東ホタル事務局長の玉木久夫と申します。まちこん伊東は、静岡県伊東市で地域住民主導のまちづくりを目標に活動する団体です。私はホタル事務局長として、伊東市の市街地の中心部にホタルを復活させる活動「松川ホタル復活大作戦」を10年近く続け、ホタルの生育環境を整備するための川の水質改善に向けた取り組みや、ホタル観察会の主催をしております。

 

日本全国の至る所で山の中では天然のホタルを、市街地では養殖したホタルを見ることができますが、市街地のど真ん中で天然のヘイケボタルを見ることはほとんどできないと思います。ですが、「松川ホタル復活大作戦」の活動により、現在、伊東市の松川では、遊歩道で夕涼みしながらホタルを眺められるようになってきました。

 

今回は、「松川ホタル復活大作戦」の取り組みの一貫として、松川上流部の都市下水道未整備地域のご家庭にEM培養液を無償でお配りし、使用していただくことで、川の水質改善をはかりたいと考えています。「松川ホタル復活大作戦」は、これまでも少ない寄附だけの中でやりくりしてきましたが、現在は活動に必要な資金が足りない状況です。

 

そこで、クラウドファンディング に挑戦することを決め、皆さまにご支援をお願いすることにいたしました。皆さまのご支援をどうかよろしくお願いいたします。

 

伊東の大切な観光資源の松川にホタルを!

 

 

ホタルの虜になり、15年程活動を続けてきました


私は30代のころから地元伊東市の地域の清掃活動に携わってきました。15年程前より伊東市宇佐美を流れる小さな烏川と伊豆高原を流れる対島川で、生活排水により汚れた川をきれいにすることで、上流部に生息するホタルが中流・下流域でも飛び交うのではないかと思い、川の水質改善に取り組み始めました。

 

この取り組みを始めたきっかけは、私の友人が、自宅近くを流れる小川(対島川)の臭い対策として、EM培養液の散布を始めたことです。小川は水量の少ない時に、家庭の雑排水で悪臭を放つ事態になっていましたが、何年か続けるうちに悪臭がなくなり、水量の多くなる6月にはホタルが出現するようになったそうです。

 

ホタルが出現する時期に、私はその友人に誘われ、小川の近くの草むらでじっとしていると、数十匹のホタルに取り囲まれたのです。ホタルは流れ星の様に周囲を浮遊していました。友人曰く、こんな数が出てきたのは初めてとのことで、私もとても驚き感動し、すっかりホタルの虜になってしまったのです。ここから私たちの活動は始まりました。

 

それから、友人と私は自前の資金で、EM培養液の散布による鳥川と対島川の水質改善に取り組んできました。数年後には、烏川では川辺のレストランで、6月の夕食時に全ての照明を消してホタルの乱舞を見ていただけるようになり、対島川では別荘地内を流れる中流に、ホタルが群れで飛ぶようになりました。

 

その後、市街地にもホタルを呼び寄せたいという気持ちで、2009年から市街地の松川での活動を始めました。松川は昭和30年代の初めまで、川岸の旅館が松川の水を洗濯に使うほどきれいでしたが、それでもホタルはいませんでした。約7年の活動を経て、松川の水質は徐々に改善され、2016年は一晩に200匹のホタルが出現するまでになりました。毎年安定してたくさんのホタルが出てきてくれる環境を整えるまであと1歩です。
 

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松川遊歩道からの風景

 

 

皆さまからのご支援で家庭の排水から川の水をきれいにし、ホタル観察会を!

 

今回のプロジェクトでは、皆さまからのご支援で、松川上流部の下水道未整備地域のご家庭にEM培養液を無償でお配りします。来年のホタルの最盛期に向けては、今からホタルの生育環境を整備することが必要なのです。

 

EM・EM培養液とは?

EM(通称のEM菌は間違いです)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英文の頭文字に由来しており、特殊なひとつの菌ではなく、乳酸菌や酵母、光合成細菌など、どこにでもいる微生物で、人間にとっていい働きをしてくれる微生物の集まりです。 現在では生態系の復活や健康・医療・建築・災害対策など、幅広い分野に応用されています。

このEMを海洋深層水で独自に培養したものがEM培養液です。有機物が腐敗し悪臭を放つ水を、発酵分解させて無臭化します。発酵分解した有機物は、水生微生物及び水棲動物の餌になります。 現在は伊東市内の小中学校や地域の屋外プール掃除にも利用されています。

 

EM培養液を各ご家庭でご使用いただくことで、ご家庭から排出された水が、近隣の排水路をきれいにしてくれます。最後に松川に流れ、水生生物の餌にもなりながら、水質浄化を進めてくれるため、ホタルの生育環境を整備することができます。

 

そして、来年6月の土曜日に3回程度、ホタルの観察会を開催します。観察会は毎年開催しており、120~180人位が訪れてくれます。伊東市民だけでなく、イベントのポスターを見た観光客も多く参加してくれています。松川の遊歩道で夕涼みしながら、ヘイケボタルの星が瞬くような淡い光をじっくりと楽しんでいただきたいと思っています。

 

地方出身の都会人は、何十年ぶりでホタルを見たと喜んでくれます。都会生まれの人は、初めてホタルを見たと喜んでくれます。養殖のゲンジボタルの光を見たことはあっても、天然のヘイケボタルの光は初めての方がほとんどです。生垣に止まったホタルを子どもの手のひらにのせてあげると大喜びしてくれます。

 

今年のホタル観察会のポスター

 

街路灯のあかりを消して、キャンドルで観察会をします

 

ホタルをきっかけに温泉街の夜ににぎわいを取り戻したい

 

2016年は一晩に200匹のホタルが出現しましたが、2017年は河川浚渫工事の影響で四分の一に激減し、今年は6月に梅雨が明けるような異常気象の影響か、昨年までのホタルの出現数には程遠い事態となってしまい、またホタルを"復活"させなくてはなりません。来年はたくさんのホタルが出てきてくれるようにするためにも、今から松川の水質浄化を進めていきたいと思います。

 

伊東の街は、夜は飲食出来るお店のみ開いていて、その他のお店は全て閉じてしまいます。現在は、観光客がなかなか外に出なくなっていますが、外に出るきっかけを作れば、出て行くようになると思います。今後は、観光客の方々が早い夕食を食べた後に、ホタルを見に散歩し、夜の街を回遊して頂けるようになると良いなと思っています。そして温泉街に夜のにぎわいを取り戻したいと思っています。

 

これからもホタルが出てきてくれる伊東にしていくために、

皆さまのご支援をどうかよろしくお願いいたします。

松川からみた温泉街の風景