2025年 「青森ねぶた祭」、 想いを紡ぐ「ねぶたの送り火」を終えて
こんにちは、プロジェクト代表の横野です。
皆様からのご支援のおかげで、8月に2つの祭りを完了・結果を出すことが出来ました。
また、多くのアップサイクル商品が生まれるきっかけにもなりました。
多くの方のご支援と声援を頂けたことを心より御礼申し上げます。
2025年8月上旬、青森の夜空を彩った青森ねぶた祭り。今年、青森山田学園のねぶた師・塚本さんが手がけたねぶたには、赤・黄・緑・青を基調とした廃棄コスメから生まれた絵具「SminkArt」が使用されました。捨てられるはずだった色彩が、命を吹き返し、魂を宿したねぶたの肌に昇華された瞬間でした。美しさだけでなく、環境への配慮と再生の力が込められた作品は、多くの人々の心を揺さぶりました。

そして8月23日、「ねぶたの送り火」を無事に終えることができました。灯火に込めたのは、ただの別れではなく、想いの継承。送り火の花道には、湘南ひらつか七夕祭りで使用された和紙を再び命ある素材として蘇らせ、道を彩りました。
スタートとゴール地点となった青森大学では、ねぶた制作時に出た紙の切れ端を、障害のある方々が一枚一枚丁寧に繋ぎ合わせてくださいました。その紙には、参加者や地域の方々の「感謝」や「願い」が書き込まれ、ねぶたの魂を送り出す道しるべとなりました。その手仕事には、見えないけれど確かに存在する「人の力」が宿っていました。

さらに、ねぶたの送り火の主催者木札には青森ねぶたの骨組みをアップサイクルした素材を使用。ねぶたの構造を支えた木が、今度は送り火の象徴として再び役割を果たしました。物に宿る記憶と想いを受け継ぎ、ねぶたの魂を送り出す儀式として、深い意味を持つものとなりました。(紙のお焚き上げも後日、心を込めて行います)
この取り組みは、極力費用をかけず、廃棄を減らしながら、人々の想いを込め、繋ぐ「想いのリレー」としてアップサイクルを活用したものです。素材の再利用だけではなく、そこに込められた感情や記憶をも再生することで、地域の枠を超えた新たなつながりが生まれました。やがてこの灯火が、地域と地域を結ぶ新たな活性化の火種となることを願っています。
皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。このねぶたを通して、多くの方々に感動が生まれ、地元青森で、障害のある方々にも「ねぶたに関わり、自分の手で感動を生み出せる」という気づきの機会になれたかなぁと思っております。
返礼品につきましては、9月15日頃までにご要望をお伺いし、9月中にはお届けできるよう準備を進めております。どうかもうしばらくお待ちください。
資金の使用用途は返礼品完了後に改めてお知らせしますが、新たな商品を扱うということで、資金オーバー気味になりましたが、関係者で補填をしております。
このプロジェクトに込めた想いが、皆様の心に灯り続けますように。
ありがとうございました。
返礼品、南部裂織物、六花酒造の日本酒、弘前のりんご・桜の枝から出来た御朱印帳に関しては、順次ご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。


















