【終了報告】
ナマステ!こんにちは。新潟県立大学国際ボランティアサークルRUENGです。
8月をもって本クラウドファンディングの全活動が終了しましたので、ご報告させていただきます。
【感謝と御礼】
ご支援いただいた皆さまへ、心より感謝申し上げます。
このたびは、私たち「ネパール・レレ地域の被災農家支援プロジェクト」にご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
2024年9月に発生したネパールの豪雨災害によって、ラリトプル郡レレに暮らす農家の方々は、大切に育ててきた農作物や農業施設を失ってしまいました。
そのような状況の中で、日本の私たち学生ができることは何かを考え、たくさんの方と相談しながらクラウドファンディングをはじめとする支援プロジェクトを立ち上げました。
そして今回、皆さまからのあたたかいご支援のおかげで、想像以上に多くの支援活動を実現することができました。本当に、本当にありがとうございました。
ご支援のみにとどまらず、SNSや口頭での温かい応援、メッセージ、シェア全てが私たち学生メンバーの大きな励みとなりました。
【支援結果について】
皆さまのご支援を活用し、以下の支援活動を実施いたしました。
・ビニールトンネルの再建(合計14棟)
被災した3名の農家の方に資金を提供し、ビニールトンネルの再建および追加建設を支援しました。ビニールトンネルの復旧によって、農作業の再開が可能となり、生活再建の大きな一歩となりました。
・農業用スケール(はかり)の支給
女性農業グループが共同出荷に使用するためのスケールを提供しました。正確な収穫量の測定が可能となり、地元市場での価格交渉力が向上しました。
・農業訓練の実施(参加者33名)
植物性殺虫剤の作り方や、防災マップ作成のワークショップを実施。防災教育の専門家、現地NGOスタッフの方々の協力を得て、参加者全員が積極的に学ぶ姿が印象的でした。
また、ネパール語であいさつをした日本の学生の姿に、農家の方々も非常に喜んでくださり、会場全体があたたかい空気に包まれました。
・ 農地間をつなぐ橋の修繕
洪水により壊れた橋の修繕にも支援を行いました(当初は予定になかった支援)。
日本の「蛇篭(じゃかご)」という技術を活用し、村の男性住民が協力して施工。地域の協力体制や技術の共有にもつながりました。
▲インタビューの様子: きゅうり農家Pradipさん(左) メロン農家Rajendraさん、移住農家Kala Daniさん(右) 2025年3月17日撮影
▲農業訓練:防災マップ作り(DIG/災害図上訓練の様子)2025年5月24日撮影
▲農業訓練:植物性殺虫剤作りの実践指導/集合写真 2025年5月24日撮影
▲ 橋の修繕/護岸工事の様子
▲ 完成したビニールトンネル
【収支報告】
・ご支援の概要
ご支援総額:584,000円
ご支援者数:88名
皆さまからご支援頂いた資金は、以下の通りに使わせていただきました。
※ネパールルピー⇒日本円換算
※通貨換算の都合により端数が生じた場合、小数点以下を切り捨てて計算
【収入】
クラウドファンディング 584,000円
【支出】
支援金使途
ビニールトンネル建設費用 278,657円
スケール購入費 15,822円
農業訓練費用 44,303円
(参加者全員に自然殺虫剤作成用のタンク配布・講演費・文房具など)
橋の修繕費 136,622円
その他諸経費 18,660円
クラウドファンディング手数料 89,936円
という形になりました。
【リターンの発送について】
このプロジェクトに関わるリターン品は全て発送が完了いたしました。
お約束のリターン品について何かご不明点があれば、お問い合わせください。
リターン品のご提供にご協力いただいた皆さま、そして、ご支援いただいた支援者の皆様、本当にありがとうございました。リターン品を通じて皆様に私たちの活動の様子やネパールでの思い出を少しでもお届けできていれば幸いです。
【今後について】
今回のクラウドファンディングをもって支援事業は一区切りとなりますが、私たちRUENGのメンバーとネパールとのつながりは今も続いています。
現地でホームステイをさせていただいた方々や、支援対象となった農家の方々とはSNSを通じてやり取りが続いており、近況をお互いに共有しています。
また、渡航したメンバーは帰国後にネパール語の勉強を始めたり、ネパール料理を作ってみたり…。渡航で完結するのではなく、帰国後もそれぞれの形でネパールでの学びやつながりを育て続けています。
私たちサークルRUENGとしても、今回のつながりを一時的なものにせず、今後につなげていくことを目指しています。たとえば、ネパールの特産品や文化を活かした商品開発プロジェクト、次回のスタディツアーの開催など、継続的な交流と学びの場を考えています。
サークルはすでに新しいメンバーへと代替わりしていますが、活動に込められた想いや学びは、しっかりと受け継がれています。今後も、「ネパールと日本をつなぐ存在」となれるよう、学生としてできる形で活動を続けてまいります。
【終わりに ご挨拶】
この活動を通して「支援」は物やお金だけではなく、誰かのことを想う気持ちそのものだということを改めて実感しています。たくさんの温かいお気持ちを、本当にありがとうございました。
新潟県立大学国際ボランティアサークルRUENGメンバー一同、プロジェクトに関わってくださった方々、ネパールや私たち学生に想いを寄せてくださった方々、すべての皆様に心から感謝申し上げます。
今後もRUENGの活動を見守っていただけますと幸いです。
本当にありがとうございました。
2025年8月31日 新潟県立大学 国際ボランティアサークルRUENGメンバー一同
















