駒場農学レガシー，ケルネル水田を未来に継承するために

8月23日に、高校1年生が2度目の除草を行いました。約80名程が1時間ほど、作業を行いました。水田の南側から北側まで、雑草を踏んで地中に沈めたり、抜いたりしながら進んでいきます。イネとイネとの間に土が見えるようにするのが目標です。条間を往復することで泥が撹拌され地中に酸素が供給されます。

8月も下旬となり、出穂（※茎の中から、さやを割ってうす緑色の穂がでること）の様子が確認できるようになりました。水源地に近い田圃（中学生側）はよく生長しています。一方で水源地から遠い田圃（高校生側）は、水漏れ問題が影響し、水の制御ができないため、雑草が多く見られました。

1時間の除草後は、恒例となったスイカの時間です。担任団からは「働いた分、作業した分の大きさのものを持って行くように」との指示が出ていました。この日も蒸し暑く、スイカは水分補給に最適です。

​​​​​今年度はクラウドファンディング、テレビ取材、Webラジオ取材など、ケルネル水田での活動を、広く報告することができました。そのことも関連し、高校1年生の除草は、気持ちよく、明るい声が絶えない中での作業となりました。しっかりと地に足を付けて、逞しく成長して欲しいと願っています。