地方食文化防衛プロジェクト№1 北海道にしん漬け終了のご報告
【3月14日木曜日、にしん漬け1500㎏分の漬け込みが終了しました】
このたびは福原江太が作成しましたプロジェクト「地方食文化防衛プロジェクト№1 北海道にしん漬け」への多大なるご支援、応援をいただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまで、3月14日木曜日に仕込みましたにしん漬けで1500㎏分の漬け込みとなりプロジェクト開始時に掲げさせていただきました目標である
①2019/1/31までに、にしん漬けを製造する設備を整えます。
→2月にずれ込みましたが無事に設備完了。製造は寒さを利用してそれ以前からスタート。
②2019/3/15までに、にしん漬け1500㎏分を製造します。
→3月14日木曜日仕込み分で1,500㎏を超え、計画通りの製造が完了いたします。
この二点が達成されましたことをここにご報告させていただきます。
重ねて御礼申し上げます。
【余市流 にしん漬け】
今回のプロジェクトで製造されたにしん漬けは当初の計画通り「余市流にしん漬け」というシンプルで分かりやすいデザインで販売され、製造した1,500㎏中の半分にあたる約720㎏分の販売が終了しております(3月18日現在)
2月9日はこの画面のようにテレビ番組にも紹介されることで認知度が上がりました。
通常であれば2月を過ぎるとにしん漬けの需要は減って行くのですがここからグンッと伸びたのはまさにテレビ効果でした。
また、昨年の12月に突然始まった月一回の定例開催マルシェ、余市町内の生産者・加工業者直販型マーケット「ミナクル」においては毎回売り切れ、その都度補充しなければならないほどの売れ行きでした。
余市でにしん漬けの伝統を受け継いでいる、にしんが入り過ぎるほど入っている「余市流にしん漬け」がある!
という認知の定着は第1期目の販売経過としては、計画以上の効果があったと実感しております。
【進めば転ぶこともある】
にしん漬けを継続的に漬けこみ、販売、お客様のお声を頂戴しながらマイナーチェンジを繰り返しております。
2月の末にはこの数年間ではありえないほど急な暖気に見舞われ、その週の漬物が全滅してしまったりという苦い経験もしました。
全滅といっても極端な腐敗ではなく乳酸菌の一種が元気に働いてしまい酸味が強くなったりといった、通常よりも過発酵といったレベルの出来事でしたが、この経験は私たち福原家にとってほろ苦くも先へ進むための示唆に富んだ出来事となりました。
こういった失敗の経験もまた、みなさまに後押しされてスタートできたからこそ出会えた経験で、とても貴重なものとなっております。
【収支報告】
みなさまからご支援いただきました資金1,193,000円は
・業務用冷蔵庫 65万円
・瞬間冷凍機(ショックフリーザー)25万円
・ステンレス作業台 9万円
・ステンレスシンク 2万円
・包装資材の購入 5万円
等、有効に活用させていただきました。
これらの設備を利用して、にしん漬けのみならず続々とおいしいものを発信して参りますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします!!
【リターンの発送について】
当初の予定通り、
にしん漬け400g、にしん魅力セット、にしんと地方食文化おもしろセット隔月半年間ならびに同セット1年間の第一回目の商品につきましては、3月中に全て発送いたします。
発送するものと、直接お渡しに伺うもの、また地域によっては4月の初旬に届く場合もあるかと思いますがその際には個別にご連絡を差し上げますのでご了承くださいませ。
また、地方食文化防衛プロジェクト達成お食事会と福原江太と地方食文化を語る会につきましては後日ご相談させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
【地方食文化プロジェクト・NEXT】
長いご報告となりましたが、お読みいただきありがとうございました。
Readyforでのプロジェクトはこれで一区切りがつきますが、私たちの夢はまだまだ続いて行きます。
私たち福原家は「にしん加工」によって皆さんに支えられてきましたので、
①にしんをもっと身近にしつつも、地方の食文化を踏襲した商品づくり
②にしん以外の余市で水揚げされる魚の高付加価値加工
③にしん漬け以外の余市近郊で採れる野菜を活かした漬物づくり
この3点でみなさまに、この余市・後志(しりべし)・北海道に軸足を置いた各地の愉しい美味しい地方食文化を現代風にアレンジした商品をお届けして参ります。
もうすでにNEXTに向けての動きは始まっています。
どうか今後ともネット販売でのご購入ならびに販路構築や、製造リクエスト、情報交流なども是非続けさせてくださいませ。
ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いいたします。
平成31年3月19日火曜日
北海道余市郡余市町より愛をこめて
有限会社マルコウ福原伸幸商店
取締役 2代目 福原江太