「今、私たちは宇宙的誕生、宇宙的覚醒の時代にさしかかっている」元宇宙飛行士ラッセル・シュワイカート

多くの人たちが、地球で環境を守ろうとすることと、莫大なお金を使って宇宙開発することとを、どう両立させるのか、どう正当化できるのか、ということに疑問を感じています。しかし、わたしにとって、この両者は対立するものではないどころか、実は深く結びついているものなのです。言い換えれば、地球上の生命が宇宙に出ていくというのは、いわば生命進化の重要な一部分だと私は思っています。もし、この地球を本当に生きている生命体だ、とするなら、子孫を作るということも必ず起こってくるはずです。そういう意味で、我々の母なる星地球は、今、妊娠8~９か月の体になっていると言えます。

　子宮の中で育まれてきた我々人類は、今、誕生間際まで成長しています。今や子宮の外に生まれ出なければならない、という時に来ているのです。これはいわば、自然のプロセスなのであって、今はまさにその時期に来ている、と言えます。

　このプロセスをよく考えてみると、この地球に生きとし生ける我々すべてのものが、今まさに「コスミック・バースCosmic Birth」、宇宙的誕生、宇宙的な目覚めCosmic Awakningの時代に差し掛かっているんだ、と私は思っています。

（元宇宙飛行士のラッセル・シュワイカートさんは、２０２５年４月26日土曜日午後６時から「屋久島環境文化村センター」で無料上映される「地球交響曲ガイアシンフォニー」第一番に出演されています。４月～12月、第一番～第九番の自主上映会を屋久島を開催するためにクラウドファンディングを行っています。あなたの１０００円のご支援で離島に住む方も視聴することができます。ご協力ありがとうございます。）