『蒲田週報』解体作業報告

お早うございます。松竹大谷図書館の須貝です。

１２月に紙資料修復工房さんにお預けした『蒲田週報』合本２冊ですが、解体作業中に撮影された写真を送っていただきました！

少しずつ丁寧に解体を進めて頂いている様子が写真から伝わってきます。

糊で頁が互いに貼りついてしまっている資料です。これから頁の剥離、糊の除去が行われます。

背表紙を剥がしたところ、糊が背に残ってしまっています。こうした糊も除去をする必要があります。

 加熱された超音波ミストを発する超音波加湿器を使って、熱と微量の水分で糊を軟らかくする作業を行っている写真です。温度と水分量を微調整しながら丁寧に解体作業が進められます。

松竹大谷図書館のスタッフも、専門家による合本の解体作業は初めて目にする光景で、興味津々！
解体するためには、それに適した機械があるのですね。

今はまだ見慣れた合本の形状が見られますが、作業が進むとバラバラの状態になっていくと思われます。次回の報告をいただくのが楽しみです。