SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2018終了御礼!
皆さま,SLiiiCです。
この度はSLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2018開催のためのクラウドファンディングに出資して頂き,まことに有り難うございました。9月15日(土)そして9月16日(日)のイベント開催も無事終了し,このように終了報告を行うことができます。
1.サマー・ワーク・キャンプ2018ができるまで
今年のサマー・ワーク・キャンプは,2017年7月19日に最初のアイディアが出され,今回のコラボレーション相手である劇団フェリーちゃんに連絡したのが8月13日のことでした。そこから新宿などで10回に渡るミーティング,SLiiiCスタッフだけのミーティングを5回以上行いました。そしてプレイベントも合計4回を開催し,いつもよりも打ち合わせを綿密に,そして準備も丁寧に行ったサマー・ワーク・キャンプでした。
この準備の中には,新宿シアター・ミラクルで開催するための資金獲得のためのクラウドファンディングももちろん含まれています。皆さまに頂いた資金のおかげで,サマー・ワーク・キャンプ2018では予算の心配をする事なく,当日に臨むことができました。この場を借りてもう一度御礼申しあげます。
2.サマー・ワーク・キャンプ2018開催報告
毎年数多くの会場で行われる図書館関係の研修イベントですが,おそらく今年小劇場を借りて研修を行ったのは,SLiiiC以外にないと思います。西武新宿線「西武新宿」駅を降りて3分。写真に写っているビルの4階部分が新宿シアター・ミラクルです。
こちらの4階部分に受付を作り,こんな感じで皆さまをお出迎えしておりました。
当初の予定通り,「パフォーマンス&コミュニケーション"力"の向上」のテーマに則り,プログラム通りに全て進行いたしました。劇団フェリーちゃんによる声の出し方講座に始まり,SLiiiC代表横山による3分で分かる学校図書館,SLiiiC presents これがグループ・ブックトークだ!と盛りだくさんの内容で進行していきます。
グループ・ブックトークの講座では,実際にSLiiiCが用意した絵本を使って,この絵本をもし紹介するとするなら,どのようなテーマが設定できるか,参加者全員をグループ分けし,即興でテーマ設定をするという演習を行いました。かなり時間が限られていた中ですが,どのグループもきちんとテーマ設定まで終えることができていて,アンケートでも参加者同士のコミュニケーションが取れて良かったとのコメントを頂くことができました。
そして,15時からはプレイベントを通じて構築してきた演劇作品,劇団フェリーちゃんShort Cruise with SLiiiC『新涼灯火の司書物語。』を上演いたしました。なぜ学校図書館の研修イベントで演劇作品を上演するのか,クラウドファンディングのQ&Aで私たちは「自分が普段からやっている仕事を客観化して,何のために,誰のために学校図書館で働いているのか,もう一度見つめ直すきっかけとなる」と回答いたしました。
上演後のアンケートでは,以下のようなお声を頂戴しております。
- 考え方は色々違うけれど,届けたい思いは一緒だと感じました。
- 元気をもらえたステージをありがとうございました!
- 学校図書館を伝える財産になると思います。
- とても楽しい時間でした。笑えて,最後はなぜか涙が出てきて胸が一杯になっていました。
- 学校司書は様々な苦悩があるが,本と人をつなぎ人と人をつなぐ役割があると伝わってきました。
- とても心地よい余韻が残る作品でした。本を読んでみたくなりました!
- 学校の問題など司書とその周囲の問題点が上手に物語になっていて驚きました。
- 学校司書の情熱が見ていて,少し恥ずかしくなりました。それは自分とリンクしてしまうからですね。リアルでした。
- とても良かったです。何故か涙が出ました。どうしてだろう・・・。他の司書の仲間ともう一度観てみたいですね・・・。
- 役者さんたちの演技,感動しました。元気と勇気を頂きました。
- 明るい部分にスポットをあてて頂いたので,希望が持てる内容でした。もう少し長いとまた違った物語になりそうです。
私たちがこうなったら良いと考えていた,自分の仕事を客観化するという目的は達成できたと考えています。
小劇場という場所が研修にとって適切なのかという不安も当初はありましたが,終わってみると,会場に声も良く響き,とても見やすかったとの感想を頂きました。懇親会では,スタッフ以外の複数の方から、「次はどうするの?」と、続きを要望されるほど,好評を頂きました。
2日間の参加者も当初の予定40名を大きく超え,52名の方に参加して頂きました。演劇の公演では急遽,座席を追加して対応するほどでした。このような素晴らしいサマー・ワーク・キャンプを開催できたのも皆さまのご支援が応援があったからこそです。本当に本当に有り難うございました。
3.収支報告
今回,皆さまからご出資頂いた資金については,以下の用途に使用させて致しました。
- プレイベント会場費,SWCワークショップ絵本配送費など 64,128円
- 劇場会場費やスタッフ経費の一部補填として 200,000円
- リターン品製作,送付手数料など 207,367円
これらの費用を支出した後の残金については,SLiiiCのWebサーバーレンタル,ドメイン維持費用など今後の活動に必須である費用に充当させて頂きます。ありがとうございました。
4.リターン品送付について
リターン品については,メイキングビデオを除いて全て発送を終えております。メイキングビデオについては,10月末日までに製作し,関係者間でのチェックを終えた後,アップロードの手続きを行って参ります(もちろん1日も早くお届けできるよう作業して参ります)。
現在の所「新涼灯火の司書物語。」のメイキングを中心に,SLiiiCプレイベントの様子や,当日のアフタートークダイジェストも含めて,45分から60分のビデオでお届けする予定です。なおマクダバ・タリークのあのシーンのメイキングについても,ちょっとだけ含められるかもしれません。お楽しみに。
なお,なにわえわみボイストレーニング券と今井福司講師券はリターン品到着後,皆さまからご連絡頂く必要があります。どうぞよろしくお願いします。
5.今後の活動について
今後ともSLiiiCでは,3C(Communication, Combination, Collaboration)の精神を大切に,学校図書館で働く人たちのためのイベントや教材開発を続けていきたいと思います。SLiiiC公式Webページや,Twitter,こちらの新着情報欄などで活動は随時お伝えして参ります。今後ともSLiiiCの活動にご注目くださいませ。
今回は,本当に本当に有り難うございました!