支援総額
目標金額 730,000円
- 支援者
- 41人
- 残り
- 18日
プロジェクト本文
▼なぜ、絵本なのか?
実は私の心の友達は「絵本」でした。生まれつきまったく聞こえない、声も出なかった私は周りの子とコミュニケーションが取れなく孤立していました。ずっと一人で絵本を読み、絵を描いていた。
そんな私を母は将来を心配していたが、ある白い犬によって私の人生は変わった。その『白い犬』について絵本を作ろうと思った。 その絵本を作れたら、読み聞かせもできるし、人と人のつながりができるのも絵本ならの魅力である。 私はイラストレーターとしてお仕事をさせて頂いていることもあり、 この腕を生かして絵本を作りたいと思うようになった。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ…『発達障害児を見ると昔の自分と重なる』
数年前から思っていたこと。それは発達障害の子が増えていること。
この私に何かできることはないのか?私としては障害のある子どもたちの居場所を広げていくことが長年の夢だった。なぜかというと私もかつてその一人だった。一人で孤独な日々を送った少女時代を味わったからこそ、彼らの気持ちが痛いほどわかる。けれど私は昔ある犬に助けられ、今がある。
▲小学生6年のころの安藤美紀とマルチーズのマミー
「見えない音」を教えてくれた犬『白い犬』
▲4歳の安藤美紀はいつも一人で絵を描いていた
むしろ、一人の方が楽だった。
だから発達障害の子の気持ちもよくわかる。でも自分は変わらなければ、社会に溶け込まない。
生きていくためには社会に溶け込む必要がある、ということを私は声を大にして伝えたい。
彼らの心に届く為にはどうしたらよいだろうか?
4歳の私がどのように犬(マミーという名前です)と出会い、どのように成長していったのか、子どもたちに伝えたい。
まったく音や会話が聞こえない私は、犬に導かれて音の根源を知る。犬によって『音』というものを知る。
そう。『見えない音』というものを犬が教えてくれたのだ。
私はいつもわくわくしながら「なんの音?どうしたの?何が鳴っているの?」と犬を追いかけていた。
気が付いたら犬によってひきこもりがちだった私は外に出るようになったのだ。
そして音だけでなくいつも私のそばにいてくれた。
学校で嫌なことがあっても家に帰れば、犬が私の心を察したかのように優しく私のこぶしを舐める。
そんな白い犬は私にとって人生そのものだった。その出来事を子どもたちに伝えたい。
▲マミーは音だけ教えてくれるだけでなく、心の支えになってくれた
絵本の素晴らしさは人と人のつながり。
今はSNSなどの影響でスマホやアイパットで見る子が増えている。
絵本を手にとって親子で読む、人から読み聞かせでお話を聞きながらファンタジーな絵を見てもらえたら伝わるかもしれない。
昭和生まれの私はスマホもパソコンもFaxもない時代で育った。
あるのは「黒電話」だった。
きこえない私は黒電話で会話をすることができない。
テレビを見ても何を言ってるかわからない。
でも私は絵本が大好きだった。
絵を見て言葉の意味がわかると心が満たされてしまう。
『癒しの本』として作れたらと思っています。
障害があっても、なんとかなるよ、一人じゃないから、大丈夫、大丈夫という言葉をかけてあげたい。
そんな気持ちで絵本の制作ができたらと思っています。
私はこれまで多くのイラストや聴覚障害に関する冊子をたくさん作ってまいりましたが、 絵本らしいものは制作したことはありませんでした。
これが初めての絵本製作になります。しかし、絵本を制作するのに資金が足りません。
どうか、この絵本「白い犬」を作るために何卒、お力添えをお願いいたします。
▲「白い犬」の舞台は視る楽しみもある。絵本にはまた違う視点で楽しめられます。
聴導犬って知っていますか?
挨拶が遅れましたが、私は聴導犬パートナーで安藤美紀&聴導犬アーミ(2代目)と申します。
聴導犬というのは聞こえない人をサポートする犬のことを言います。
安藤は生まれつきまったく聞こえないろう者であり、NPO法人MAMIEの代表として活動している他に、みきまる座の座長を行っています。
NPO法人MAMIEでは「聴覚障害と聴導犬を広めたい」をメインに聴導犬啓発の講演とみきまる座のユニバーサル演劇(手話劇)をしています。
実はNPO法人MAMIE(マミー)は白い犬の名前から取ったのである。
みきまる座のユニバーサル演劇のひとつとして「白い犬」の舞台も実施されたが、子どもたちの目に触れる機会があまりない。
そこで絵本にすることで子どもたちに見てもらえるのではないかと思うようになった。
絵本を作れば、その画像を元にスクリーンに投影して、私が手話を使い、手話通訳がその手話を読み取りして「絵本の読み聞かせ」ができるのではないかと思った。 「
絵本の読み聞かせ」が終わったら聴導犬アーミのデモンストレーション。
そして最後に「白い犬」をシンガーソングライターの安藤一成に唄う。
これなら小さい子どもでも聞いてもらえるかもしれない。親子そろってこの講演を聞いてもらえるかもしれない。
▲安藤美紀&相棒の聴導犬2代目のアーミちゃん
▲地元の中学校で「聴導犬って?聞こえないことって?」講演の様子
みきまる座のユニバーサル演劇(手話劇)って?
みきまる座の舞台は他の舞台と違うのは「絵・文字・手話・歌」で奏でる舞台だからです。
手話を使いながら演じる俳優、背景のスクリーンにはマンガのようにイラストと文字(セリフ)がパラパラと動く。
▲「絵・文字・手話・歌」で奏でるみきまる座の舞台
きこえない人もきこえる人も一緒に楽しめられる舞台を
聴覚障害者である安藤美紀は舞台を観たいと思い、手話通訳を二人連れて行ったのですが・・・
舞台は登場人物が多く誰がどのセリフを言っているのか、把握できませんでした。
聞こえないからせっかくの舞台も楽しめることができない。
手話通訳も限度がある。。。と考えていたら私の中でひらめきました。
「そうだ、自分で聞こえなくても楽しめられる舞台をつくればいいんだ!」
それが「絵・文字・手話・歌」で奏でる舞台をつくるきっかけになりました。
きこえない人もきこえる人も一緒に楽しめられる舞台をみきまる座は目指しています。
▲みきまる座のメンバー、左から吉田眞美、安藤一成、安藤美紀、立石富士子
もうひとつ「障害者の学ぶ場」としてパソコン教室開催して20年余り。
20年間障害者向けのパソコン教室を継続できたのはさまざまな人たちの応援と支えのお陰でした。
その一人でもある息子、安藤一成が、2023年11月姉妹法人として合同会社AEMIを設立。
障害者向けパソコン教室のスキルを活かし、将来に向け就労準備に力を入れるために放課後等デイサービスに取り入れました。
2024年7月1日に「放課後ディサービスMamie」をオープンしたばかりです。
▲タイピングの練習をする生徒さん、動画を作る生徒さん、宿題をやる生徒さん…それぞれに合わせて。
発達障害児が増える中、登校拒否、引きこもりが増加
2006年に発達障害の児童数は7,000人余りでしたが、2019年には7万人を超えた。
自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する児童生徒数は、平成19年度以降、毎年、約6,000人ずつ増加。
大学・短期大学・高等専門学校の学生でも、発達障害と診断されている人が増え、障害のある学生のうち発達障害のある学生の占める割合は14年間で約10倍に増加。
こうした中、登校拒否、引きこもりの生徒さんが増えています。
▲2024年7月1日オープンされたばかりの放課後デイMamie(まみぃ)
「生きているのがしんどい」という発達障害児の居場所として。
放課後デイの生徒さんたちはほとんどが発達障害で引きこもり生活から抜けられない子がいます。
私も「発達障害のある子が簡単に社会に参加できる状態ではない」ということを身をもって感じました。
私の親戚にも発達障害を持っている男性がいます。
彼は高校2年で小学校5年から学校に行けなくなり、ずっと引きこもり状態。
彼に声をかけてもなかなか外に出てこないのが発達障害の難しいゾーンなのです。
最初はそんなバカな、と思ったのですが、親が頑張っても先生が頑張っても本人が動かない限り、何も変わらないのが現実なのです。
彼らはまだ子どもながら「しんどい」というのです。
そんなしんどい社会に生きて精神的に辛い思いをさせてしまっているのだ。
送り迎えをしてもその日によって出てこないときもある。それが発達障害の苦しい心の戦いでもあるのです。
発達障害だけでなく自閉症、聴覚障害、知的障害の子もいます。
時間はかかってもいいから彼らに合わせよう、できることだけを探しながら向き合っていこう、と思うのが子どもたちの親の願いでもあり、放課後デイのスタッフさんの切なる思いでもあるのです。
▲力を合わせるスタッフ
プロジェクトの展望・ビジョン
NPO法人MAMIEは、「白い犬」の読み聞かせ絵本講演をいずれ、保育園や幼稚園、大人の絵本として手話と口話で読み聞かせする場を作りたい。
絵本を作れば、その画像を元にスクリーンに投影して、私が手話を使い、手話通訳がその手話を読み取りして「絵本の読み聞かせ」ができるのではないかと思った。
「絵本の読み聞かせ」が終わったら聴導犬アーミのデモンストレーション。
そして最後に「白い犬」をシンガーソングライターの安藤一成に唄う。
これなら小さい子どもでも聞いてもらえるかもしれない。
その場をつくることで、子どもが小さいうちから聴導犬、聴覚障害を持つ子どもがコミュニケーションに困っていることを知ってもらえることを目指します。
それらを行うことで「聴導犬・聴覚障害」の啓発活動と認知拡大を目指します。
発達障害、聴覚障害も含め、視覚だけで生きる子はなかなかコミュニケーションを作ることは難しく、どうしても孤立してしまいがちです。何故孤立するのか、そこから理解していくことが重要と思います。
そこから少しずつ彼らの引き出しを取ってあげることが私たちにできることだと思います。
ゆっくりでいいから、彼らが社会に出られるようにその道へと導いてやりたい。
①講演の種類・・・Aリアル講演 BオンラインZOOM
②内容・・・絵本の元のイラストを使ってスクリーンに投影し、安藤美紀による手話(声は手話通訳)で読み聞かせ、そして聴導犬の動画、安藤一成の手話歌「補助犬って?」を披露
③講演に参加しなくても絵本を購入して手に取って感じて頂く。ゆくゆくは絵本の売り上げ=「子どもたちの居場所への資金」として目指します!
【73万円の使い道】
ゆうメール315円×200人=63000円
絵本作りサポート&コンサルティング料 50000円
◎絵本の種類: 上製本(ハードカバー)ミシン綴じ B5版縦 ページ数: 24ページ 200冊 495000円(税込・送料別)
レディフォー手数料(税込)112420円
絵本を取りに行くための交通費、封筒など消耗品費 4580円
合計金額 730000円
- プロジェクト実行責任者:
- 安藤美紀(NPO法人MAMIE)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年7月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
特定非営利活動法人MAMIEが2024年12月から絵本の編集アドバイサーと相談しながら2025年5月30日までには完成させる。6月1日までには絵本印刷会社に発注、6月末までに完成絵本として納品。7月末までに賛同いただいた方に発送します。
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プロフィール
NPO法人MAMIEの代表をしております。生まれつき耳が全く聞こえません。引退犬レオンと聴導犬アーミと幸せな日々を送っています。他に公益法人日本聴導犬推進協会の理事、日本聴導犬パートナーの会代表、鹿児島補助犬プロジェクトの会副理事長をしています。1969年鹿児島県生まれ。現在は大阪在住だが、東京、大阪、鹿児島と啓蒙活動しています。北海道から奄美大島まで全国各地で講演活動、イラスト、漫画制作に励んでいます。
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リターン
3,000円+システム利用料
応援します!寄付コース3000円
心から感謝のメールを安藤美紀から送らせていただきます。
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
5,000円+システム利用料
応援します!寄付コース5000円
心から感謝のメールを安藤美紀から送らせていただきます。
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
5,000円+システム利用料
応援します!絵本5000円コース
●絵本コース
絵本 1冊
お礼のメール
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 113
- 発送完了予定月
- 2025年7月
10,000円+システム利用料
応援します!寄付コース10,000円コース
心から感謝のメールを安藤美紀から送らせていただきます。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
10,000円+システム利用料
応援します!絵本10000円コース
●絵本 1冊
名前記載(絵本の最終頁に記載)
お礼のメール
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 42
- 発送完了予定月
- 2025年7月
10,000円+システム利用料
舞台「白い犬」2名様コース
●みきまる座「白い犬」舞台 招待します。
指定席2名様
2025年2/2(日) 2/23(日) 3/16(日) 3/23(日) 午前10時~11時・午後13時~14時から
選べます。
お礼のメール
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 19
- 発送完了予定月
- 2025年3月
30,000円+システム利用料
応援します!絵本30000円コース
●絵本 1冊
名前・画像(ロゴ可) 記載(絵本の最終頁に記載)
お礼のメール
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 29
- 発送完了予定月
- 2025年7月
50,000円+システム利用料
絵本のリアル読み聞かせ講演・オンライン読み聞かせ講演コース
●A絵本のリアル読み聞かせ講演・Bオンライン読み聞かせ講演コース(AかBを選択)
安藤美紀&聴導犬アーミ&手話通訳付
2025年4月1日~2026年3月31日まで1年有効
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 8
- 発送完了予定月
- 2026年3月
200,000円+システム利用料
ナレーション担当として一緒に舞台ができる特典
●特典として、みきまる座舞台「白い犬」のナレーション担当として一緒に「白い犬」舞台をやってみませんか?
あなた(ナレーション担当)の地元で「白い犬」舞台を
一緒に啓発活動をしませんか?
当日の舞台まで練習はZOOM(オンライン)で練習をします。
2025年4月1日~2026年3月31日まで1年有効
200,000円+交通費別途(国内でお願いいたします)
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2026年3月
プロフィール
NPO法人MAMIEの代表をしております。生まれつき耳が全く聞こえません。引退犬レオンと聴導犬アーミと幸せな日々を送っています。他に公益法人日本聴導犬推進協会の理事、日本聴導犬パートナーの会代表、鹿児島補助犬プロジェクトの会副理事長をしています。1969年鹿児島県生まれ。現在は大阪在住だが、東京、大阪、鹿児島と啓蒙活動しています。北海道から奄美大島まで全国各地で講演活動、イラスト、漫画制作に励んでいます。
入院中の子どもたちを笑顔に!本の力で広げるファシリティドッグの未来
#子ども・教育
- 現在
- 8,066,000円
- 支援者
- 674人
- 残り
- 6日
保護されるカラスのDNA鑑定を継続したい
#環境保護
- 現在
- 1,405,000円
- 支援者
- 155人
- 残り
- 6日
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
#子ども・教育
- 現在
- 8,939,000円
- 支援者
- 553人
- 残り
- 80日
サッカーがつなぐ、国境を越えた笑顔と未来——ラブリッジ名古屋の挑戦
#スポーツ
- 現在
- 149,000円
- 支援者
- 11人
- 残り
- 27日
因島のもったいない柑橘の発送ステーション兼古民家カフェを作りたい
#フード
- 現在
- 1,075,000円
- 支援者
- 140人
- 残り
- 15日
野良猫ちゃんのTNRとご飯代の支援をお願いします。
#まちづくり
- 現在
- 314,000円
- 支援者
- 36人
- 残り
- 13日
保護猫達の基礎医療及び生活資金へお力添え頂けないでしょうか?
#まちづくり
- 現在
- 175,000円
- 支援者
- 23人
- 残り
- 42日