児童養護施設には様々な背景を抱える子どもたちが暮らしています。

私たちの想像を絶するような凄まじい生活体験を抱える子どもたちも少なくありません。

厚生労働省の児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日)よると、施設で暮らす子どもたちの約59.5%が虐待体験を有し、また、約28.5%の子どもたちが何らかの障害を抱えています。

今から5年近く前の調査報告ですから、現場で働く私の感覚からすると、この数値はさらに増えているのかなという気がします。

 

 

虐待による傷は深く心の奥底に刻まれ、身体発達や情緒面、対人関係等に大きな影響を及ぼします。

そしてその傷は、子ども自身が『自分は今、安全が保障されている』と感じた時に、初めて心の奥から出てきます。

私たち児童養護施設の職員は、彼らが過ごしてきた生活(過去)を彼らが示す態度や行動によって追体験し、そして時には共に傷つき、時にはこれから歩むべき未来への道筋を見失いながら、それでも可能性を信じて共に暮らしています。

 

 

ですが、児童養護施設の暮らしには限りがあります。

ここで何度かお伝えしているように、おおよそほとんどの子どもたちが18歳を機に自立し、社会へ巣立っていきます。

 

 

施設の職員として彼らと共に暮らしてきて、彼らが世の中で生きていくための術を教えただろうか?

 

 

施設の職員として、私たちは彼らが助けて欲しい、支えて欲しい、ちょっと話を聞いて欲しいと訴えてきたとき、傍に寄り添い話を聞き、適切なアドバイスを送ってあげられるだろうか?そして時には少し離れた場所からそっと見守り続けることができるだろうか?

 

 

自立支援プロジェクトを任されているリーダーとして、NPO STARSが行う自立支援セミナーの根っこには、このような想いがギュッと詰まっていると考えています。

 

 

残り8日間、98%まで到達です!

 

       NPO STARS自立支援プロジェクトリーダー

                        春田真樹

 

 

新着情報一覧へ