3.11復興に「よりそう」プロジェクト2021

支援総額

1,488,000

目標金額 10,000,000円

支援者
262人
募集終了日
2021年5月31日

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2021年05月26日 12:00

震災からの10年とこれからの10年|石巻復興きずな新聞舎

こんにちは。

3.11復興プロジェクト実行委員会です。

 

引き続き「3.11復興に「よりそう」プロジェクト2021」にご支援をいただきましてありがとうございます。クラウドファンディング終了まで、本日で残り6日となりました。

 

最終日に向け、これまでREADYFORでプロジェクトを実施された実行者の皆さまにもご協力いただき、【東日本大震災からの10年とこれからの10年】というタイトルでメッセージリレーを届けてまいります。

 

より多くの皆さまに今回のプロジェクトを届け、震災のその後について考えるきっかけに繋がれば嬉しいです。


第四弾は石巻復興きずな新聞舎さんです。


挑戦されたプロジェクト:

https://readyfor.jp/projects/kizuna-newspaper

 

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石巻復興きずな新聞舎

代表 岩元 暁子

 

【東日本大震災からの10年間の想い】

2011年4月、私は初めて宮城県石巻市にやってきました。満開の桜。静かな海、そして、眼下に広がる見渡すかぎりの瓦礫――。沿岸部を望む日和山からの景色を、私は生涯忘れないでしょう。


テレビに映し出される悲惨な映像に居ても立ってもいられず、ボランティアとして、1週間の予定で被災地入り。想像を超える被害の大きさに「短期間では復興は見えない」と、活動継続を決意してから、あっという間の(そして、まさかの)10年でした。避難所、街、浜、工場、仮設住宅。刻々と変化する状況とニーズに合わせて、様々な現場で活動してきましたが、「ありがとう」と言われる嬉しさより、力足らずな自分に対する悔しさや、どうにもならない複雑な問題に悩み続ける日々が、活動のモチベーションだった気がします。


いつでも順風満帆に活動してこられたわけではなく、どちらかと言うと常に資金難と担い手不足にあえぎながら、どうにかこうにか活動してきた10年でした。活動をやめようと思ったことも、本当は続けたかったけれど「もうダメかも…」と思ったことも、何度もありました。それでも何とかここまで続けてこられたのは、全国から心を寄せてくださる支援者の方々、苦労も喜びも分かち合える地元のボランティアの皆さんたちのおかげです。


悔しい思いも悲しい経験もたくさんしてきましたが、その一方で、できたこともたくさんありました。計170号を超える新聞を発行してきたこと。仮設住宅・復興公営住宅にたくさんの笑顔と元気を届けられたこと。涙と笑顔の時間をたくさんの住民さんと共有できたこと。被災地の課題を全国に発信し続けられたこと。そして、震災から10年経つ今も活動が続けられていること。

 

ここまで活動を支えてくださった多くの方への感謝を、今あらためて感じています。

 

 

 

【ここからの10年間で目指していきたいこと】

私たちは宮城県石巻市の復興公営住宅を対象に、市内で活動する団体や専門家と協働し、医療・健康、まちづくり等の記事を掲載した「石巻復興きずな新聞」を発行し、それをボランティアによる手渡しでお届けする活動を行なっています。

 


私たちは「メディアの使命は『世の中を変える』こと、すなわち『(読者の)行動を変える』こと」だと考え、これまでも具体的なアクションに結びつくような情報発信を心掛けてきました。

 

例えば、街づくりに関する住民向けワークショップのお知らせ記事を書くのでも、単に日時や場所、内容を記載するだけでなく、主催者の思いやそのワークショップに住民が参加する意義が読者に伝わるように工夫してきました。実際、2020年2月に行った読者アンケートでは、「石巻復興きずな新聞に掲載された記事や広告を見て、お店やイベントに行ったり、サービスを利用したり、健康法やレシピを試したことがありますか?」という質問に対し、約6割が「ある」と回答しました。情報発信による住民の自立促進、社会参画の機会創出、引きこもり防止に一定の効果があったと考えます。今後も住民の自立や社会参画を促すような紙面づくりに取り組んでいきたいと思います。


また、復興公営住宅の住民の方々の中には、震災当時の話や今も胸にある悲しみや辛さ、将来に対する不安な気持ちを「誰かに聴いて欲しい。受け止めて欲しい」という方も少なくありません。しかし、「大変なのは自分だけではないから」「被災状況が皆違うから、言ってもどうせ分かってもらえない」等の理由で、ご家族や知人友人、ご近所さんにはなかなか話せない、共有できないという方もいます。これまで新聞配布の活動を通し、そんな住民の方々の声に耳を傾けてきました。

 

 

「ボランティアさんだからこそ、心のうちを気兼ねなく話せる」という言葉を掛けていただいたことも何度もありました。新聞配布に参加した過去のボランティアの中には、住民さんと文通をしたり、一緒に撮った写真を送ってあげたりする方もいます。そして、それをとても喜び、宝物のように思ってくださっている住民の方々も多くいらっしゃいます。

 

「震災があったからこそ、ボランティアさんとも出会えた。そういう意味では震災に感謝している」。そんな言葉を聞く度に、ボランティアと住民の方々との間に生まれた「きずな」が心の支えになっているのだと実感します。これからも、きずな新聞を通して築いてきた住民の方々との信頼関係を大切に、新聞配布を通した訪問・傾聴・見守り活動に取り組んでいきたいと思います。


実は私たちは、2016年4月に「最後のひとりが仮設住宅を出るまで」を目標に、前身である「仮設きずな新聞(ピースボート災害ボランティアセンター発行)」を引き継いで始まった活動です。石巻市内の仮設住宅は2020年1月に無事解消となり、当初の目標は達成することができました。一方、仮設住宅からの移転先である復興公営住宅にも、今も課題が山積していることから、活動の継続を決めました。

 

これまで活動費の中心であった大きな助成金は取らず、活動規模を縮小して、細くても長く、活動を続けていくことが今の目標です。

 

 

【ページをご覧の皆さまへ】

これを読んでいる皆さんの中には、「震災から10年も経つのに、どうして支援が必要なの?」と感じている方もいらっしゃるかも知れません。もしかしたら「今もまだ支援が必要だなんて、甘えてるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、震災で多くのものを失ったこの場所には、今もたくさんの課題があり、それは必ずしも被災地のせいだけではないと私は思うのです。


被災地の課題、ひとつは心の問題です。愛する家族を突然奪われた悲しみは、時間の経過とともに和らぐものだと思われがちですが、人の心の回復はそんなに簡単なものではありません。悲しみは何年経っても、何度も何度も押し寄せます。しかし、時間が経てば経つほど、周りからは「まだクヨクヨしているの?元気出さなくちゃ」「いつまでも悲しんでいたら、亡くなった人が悲しむよ」などと言われてしまい、辛い気持ちを自分の中に閉じ込めてしまうことがあります。

 

活動を通し、私たちのようなボランティアは、ちょうど良い距離で住民さんの気持ちに寄り添うことができるのではと感じています。まだまだ近くでお話を聴いてあげたい住民さんが何人もいます。


そして、コミュニティの問題。仮設住宅が解消し、現在の私たちの活動フィールドは約4000戸の復興公営住宅ですが、そこは仮設住宅以上にコミュニティの形成が難しい場所です。「鉄の扉に遮られて、世界でたった一人きりになったように感じる」「こんなに寂しい思いをするくらいなら、仮設住宅にいたときの方がまだ良かった」「引っ越してきて1年経つけれど、茶飲み友達どころか、顔見知りもできない」。新聞配りをしながら、そんな声を聞くことも少なくありません。

 

平屋建ての仮設住宅とは異なり、マンションタイプ(多層階)の復興公営住宅では「エレベーターホールでしか人と会わない」という状況で、住民同士の自然なコミュニケーションが生まれにくい環境です。また、震災後に何度も居住地が変わることに疲れ、新しいコミュニティを作る前向きな気持ちになれない方も少なくありません。復興住宅におけるコミュニティ形成は、一朝一夕に成し遂げられるものではありませんが、だからこそ地道かつ継続的なコミュニティ形成支援が必要です。

 

また復興住宅で暮らす方の中には「復興住宅は終の棲家だからこそ、失敗できない」と、近隣住民と親しくなることに対して躊躇する方、臆病になっている方もいらっしゃいます。私たちのような外部支援団体が、住民同士のつなぎ役となり、円滑なコミュニケーションを促す役割は大きいと考えます。


私たちが取り組んでいるのは主にその2つの課題ですが、全国的な水準よりも深刻化した人口減少・少子高齢化、若者を中心とした人材の流出にあえぐ東北には、まだまだたくさんの課題があります。そして、それらは、これから全国・全世界が直面する課題でもあります。人口減少社会でも、安心・安全で人とのつながりが感じられる豊かな暮らしを、どのように創造していくか。皆さんもぜひ自分事としてとらえ、挑戦し続ける東北・被災地を応援してください。

 

 

リターン

5,000


5,000円|Tシャツで応援コース

5,000円|Tシャツで応援コース

・お礼のメッセージ

・「バカボンファミリーチャリティーTシャツ」/1枚
素材:綿100%
原産国:中国
色:ホワイトのみ
サイズ:90・100・110・120・130・ S・M・L・ XL
(サイズ表は、本文をご参照ください。)

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

※ご支援確定後のサイズ変更はできませんので、予めご了承ください。

※ご支援確定後の返金やキャンセル、コース変更はご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。純粋応援コースをご支援いただいたのちに、Tシャツで応援コースをご支援する場合は、コース変更ではなく、別途追加支援となります。

※ご支援手続きの際に記入いただく情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)については支援確定後、変更できませんのでお間違いのないようにご記入ください。

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


10,000円|支援上乗せ Tシャツで応援コース

10,000円|支援上乗せ Tシャツで応援コース

・お礼のメッセージ

・「バカボンファミリーチャリティーTシャツ」/1枚
素材:綿100%
原産国:中国
色:ホワイトのみ
サイズ:90・100・110・120・130・ S・M・L・ XL
(サイズ表は、本文をご参照ください。)

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

※ご支援確定後のサイズ変更はできませんので、予めご了承ください。

※ご支援確定後の返金やキャンセル、コース変更はご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。純粋応援コースをご支援いただいたのちに、Tシャツで応援コースをご支援する場合は、コース変更ではなく、別途追加支援となります。

※ご支援手続きの際に記入いただく情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)については支援確定後、変更できませんのでお間違いのないようにご記入ください。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

5,000


5,000円|Tシャツで応援コース

5,000円|Tシャツで応援コース

・お礼のメッセージ

・「バカボンファミリーチャリティーTシャツ」/1枚
素材:綿100%
原産国:中国
色:ホワイトのみ
サイズ:90・100・110・120・130・ S・M・L・ XL
(サイズ表は、本文をご参照ください。)

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

※ご支援確定後のサイズ変更はできませんので、予めご了承ください。

※ご支援確定後の返金やキャンセル、コース変更はご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。純粋応援コースをご支援いただいたのちに、Tシャツで応援コースをご支援する場合は、コース変更ではなく、別途追加支援となります。

※ご支援手続きの際に記入いただく情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)については支援確定後、変更できませんのでお間違いのないようにご記入ください。

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

10,000


10,000円|支援上乗せ Tシャツで応援コース

10,000円|支援上乗せ Tシャツで応援コース

・お礼のメッセージ

・「バカボンファミリーチャリティーTシャツ」/1枚
素材:綿100%
原産国:中国
色:ホワイトのみ
サイズ:90・100・110・120・130・ S・M・L・ XL
(サイズ表は、本文をご参照ください。)

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

※ご支援確定後のサイズ変更はできませんので、予めご了承ください。

※ご支援確定後の返金やキャンセル、コース変更はご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。純粋応援コースをご支援いただいたのちに、Tシャツで応援コースをご支援する場合は、コース変更ではなく、別途追加支援となります。

※ご支援手続きの際に記入いただく情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)については支援確定後、変更できませんのでお間違いのないようにご記入ください。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月
1 ~ 1/ 6

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