きっかけ

堕胎はしない、赤ちゃんも母猫も一緒に保護したいとの思い。

それは、近所の野良猫との出会いからでした。

初めて保護したのは野良猫の母子。

妊娠していることがはっきりわかるくらいでしたので、産まれる前に何とか保護したいと思っていたので、２匹一緒に保護できてほっとしました。

 

野良猫のことも、出産についても詳しくなく、手探り状態でのスタートでした。

 

 

 

母子で保護しましたが、お姉さんの猫の存在をどうするか・・・・・

甘えん坊でいつも母猫にべったり。果たしてお姉さんになれるのか？

 

 

 

 

 

出産までは、見守れないときは別のケージで、見守れるときは母猫にたっぷり甘えて過ごしました。赤ちゃんが産まれると気になるようで、心配しながらもケージを開けるとしっかりお姉さん猫に。

 

 

 

 

 

出産前の母猫にもしっかり寄り添っていたので、

 

 

その後もしっかりお姉さんの役割を果たしていました。

私が目の前でゆっくり子育ての様子を見たのはこの時が初めてです。

野良猫として、仔猫を育てながら妊娠する。そして、また新しい命を育む。

この時、里親の募集の仕方もわからず、果たして本当に幸せな毎日をこの子たちに与えることができるのか。葛藤の中で日が過ぎて行きました。

虐待も不安だし、成猫である母猫と、もう赤ちゃんではないお姉さん猫は手術してTNRするしかないのか？とか考えることが多すぎたあの頃。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中赤ちゃんはすくすく育ち、母猫はやんちゃに行動する子供たちを見ながら、毎日ハラハラドキドキ。

 

 

 

 

 

お姉さん猫も、子育て疲れの母猫を労わるようにしっかり見守ってくれていました。そんな時、母猫はゆっくりお昼寝していることが多かったです。

そんなやんちゃな仔猫も、

 

 

 

 

 

里親募集の写真撮影を頑張れるようになり、

 

 

 

母猫から少しずつ離れられるようになった時、里親さんのところに行きました。

今は大きくなり、幸せに暮らしています。

そして、思案していた母猫とお姉さん猫も２匹一緒に迎えて頂ける方のところに。

 

この子たちが里親さんのところに行く直前に、同じころに保護した２匹を里親さんに迎えて頂きました。サイトでの里親募集も初めてで、不安もある中、

本当に大切にして頂いているその成功例がその後の里親さんを募集する活動に繋がるきっかけになりました。

 

 

第一号の里親さん家族との出会いは、その後の活動を大きく支えて頂きました。

見ず知らずの関係が、こうして命を繋いでいける。

外で暮らしている猫が、こんなにも幸せになることができる。

 

小さな赤ちゃんなら希望してくださる方はいるかもしれない。

でも、成長するにつれ、希望者は少ないだろうとの不安が、赤ちゃん猫でも、仔猫でも、成猫でも迎えてくださる方がいる。

 

母猫もTNRではなく、里親さんを見つけたい。

愛情をもって母猫に育てられた子は表情も豊かになる。

堕胎はせずに出産させ、時間はかかっても母猫と赤ちゃん猫の触れ合える時間も見守りたい。

 

きっかけになったエピソードは２つあるのですが、これがエピソードの１つです。