不自由さに苦しむ重症心身障がい児者のための「圧力波治療」研究が進展
プロジェクトの実施が完了しました。みなさまの温かいご支援ありがとうございました。
東京科学大学リハビリテーション科では、クラウドファンディングを通じて多くのご支援をいただき、重症心身障がい児者を対象とした新しい治療法「圧力波治療(放射状衝撃波治療)」の研究を進めてまいりました。
皆さまの温かいご支援により、治療器3台と表面筋電図測定装置を導入し、2023年から本格的な研究を開始しました。
圧力波治療は、体の外から衝撃波を照射して筋緊張をやわらげる方法で、痛みが少なく安全に実施できるのが特徴です。研究の結果、治療直後から筋緊張が軽減し、最大で6週間効果が持続することが確認されました。これにより、月1回程度の治療で良好な状態を保てる可能性が示唆されました。実際に、肘を伸ばして道具に触れる、膝を伸ばして車いすに乗りやすくなるなど、日常動作の改善が多く見られました。
これらの成果は2025年に国際誌 Scientific Reports に掲載され、学会発表も予定されています。今後は、学会や専門家ネットワークを通じて同様の施設に研究成果を広く紹介し、より多くの方々が安全で効果的な治療を受けられるよう取り組んでまいります。
本研究は、クラウドファンディングを通じた皆さまの温かいご支援によって実現しました。
この成果は、皆さま一人ひとりのご支援があってこそのものです。心より感謝申し上げます。
また、先日11月7日に、1万円以上のご寄付を賜りました皆様へ向けまして、研究報告書のご案内をREADYFOR上のメッセージを通して送信完了しております。
上記と本終了報告をもちまして、当科からの本クラウドファンディングに関するご対応をすべて完了いたしました。
















