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絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために!月々のご支援で安定的な整備を

絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために!月々のご支援で安定的な整備を
このプロジェクトでは無期限で寄付を募集しています。「毎月」のコースで支援した場合、すでに完了した決済をキャンセルすることはできませんが、将来の決済を解約することができます。

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プロジェクト本文

▼自己紹介

NPO法人ツシマヤマネコを守る会は長崎県対馬だけに生息する絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために1993年に設立した、民間団体です。 これまで私たちは、保護区指定地域の民有地の買収を進め、保護区を整備することにより、ヤマネコのエサとなる小動物の生息環境を整え、ヤマネコが暮らしやすい環境を整えてきました。 しかし、イノシシ・シカの深刻な食害により下草がなくなり、海岸線付近の草地も食害でなくなっていることで、季節風が運ぶ潮風を防いでくれる植物がなく、保護区の谷の奥まで木々の立ち枯れが発生。漂着ゴミも風に乗って保護区の奥まで入り込み、環境が悪化する一方です。人工林までも枯れ始め、島民の生活にも影響が及ぶことが予想されます。

 

 

▼継続寄付プロジェクトを立ち上げたきっかけ

2021年に塩害に強い樹木を海岸線に植えることによって潮風を遮断し、保護区の植生を保護し、ヤマネコの生息環境を守るべく、早急に手を打つべく、クラウドファンディングに挑戦し、皆様からのたくさんのご支援を頂き、目標金額を大幅に上回る金額を達成しました。

植樹した後も、保護区の環境を維持するために安定した資金の調達も必要になってきました。

また、従来の活動の範囲では私たちの活動を知って頂くには限度があることを感じています。

このプロジェクトを実施することで、私達の活動がより多くの方に知って頂く機会になればと思っています。

 

 

▼継続寄付プロジェクトの内容

従来の会の運営は、会費とご寄付によって行われていましたが、会員数も伸び悩んでおり、コロナの影響で特に企業などの団体様からのご寄付が減って、収入額が減少している状況です。

最近は温暖化の影響か、天候が安定せず大型台風が対馬を直撃する機会が増え、特に夏季は大雨に見舞われることが多くなりました。そのたびに保護区が荒れていき整備が必要になる機会も年々増えています。

また2021年のクラウドファンディングで整備した木庭が加わり、管理する木庭の面積も大幅に増えたことにより、木庭などを整備する費用が増加すると考えられます。継続的な支援をより多くの方に行って頂くことにより、保護区の整備も安定的に進められると考えています。

 

 

▼展望・ビジョン

我々はツシマヤマネコが安心して暮らせる対馬を目指し、まずは保護区の環境を整えていきます。

このプロジェクトを通して、より多くの方に私達の活動を知っていただき、会員になって見守っていただける方が増えれば大変嬉しい限りです。

ツシマヤマネコという絶滅危惧種が今本当の危機的状況に直面していることを知っていただくとともに、本プロジェクトへのご支援を通して保護活動に参加いただけたら幸いです。

 

 

 

 

ツシマヤマネコについて

ツシマヤマネコは、長崎県対馬のみに生息していますが、数は減少し続けています。たくましくとても警戒心の強い動物で、山仕事をする人達でさえ滅多に見かけることはありません。島の半分の面積にあたる下島では特に減少の傾向が強く、今ではわずかな数しか生息していません。

 

ツシマヤマネコは、1971年に国の天然記念物に指定されました。1994年3月に環境省から「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく保護対象種(希少種)の指定一号に認定され、さらに1998年にはレッドリストにおいて最も絶滅のおそれが高い種の一つ「絶滅危惧1A類(CR)」に指定されています。

 

ツシマヤマネコは胴長で短足、尾は太くて長く耳の裏にはトラなどに見られる虎耳状斑とよばれる白い斑紋があり、眉間から頭の裏へ白い縦縞があります。生まれたばかりの仔ネコでも一般のネコとはその違いがわかります。また、幼獣のころは普通のネコのように耳先がとがっていますが、成獣になるにつれ丸くなります。啼き声も個体差はあるようですが、一般のネコに比べ声が濁っているように聞こえます。

 

ビデオカメラでも撮影していますが、給餌場所に「ミー」と呼べば「ニャー」と答える可愛い仔ネコがいました。イエネコと同じくらいの大きさで、頭胴長60~65センチ、尾長25~35センチぐらいですが、当会の山村会長はもっと大きなヤマネコも見たことがあるそうです。夜行性と言われますが、場所によっては朝から夕方まで一日徘徊し、座っているときはほとんど寝ています。

 

餌は主にネズミ類を食べているのが糞からわかりますが、鳥、魚、ヘビ、植物なども食べています。また、植物を食べるのは胃腸の調整のためと考えられますが、稲科の植物を丸飲みにしているのが糞から多く見られます。

 

 

 

 

 

ツシマヤマネコは、1975年後半から減少し、特に1980年頃から人口の減少から、耕作地の放棄がはじまり、環境が変化しました。1990年頃にはツシマヤマネコの生息数が激減し始めました。

 

そうした中、1993年1月9日に対馬の宝であるツシマヤマネコを守ろうと、当時長崎県職員だった山村が、上県町(当時)の職員を中心に13名で立ち上げたのがツシマヤマネコを守る会です。2007年にNPO法人化しましたが、立ち上げた当時はまだ環境省の野生生物保護センターが開設する以前で、本格的にツシマヤマネコを保護する団体もない時代でした。

 

昭和の時代までたくさんいたと聞くカワウソが、環境の変化によって絶滅に近い状態になってしまいました。今度はツシマヤマネコがカワウソのように激減すると予想され、何とかしなければという強い思いがあったことも立ち上げのきっかけです。

 

そのため、ヤマネコと共にカワウソの保護にも取り組んでおり、具体的には、給餌、保護区用の土地の取得、水飲み場や巣箱の設置、普及啓発活動、生息環境調査を中心に行っています。

 

 

 

〜活動年表〜

 

|1993 平成5

■「ツシマヤマネコを守る会」設立(1月9日)

■対馬ヤマネコシンポジウム実行委員会、「対馬ヤマネコシンポジウム」を開催。800名参加。パネルディスカッションに山村会長が登壇(5月16日、上県町町民体育館)

 

|1994 平成6

■長崎県・対馬町総村組合、「ヤマネコアイランド『対馬』のつどい」を開催。山村会長が講演(9月10日:上県町福祉センター、9月11日:厳原中央公民館)にて講演。演題:ツシマヤマネコはなぜ減少したか?

 

|1996 平成8

■山村会長、データハウスより『ツシマヤマネコの百科』を出版

■日本弁護士連合会第39回人権擁護大会シンポジウムにおいて、山村会長が講演(10月24日、別府市)。同大会にて、「野生生物の保護を求める決議」が行われる

■ヒトと動物の関係学会、公開シンポジウム「野生動物と地域社会の関係~ツシマヤマネコの場合」を開催。山村会長が講演(10月27日、福岡市)

 

|1998 平成10

■ツシマヤマネコを守る会、壱岐対馬国定公園指定30周年記念式典において、自然環境保護功労者賞を受賞(11月19日)

 

|2000 平成12

■ツシマヤマネコを守る会、生息地等保護区の設置が難航する(2年間中断)中、上県町佐護地区の民有林に所有者の協力(無償)を得て独自の「保護区」(323ha)を設ける(3月~2005年2月)

■ツシマヤマネコを守る会・対馬の自然と文化を守る会、保護区や国有林内にヤマネコの巣箱を設置し、ヤマネコの自然繁殖に試みる(3月12日)。飼育下繁殖事業が進む中、「まず島をヤマネコの住める環境に戻そう」という思いから実施

■ツシマヤマネコを守る会・対馬の自然と文化を守る会、ツシマヤマネコの石像を棹崎公園内に設置(4月27日)。制作は彫刻家の池田英貴氏

■ツシマヤマネコを守る会、「みどりの日」自然環境功労者環境庁長官表彰(保全活動部門)を受賞(4月29日)

■ツシマヤマネコを守る会、ヤマネコのルーツをたどるため、「智異山自然環境生態保存会」と野生動物連合代表・韓尚勲氏と合同で韓国・智異山国立公園で調査を実施。(11月10日)

 

|2001 平成13

■環境省・長崎県・対馬町村会、「日韓ヤマネコシンポジウム」開催。パネルディスカッションに山村会長が登壇(11月24日、上県町公民館)

 

|2003 平成15

■ツシマヤマネコを守る会、上県町飼所の休耕農地70aでツシマヤマネコの餌づくり(畑づくり)を開始(6月)

 

|2004 平成16

■環境省・長崎県・対馬市、市民シンポジウム「対馬もヤマネコも-ツシマヤマネコと地域の活性化-」開催。パネルディスカッションに山村会長が登壇(8月22日、対馬グランドホテル)

 

|2006 平成18

■ツシマヤマネコPVA実行委員会、「ツシマヤマネコ保全計画づくり国際ワークショップ」及び市民ワークショップ「対馬もヤマネコも-ツシマヤマネコと共生する地域社会を目指して-」開催。市民代表として山村会長が参加(1月9~11日、美津島文化会館)

 

|2007 平成19

■NPO法人化(4月)

■ツシマヤマネコを守る会、対馬野生生物保護センター運営協議会より「ツシマヤマネコ保護功労者特別賞」を受賞(8月)

 

|2008 平成20

■山村会長、井の頭自然文化園の「ツシマヤマネコ講演会」にて講演(2月23日、武蔵野市)

■山村会長、「希少野生動物人工繁殖研究会第16回会議」にて、希少動物人工繁殖研究会賞を受賞。「ツシマヤマネコの生息域内保全」と題して受賞講演(7月1日、北九州市)

■「里地里山保全再生全国フォーラムin越前」の第2分科会において、山村会長が事例発表(10月11~12日、越前市)

 

|2009 平成21

■ツシマヤマネコを守る会、朝日新聞社第10回「明日への環境賞」受賞(4月22日)

■ツシマヤマネコを守る会、ツシマヤマネコ保護区用地として、民有地23,798㎡を取得(10月2日)

■ツシマヤマネコを守る会、(財)自然保護助成基金と(社)日本ナショナル・トラスト協会の「平成21年度ナショナル・トラスト活動助成(第5期)」より助成を受ける。ヤマネコ保護区用地として、民有地21,452㎡を取得(12月10日)

 

|2010 平成22

■女性人気歌手で、4歳から11年間を対馬で過ごしたMISIAさんへ守る会の活動を紹介

 

|2011 平成23

■山村会長、「ツシマヤマネコ野生復帰シンポジウム」にパネリストとして登壇。会の活動についてPR(1月23日)

 

|2012 平成24

■山村会長、京都市動物園で開催された「やまねこ博覧会」で講演(11月25日)、ブース展示実施(11月24〜25日)

 

|2013 平成25

■山村会長、沖縄こどもの国で開催の、ツシマヤマネコパネル展 「とらやまの故郷・対馬展」へ参加(2月15日〜16日)

 

|2014 平成26

■シンポジウム「ツシマヤマネコ保護活動の今」を東京で開催 山村会長、羽根理事が登壇(9月27日)

 

|2018 平成30

■第2回野生動物保全繁殖研究会大会で山村会長が基調講演(7月13日)

 

 

 

 

 

<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
山村辰美(ツシマヤマネコを守る会)
団体の活動開始年月日:
1993年1月9日
団体の法人設立年月日:
2007年4月1日
団体の役職員数:
1人

活動実績の概要

長崎県対馬だけに生息する絶滅危惧種ツシマヤマネコの生息環境等の保全活動を行っています。保護区を設定し買収を行い、ヤマネコ等が生息しやすいように環境を整備しています。 2021年にはクラウドファンディングを実施して、害獣で荒れた保護区の海岸を保全する目的の植樹を始めました。

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