絶滅させてしまったカワウソのために、私たちができること

支援総額

1,500,000

目標金額 1,800,000円

支援者
166人
募集終了日
2025年6月22日

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2025年06月17日 18:00

生態系の中のカワウソ

このプロジェクトの実施にあたり、本当に多くの方から温かい応援をいただいています。その中でも、Margherita Bandini様のメッセージがとても興味深いかったので、皆さまにも是非ご紹介したいと思います。

 

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この書面は、日本アジアカワウソ保全協会が主催する、日本・対馬島におけるユーラシアカワウソ(Lutra lutra)の保全と再導入の可能性に関する国際シンポジウムに対し、私からの最も強い支援を表明するものです。この取り組みは、生態系のバランス回復と、文化的・環境的に重要なフラッグシップ種でありアンブレラ種の保全に向けた重要な一歩を象徴しています。ユーラシアカワウソは、かつて対馬の豊かな生物多様性の重要な構成要素でしたが、生息地の喪失と人間の影響により、日本国内から絶滅しました。このキーストーン種は、健康な生態系の回復を促進し、島の自然遺産を将来の世代に継承するため不可欠な存在です。国際シンポジウムは、保全専門家、地域関係者、政策決定者間の知識共有と協力を促進する貴重なプラットフォームとなります。科学的戦略、生息地管理、長期モニタリング計画に関する議論を構造化された環境で進め、保全努力が持続可能で倫理的に正当化されたものとなるよう確保します。私は、この国際シンポジウムが成功裡に開催され、対馬の環境レジリエンスを強化するだけでなく、野生生物保全におけるネットワーク強化と一般市民の意識向上にも寄与すると確信しています。シンポジウムを支持し、関係者の皆様の全面的な支援と参加を強く呼びかけ、イベントの結果を楽しみにしています。

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こちらは英文でいただいたものを、当協会の和久理事が和訳したものですが、ユーラシアカワウソが「フラッグシップ種」、「アンブレラ種」、「キーストーン種」と3つの異なる視点から語られている点がとても印象的でした。

 

それぞれの言葉がどのような生きものを指すか、少しご紹介したいと思います。

●フラグシップ種

絶滅が危惧される生物種の中でも、特に目立つ存在で、人々の関心を集めやすい大型哺乳類や鳥類などが該当します。例えばイリオモテヤマネコ、コウノトリなど、地域の環境保護を促進するための象徴となっています。

 

●アンブレラ種

生態系の上位に位置し、広い生息域を必要とする種。こうした生きものを保護することで、その「傘」の下にある多くの種も守ることができるという考え方です。生きものとしてはフラグシップ種と重複しますが、イヌワシやオオタカのような猛禽類がイメージされることが多いです。

 

●キーストーン種

個体数は少なくても、生態系に与える影響が非常に大きい種です。その存在が他の多くの生物や環境の安定に関わっています。ラッコやヒトデ、トノサマガエルなどがよく例として挙げられます。

 

このように3つのカテゴリは、それぞれ異なる視点から生態系における重要性を示しています。

ユーラシアカワウソも、これらすべての役割を担いうる存在です。フラッグシップ種として、人々の心に訴えかける象徴的な存在であり、アンブレラ種として、その生息環境を守ることで多くの生きものたちを間接的に守ることができます。そして、キーストーン種として、生態系の健全なバランスを維持するために欠かせない鍵を握る種でもあります。だからこそ、カワウソの再導入の可能性を考えることは、単に一つの動物を「戻す」ことではなく、対馬の自然全体を見つめ直し、その未来を共につくることにつながるのです。

 

また、村田浩一様にいただいたメッセージの冒頭に、「コウノトリもトキも、そしてカワウソも、私が子どもだった頃には、まだ国内に生息していました。」という一文があります。

コウノトリは2005年、兵庫県豊岡盆地での放鳥から始まり、現在では西日本の各地と東日本の一部でその姿が見られ、野外での繁殖も確認されています。トキも2008年から佐渡島で再導入が行われ、順調に野生復帰が進んでいます。では、カワウソはどうでしょうか。

生物種の再導入は多方面からの検討が必要で、すぐに結論が出る課題ではありません。簡単に「戻せばよい」という問題でもありませんし、私たちも必ずしも再導入すべきと思っているわけではありません。

それでも、その可能性を少し想像してみるだけで、なんだかワクワクしませんか?

私たちは、その“きっかけ”をつくりたいと考えています。

 

クラファン残り5日。残り日数も僅かとなりましたが、どうぞ最後まで応援よろしくお願いいたします!

 

日本アジアカワウソ保全協会 事務局長 中木原まい

リターン

10,000+システム利用料


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プレミアムサポーターコース

ご支援への感謝を込めて、以下をお届けします。
• お礼のメール
• シンポジウム要旨(PDF版)送付
• 当協会WEBページへのお名前掲載(希望者のみ)
• オリジナルポストカードセット
• 限定カワウソステッカー
• カワウソデザインオリジナルエコバッグ
• 1年間の「日本アジアカワウソ保全協会」個人会員資格
※別途弊会への入会手続きが必要です。2025年度(2026年3月まで)または2026年度(2026年4月~2027年3月)のどちらかをお選びいただきます。ただし、将来的に当協会の運営が難しくなり会員資格終了する場合でも、支援者様への返金は致しかねますのでご了承ください。

※リターン発送完了予定月までに、郵送方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。

申込数
72
在庫数
28
発送完了予定月
2025年9月

7,000+システム利用料


alt

継続応援コース

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• お礼のメール
• シンポジウム要旨(PDF版)送付
• オリジナルポストカードセット
• 限定カワウソステッカー
• 当協会WEBページにお名前掲載(希望者のみ)
• 1年間の「アジアカワウソ保全協会」個人会員資格
※別途弊会への入会手続きが必要です。2025年度(2026年3月まで)または2026年度(2026年4月~2027年3月)のどちらかをお選びいただきます。ただし、将来的に当協会の運営が難しくなり会員資格終了する場合でも、支援者様への返金は致しかねますのでご了承ください。

リターン発送完了予定月までに、郵送方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

10,000+システム利用料


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プレミアムサポーターコース

ご支援への感謝を込めて、以下をお届けします。
• お礼のメール
• シンポジウム要旨(PDF版)送付
• 当協会WEBページへのお名前掲載(希望者のみ)
• オリジナルポストカードセット
• 限定カワウソステッカー
• カワウソデザインオリジナルエコバッグ
• 1年間の「日本アジアカワウソ保全協会」個人会員資格
※別途弊会への入会手続きが必要です。2025年度(2026年3月まで)または2026年度(2026年4月~2027年3月)のどちらかをお選びいただきます。ただし、将来的に当協会の運営が難しくなり会員資格終了する場合でも、支援者様への返金は致しかねますのでご了承ください。

※リターン発送完了予定月までに、郵送方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。

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2025年9月

7,000+システム利用料


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リターン発送完了予定月までに、郵送方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月
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