ストレスのことばかり考えるのではなく・・・

みなさま、こんにちは。

みなさまのご支援のおかげで、活動を続けることができています。

本当にありがとうございます。

消防職員のストレスケアにたずさわってきて、ここのところよく考えることがあります。

「消防職員は、こんなに大変なストレスにさらされているのに、なぜ、健康なんだろう？」

「ストレスから病気になってしまう、ということばかり考えるのではなく”なぜ彼ら/彼女らはまた立ち上がれるのか、ということを考えたい」

先日、ある消防職員のストレスケアに行きました。かなり大きな事案で、強いストレスを受けていたのは一目瞭然でしたが、つらいばかりではない「空気」を感じたのです。

なんと言葉で説明したらよいのか・・・その場所がとてもやわらかい空気だったとしか言いようがありませんが・・・

それはつまり、お互いがお互いを見守りあい、声をかけあい、フォローしあっている空気感。上司（幹部）が「自分たちが矢面に立つから安心しろ」という空気感。

その空気の中で、人はまた頑張れるのではないかと思ったのです。

私が今取り組んでいる「ピアサポーター」こそ、このやわらかい空気感を作ってくれる人たちです。

また月に1度の傾聴研修を実施していますが、近ごろ多いのが「ハラスメント対策の研修をしてほしい」というご依頼です。

「生命がかかっている仕事だから荒っぽくてもあたりまえ」

そうかもしれません。

でも、それによって、本当に伝えたいことが伝えたいように伝わらなかったとしたら・・・

傾聴のできるピアサポーターだけではなく、ハラスメント対策を考えたり、ハラスメントの相談（とても難しいです）を受けることのできるピアサポーター育成をめざしてがんばりたいと思います。

どうか引き続き、よろしくお願いいたします。