商業施設に暮らす猫達との共存に向けて…終了のご報告

 

この度の商業施設に暮らす地域猫達との共存を目指して…たくさんのお力添えをいただき本当にありがとうございました。

置き餌や置き水が散乱し餌やり禁止のポスターで溢れていた商業施設で暮らすたくさんの猫達…たくさんの悲しいお別れもありましたが今では環境被害もかなり抑えられました。

猫達の水飲み場もでき、餌やりさんも堂々と猫達へご飯を届けることができています。

これからは、町内に置かせていただいた募金箱から猫達のご飯代を捻出してもらえる目処が立ちました。

一代限りの命….しっかり見守っていきたいと思います。

支出額は517,776円

 

プロジェクトのご支援いただいた額を大きく上回っておりますが、福岡県からいただけた助成金や募金箱からのご支援金など…で補填できております。

また当初予定しておりました人件費の部分ですが…ボランティアの皆様がそれなら猫達のために使って欲しいということでTNRや保護猫の医療費、飼育費などに使わせていただきました。

 

商業施設の猫達のためにはじめたプロジェクトでしたがより多くの地域の猫達へ避妊去勢手術を施し、9頭の猫達を優しいご家族の元へ送り出すことができました。



収入の部

・福岡県地域猫助成金　300,000円

・N様寄付金　5,000円

・募金箱　189,568円

・クラウドファンディングご支援金　396,676円

合計891,365円

 

支出の部

・TNR活動費用(20頭分) 142,750円

・保護猫医療費(9頭分) 188,915円

・保護猫、地域猫フード費用　84,382円

・地域猫駆虫費用　19,082円

・備品、薬代金　78,068円

(募金箱、カメラ、フロントライン等…)

・その他(コピー等) 4,579円

合計517,776円

 

繰越金373,589円

 

ご支援いただきましたプロジェクトを、令和6年度事業として一旦終了しましたことをご報告させていただきます。本当にありがとうございました。

今回の活動を通したくさんの可哀想な猫達や孤立した人々への支援、猫問題に対する情報や知識が不足しており、問題が複雑化していることを学びました。

個人の力だけでなく地域の区長さんや議員さん行政と連携しより多くの取り組みをしていかなければイタチごっこです。

令和7年度は知ってもらうこと…ここに重きをおきたいと思います。

そしてTNR、やはり避妊去勢手術をより多くの猫達へ施すこと…

ここに尽きると感じました。

そのためには費用が必要ですし、何より多くの方々に関わってたくさんの猫達を捕まえる人間が必要です。

 

啓発活動をしっかり行いより多くの人がこの問題を自分の地域の問題として捉え、猫達が手術を受け見守ってもらえる優しい社会になるよう取り組んでまいります。

 

商業施設に生きる可愛い猫達と心強いボランティアさんとこれからも共に時間を過ごしていきたいと思います。

野良猫がいない世の中…どうか実現できる日がきますように…

微力ではありますが頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いします。

 

貞清　実奈