
支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 142人
- 募集終了日
- 2014年12月15日
ウガンダでの決意 世界には教育が必要なんだ 後編

READYFOR5日目。後24日間です。
現在の達成金額21万2千円。後228万8千円です。
今日であなたの支援のお陰で達成まで3万円も近づきました。
世界のどこかで誰かが泣いているのは誰のせいでしょうか?
突き詰めて考えた事ありますか?
僕の場合は・・・。
さて、後編。
(4年前のブログ記事に加筆修正を加えた文です)
捕まえた子供は中学生くらいの歳だった。子供は部族語だけで英語が話せなかった。ウガンダには20以上の部族語が存在する。それらの部族語によって発音どころか文法さえも違うので、違う区域に行くと言葉が通じない事を意味する。それでは不便なのでウガンダでは英語が共通語に指定されているのだ。
この子供は学校に行っていないので英語が話せない。英語が話せなければ仕事にもありつけない。
学校に行っていないので教養は無い。両親がいないので物事の善悪を教えてくれる人もいない。教会ではこういった子供たちにも勿論門戸を開いているので、教会に行けば行為の善悪について教えてくれるが、教養のない子供が教会に行く訳がない。
全ての人に教育が届いていていないというのが世界の現状だ。
僕を手伝ってくれた彼青年が色々と詳しく教えてくれた。
僕は彼に訊いた。
『なんでそんなに詳しいの?』
彼は
『オレにも両親がいなかったし、金が無かったから小学校にも行っていない』と話した。
この発言には驚いた。小学校は行っていないと言うが、彼は現に自分たちと英語で話している。
『金が無くて小学校に行けなかったけど、英語は自分で勉強した』と彼は言う。
続けて、
『オレにも両親がいなくて貧しかったけど、犯罪は絶対しなかったし、この子供みたいな事もしなかった』と話す。
彼は幼少時代にこの捕まえた子供と同じ様な環境にあったのだ。だが彼は真摯に生きることを諦めなかった。厳しい環境にあっても誘惑に負けずに努力したのだ。それは何よりも素晴らしい事だ。
自分たちが捕まえたこの子供は自分の置かれた環境に負けてしまっている。
自分への希望を諦めてしまった人間はどんどん悪い方向へと進んでいく。
青年は『彼を更生するにはもう遅すぎる』と言う。この子供はもう中学生の年だ。この年まで教育も受けていない。彼はなぜ自分たちが彼を捕まえて怒っているのかを理解していない。
この子供は人からお金を盗る事で生活している。
教育を受けていないばかりか、子供の頃より脳みそをスカスカにしてしまうドラッグとして劣悪で安価なシンナーを吸っているので思考能力も無い。
青年は悪いことをしたと教えるために子供を地面に寝かせて、棒で叩いていたが恐らく子供には何も伝わっていないだろう。子供には反省の色が見られなかった・・・当然だ。彼には善も悪も分からないのだから・・・。ただ、その日を生きる為に盗みを働いて、一時の快楽を得るためにドラッグとしては劣悪で安価なシンナーを吸って過ごして行く。その生活を続けていると、思考能力は低下し、ただの野生動物と同じになってしまう。
子供のうちはまだ良い。彼が青年になると凶悪犯罪に手を染めるだろう。彼には善悪の区別が存在しないので、殺人にも抵抗が無いだろう。日々の生活に困って犯罪を犯し、いつか人を殺す。いつの日か彼も撃たれて死ぬかもしれない。生きていたとしても、彼の老後はどうなるのだろうか・・・。
そう考える事はひどく自分を憂鬱にさせた。
後に去っていく子供の背中には希望は見えない。あるのは絶望に満ちた未来だけだ。僕を手伝ってくれた青年のように幼い頃から自分をしっかりと持って努力し続ければ違う未来が待っていたはずだ。
例え自分の置かれた状況がどんなに厳しいものでも、闘わなければ生き残れない。その状況に言い訳しても何も変わらない。愚痴をこぼす時間があるなら、自分を駆り立て努力し続けなければならないのだ。自分が出来るベストを尽くして行くことが大切なのだ。
だが、そういったストレートチルドレン達だけに責任があるのでは無い。
じゃあ、一体誰に責任があるのだろう?
ウガンダなら、
自国民の大量虐殺をして多くの孤児を生み出したアミン元大統領だろうか?
社会政策か?
民族問題か?
ストリートチルドレンを傍観していた大人たちか?
途上国から搾取している先進国か?
いや違う。
誰かが悲しい思いをしているのは僕の責任だ。
僕ら一人一人が誰かの涙に加担しているのだ。
僕は誰の涙も悲しい顔も見たくない。
だが、こんな事を言っても僕は無力だ。僕は情けない位に無力だ。
子供たちが犯罪者になってしまうような世の中はクソだけど、それを傍観する事しか出来ない僕もクソだ。自分の無力さが情けない。
大事なことは、こういった子供たちを生み出さない事だ。 オレは専門家じゃないし学者でも無い。オレには彼らを救えない。
だがオレにはオレの成すべき事がある、まずはそれをやる事だ。
多くの子供たちに教育が行き届く世界が理想の世界だ。
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以上がウガンダにいた頃に感じた記事です。
この時に僕は決めたんです。
『冒険という自分の活動を教育に結びつける』
これ以上、誰かの涙は見たくない。世界のみんなに笑顔でいて欲しいんです。
まずは冒険という自分の分野から出来る事を始める。
将来的には、冒険と冒険以外の分野でも、多くの人が笑顔で暮らせるように教育に携わる活動を大きくして行く。
30歳までは世界中を単身で周りながら冒険して色々な経験を広げてきました。ベースがなければ人に伝える事はできないからです。
そして去年の北極圏単独徒歩500kmでは多くの人と共有。
今年の1000kmでは遂に教育と繋げます。
教育と繋げる本格的な第1弾と言えるのが、このプロジェクトです。
僕の活動は近い将来もっともっと大きくします。
その第1弾にご支援して頂けませんか?
リターン
3,000円
2015年カナダ北極圏単独徒歩1000kmの冒険旗にあなたの名前を入れて一緒に冒険
エクストリームぺインターTAKAがデザインしたカナダ北極圏1000km単独徒歩のステッカー1枚(耐水UVカット加工)
無限の可能性を龍で表現している。
”Keep Dreaming, Keep Smiing!!”の言葉入り
- 申込数
- 58
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の特典プラス
Tシャツ
6.2ozの分厚い丈夫な生地、正面に冒険ロゴ、背面に『SINGLE MINDEDNESS 一意専心』の文字入り
サイズはS・M・L・LL、色は白か灰色から選べる
- 申込数
- 56
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
2015年カナダ北極圏単独徒歩1000kmの冒険旗にあなたの名前を入れて一緒に冒険
エクストリームぺインターTAKAがデザインしたカナダ北極圏1000km単独徒歩のステッカー1枚(耐水UVカット加工)
無限の可能性を龍で表現している。
”Keep Dreaming, Keep Smiing!!”の言葉入り
- 申込数
- 58
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の特典プラス
Tシャツ
6.2ozの分厚い丈夫な生地、正面に冒険ロゴ、背面に『SINGLE MINDEDNESS 一意専心』の文字入り
サイズはS・M・L・LL、色は白か灰色から選べる
- 申込数
- 56
- 在庫数
- 制限なし

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