お母さんの愛情おかわり【ネパールスタディツアーレポ】

こんにちは！新潟県立大学3年の近美里と申します。これまでたくさんの方にご協力いただき、ついに先日目標金額の32万円を達成しました。約2週間ほどでの達成となり、その早さにたいへん驚いています！本当にありがとうございます🙇‍♀️ 現在ネクストゴールの準備を進めていますので、引き続きご注目ください！

今回はネパールの食に関するエピソードをお話します。

レレでのホームステイ中、朝と夜はホームステイ先のお母さんが手作りのごはんを振舞ってくれました。ネパールでの定番の食事は｢ダルバート｣というワンプレート。｢ダル｣が｢豆｣、｢バート｣が｢ご飯｣を意味する名前の通り、ご飯に豆スープの他、カレー、チキン、アチャール(漬物)などが添えられています。日本でいうご飯・味噌汁・焼き魚のような、ネパールではお馴染みのセットです。

↑ カトマンズのお店で食べた初ダルバート

初日の夜、家に戻るとキッチンからいい香りがしてきました。のぞいてみるとお母さんが何かを作っていたので、話しかけてみることにしました(お母さんは英語が話せます)。何を作っているのか聞いてみると、料理名は聞きそびれたのですが、トマトと玉ねぎにチリソースなどを加えて煮込んだものとのこと。間違いなくおいしいやつ😳✨ その後もお互いの国の文化や言葉について話しつつ、調理の様子を見学させてもらいました。

↑煮込み中

↑写真をお願いしたらポーズをきめてくれたお母さん

ダルバートが食卓に並び、ルームメイトとホームステイ先のご家族と一緒にいただきます🙏

日暮れに歩いてきた村までの道のりは、急勾配の続く山道。温かいご飯と優しめなスパイスの刺激が疲れた体に染み渡ります。

↑ 実際のダルバート。先述のトマト煮込みとアチャール、左奥が豆のスープ。

食べ進めていると、お母さんが鍋を持ってこちらにやってきました。おかわりを持ってきてくれたようです。ネパールでは、お店でもダルバートを頼むと全てのつけ合わせのおかわりを無料で盛りに来てくれました。以前ネットでも、大きなナンのおかわりを勧めてくれるネパール料理屋さんが話題になっていましたが、お腹いっぱい食べてほしいというネパール流のおもてなしなのでしょうか。

しかし、少食の私は最初に盛ってもらった分だけでお腹いっぱいになってしまい、お母さんがごはんやおかずを盛ろうとしてくれる度に｢プギョ(お腹いっぱいです)！｣と断り続けていました。するとお母さん、｢もしかしておいしくなかった...？｣と少し悲しげな表情。プロジェクト本文でも書いたのですが、彼女の料理どれも本当にすごくおいしかったんです。｢No! ミトチャ(おいしいです)！｣とはっきり気持ちを伝えつつ完食しました。次来る時には、お母さんのおもてなしの気持ちを受け止められる大きな胃袋を携えておきたいなと思いました。

ダルバートにはたくさんの野菜が使われていますが、レレで育てている野菜は町に出荷されるだけでなく、村の方々の普段の食事にも使われています。被災直後には、被害を免れた作物を近所の人たちと分け合って食べていたそうです。そんなレレの食と暮らしを支える畑を復興させるため、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いします！