能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 6枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 2枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 3枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 4枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 5枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 6枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 2枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 3枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 4枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 5枚目
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。 6枚目

支援総額

15,612,762

目標金額 8,500,000円

支援者
935人
募集終了日
2024年10月30日

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プロジェクト本文

 

第一目標達成のお礼と

ネクストゴールへの挑戦

 

500名を超える多くの方々からのご支援により、開始からおよそ1ヶ月で第一目標金額の850万円を達成することができました。心より御礼申し上げます。


本プロジェクトは、能登半島地震が発災した1月1日から半年以上の月日が経過してのスタートでした。私たちは、被災地の復旧・復興が著しく遅れていることを多くの方に周知するとともに、被災地の猫たちの救援活動の資金を集めるため、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。


被災地の復旧・復興が遅れていることを、被災地で助けを求める猫たちがいることを「どうか忘れないで」──。プロジェクトの開始当初から、一貫して発信してきたメッセージです。


その能登半島に追い打ちをかけるように、豪雨災害が襲ったのは先週末、9月21日のことでした。私たちのシェルターで受け入れてきた猫たちの故郷―珠洲市、輪島市、能登町―ではあちこちで河川が氾濫し、地震で脆弱となっていた地盤に相次いで土砂崩れが発生して、仮設住宅までもが床上浸水となりました。


今、能登半島は、窮地に立たされています。現在、被災地では人命救助が最優先で進められていますが、飼い主と住む家を失った猫はさらに増える可能性があります。不妊去勢手術が行われていない猫の繁殖が進み、過酷な環境下で子猫が生まれ、助けを求める猫たちがさらに増えるかもしれません。


能登豪雨災害から5日後のこと、私たちが連携協働する石川県の施設「いしかわ動物愛護センター」から緊急支援の要請が来ました。「今回の豪雨災害により、猫の引取数の増加が予測される状態です。センターの収容頭数のひっ迫に備えて、1頭でも多くの猫をセンターから引き出して譲渡してもらえたら」といった内容です。


被災県からの直接の支援要請に応えないわけにはいきません。私たちは、いしかわ動物愛護センターから20頭を引き出し、東京に搬送することを決めました。このたびも、県内では管理も譲渡も難しい、人に馴れていない成猫、医療の必要な猫を私たちが引き受けることになるでしょう。都内の動物病院と連携協力して猫たちを医療にかけ、私たちのシェルターで社会化して、「より良い譲渡」を進めたいと考えています。


能登半島の被災猫の救援活動は年内では終わりそうもありません。年明け以降も、被災猫を受け入れて譲渡を進めていかなければ。そのためには、「備え」が必要です。私たちは、ネクストゴールとして1,500万円を設定し、このプロジェクトの掲載期間の最終日まで支援を募集し続け達成を目指すことを決めました。

 

▼いただいたご支援の使途について▼

①10月7日-8日にかけて新たに受け入れる20頭の被災猫救援活動に必要な資金

・医療費:192万円(16万円×12頭)※1
・輸送費:15万円※1※2
・受け入れた猫たちの飼育管理費(医療費、シェルター運営費):245万円※3

※1…受け入れ予定の20頭の猫のうち、8頭の猫にかかる上記資金については第一目標金額までの使途に含まれるため、追加で受け入れる12頭分として活用させていただきます。到着後の初期検査、検査に基づく治療を行う際の医療費です。


※2…輸送手段は現状未定ですが、20頭の猫たちを東京に輸送する際、交通手段は車もしくは飛行機となります。車で輸送する場合は長距離運転となるため2名以上の専門ドライバーを確保する必要があり、航空便は1回につき輸送できる頭数の上限があるため複数回に分ける必要があります。これまでの搬送実績に基づき暫定で15万円として計算していますが、豪雨の影響によりさらなる費用が発生する可能性があります。


※3…第一目標金額と同様、半年間分を目安として計算しています。ここに含まれる医療費は、通院が必要になる猫たちへの継続的な治療にかかる医療費を想定しています。


②今後の被災猫救援活動に必要な資金

・医療費:192万円(16万円×12頭)※4

※4…当会のキャパシティといしかわ動物愛護センター様にて受け入れが必要となっている猫の頭数に鑑みて、当会にて追加で受け入れ可能な頭数を暫定で12頭としています。ただしその際も、当会にて保護・譲渡を進める猫はいずれも基本的に成猫となりますため、1頭1頭をキャリーで輸送するための輸送費、及び継続的な医療処置にかかる医療費も必要となる見込みです。

 

今後も引き続き救援活動の現場について、活動報告を通して皆様と情報共有させていただきますので、ぜひあわせてご覧ください。


被災猫の救援活動をともに支え合う一歩を踏み出すために。
どうか皆様からの温かいお力添えを、心からお願い申し上げます。

 

追記:2024年9月27日

一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会

香取章子・古川尚美

 

能登半島地震の被災地支援は

まだ、終わっていない。


2024年1月1日に発災した、能登半島地震。

 

私たち一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会は、その1か月後に環境省からの要請を受け、被災猫の救援活動を開始。以降、今日に至るまで、石川県と連携協働して、いしかわ動物愛護センターに収容されている猫たちを引き出し、東京で譲渡する活動を行なっています。

 

活動を通して、被災地で目にした現実。

能登半島地震による被災地の復旧は、これまでの災害では例を見ないほど遅れています。

 

これは、半島という地勢、被害が広範囲に及んでいることなどが理由とされており、財務省が「人口の減少する被災地への財政支出は避けたい。(過疎地から移住して)集約的なまちづくりを」との立場を明確にすることが報道されるなど、復興は困難であるとの見通しが報道されています。

※出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240409/k10014416611000.html


国・自治体が被災地の復興は困難として人の移住を推奨しているとしたら、人とともに暮らしていたペットはどうなってしまうのでしょう。ペットはどうしても後回しにされがちです。復旧が遅れている被災地の収容施設では、動物の病気や怪我の検査や治療、手術など、十分な医療を実施する態勢がありません。不妊手術さえ難しいのが現実です。人に馴れていない猫を社会化する余裕もないでしょう。

 

「頑張ってよく来てくれたね」~東京に到着後の病院で能登の猫と香取章子

 

被災地では救えない猫の命を救うこと。

これが、私たちの使命です。

 

十分に人に馴れている健康な成猫、生まれたばかりの健康な子猫。

こうした子たちは譲渡に繋がりやすいです。

 

他方、「人に馴れていない成猫」「病気や怪我で検査や治療が必要な猫」…。こうした猫たちはそもそも譲渡が難しいだけでなく、被災地では治療や社会化をすることすら難しい状況です。

 

「石川県内では譲渡の難しい猫を東京で譲渡してもらえないか」という、いしかわ動物愛護センターからの意向に応えて、私たちは、そのような猫たちを引き出して、東京へ搬送しています。

 

しかし、現地までの交通費や猫たちの搬送費、さらに保護した猫たちの医療費は、すべて自費で賄っており、常に団体の運営費・活動費を圧迫しているのが実情です。そこでこの度、クラウドファンディングに挑戦して、保護した猫たちの医療費を含む被災地での猫の救援活動費用にご支援を募ることを決断しました。

 

人と動物が幸せに暮らせる社会を、

ともに作り、支え合いましょう。

 

被災猫を救援するといっても、保護するだけでは猫は救われません。

家を失い、飼い主と別れ、身体にも心にも傷を負った猫たちに動物病院で必要な医療を受けさせ、シェルターで社会化して、「より良い譲渡」を進めることが肝心です。

 

猫がどのような健康状態にあるのか、どこまで検査や治療、手術が行われたか、新しい家族の元に迎えられてから、どの療法食を与えるか、どのようなケアや医療が必要か、きちんと説明して、ご理解、納得の上で猫を迎えていただくことが「より良い譲渡」と私たちは考えています。

 

とはいえ、1頭でも多くの被災猫を救い、幸せな猫生に繋ぐには、私たちの力だけでは限界があります。被災地から猫を連れて来る、医療にかける、シェルターでケアと社会化をする、そしてより良いご縁を結び、里親さんの元へお届けする、そのためには現実として資金が必要です。

 

猫を保護するだけでなく、救った命に責任を持つ。
誰かが頑張るだけではなく、みんなで支え合う。

 

災害時は動物愛護の試金石です。この挑戦を通して、被災猫の救援活動をともに支え合う一歩を踏み出すことができれば、より良い社会にまた一歩近づけることができます。皆様、どうかお力をお貸しください。ご賛同いただける皆様からの温かいご支援を、心からお願い申し上げます。

 

 

俳優のいとうまい子様から
支援者様へのメッセージ

被災地からのツナちゃんを抱いて


これまで猫4匹、犬2頭を家族同様に育ててきましたが、そのうち全ての猫と犬1頭は地域で保護された子達です。子猫、子犬の頃からその子たちの生涯を全うするまで一緒に暮らしてきましたが、昨年の夏に最後の猫が18歳でこの世を去り、心の中にぽっかり穴が空いてしまいました。

そんな中、今年の初めに偶然能登半島の震災で被災し保護された猫たちの譲渡会のことを知り、どんなものか見るだけでもと思い、夫と二人で参加してみたのです。

譲渡会ではたくさんの保護猫と里親候補の方々が参加されていましたが、そこで出会ったとても優しそうで、姿も立派な11歳の白猫が私の心からどうしても離れませんでした。その子も能登半島の震災で被災し、身寄りを失った老猫です。

心臓に持病を抱えていたので、夫は少し迷ったのですが、もしも短い命であったとしても、最後の時まで我が家で幸せに過ごさせてあげたい。面倒をみさせてもらいたい、という気持ちでいっぱいになり、私の想いを夫に話したところ、その気持ちに夫も共感してくれ、我が家で迎え入れることにしました。

今では能登からのツナはとっても元気で、我々夫婦と一緒に楽しく暮らしており、たくさんの癒しをもらっています。今回の素晴らしいご縁を作ってくださった、東京都人と動物のきずな福祉協会の皆さまには心から感謝しております。

しかし、そんな素敵な活動にも資金が必要です。多少の補助金だけでは、全ての費用を賄うことはできません。保護にかかる交通費や、その後の健診、去勢避妊の手術代、病気の子の治療費用など、多額の資金が必要とのこと。今まで、その多くはボランティアで頑張ってきたそうですが、それにもきっと限界はあると思います。

自然災害という避けられない事情で悲しい状況に置かれた動物たちを救ってあげる、そして、その子たちから我々も沢山の癒しと安らぎを与えてもらう。そんなWin/Winの活動に、是非ともご協力頂けたら、私も嬉しく思います。

一つでも多くの命を救えるように、ご賛同いただける方からのご支援を、心よりお願い申し上げます。

 

 

目次

 

 

能登半島地震の被災猫救援活動について

- 被災地で助けを求める猫たちの現状 -

 

現在の活動:能登半島地震の被災猫を救援

 

前回のクラウドファンディングに挑戦しているさなかの1月1日、能登半島地震が発生。被災地の人たちは大丈夫だろうか、ペットたちは無事か、と心配の募るなか、発災から1カ月が過ぎた2月初旬、環境省の動物愛護管理室から連絡がありました。昨年末「広域譲渡モデル事業」への協力を打診されていたのですが、このたびの地震で、対象が石川県の被災動物になったとのこと。

 

被災地では、家が全壊あるいは半壊して住まいを失った人たちが、ペットとともに行き場を失っていることがわかりました。

 

ペットと「同行避難」して避難所へ向かっても、屋内での「同伴避難」とはなりません。寒風の吹き込む玄関先で過ごすことになります。あきらめて危険な自宅に戻り過ごす人、車中泊を続ける人も少なくありません。車中で長期間過ごすことは、エコノミークラス症候群の原因になると注意喚起されても、ペットを連れている人には避難生活を送る場所がないのです。
 
ペットの飼育継続を断念せざるを得ない人たちも相次いでいます。発災前の飼育の在り方として、去勢・不妊手術を行なわず、放し飼いにして、多頭飼育になっていることが少なくありませんでした。ひとり暮らしで猫17~18頭を放し飼いにしていた飼い主さんの場合、知人の車で車中泊していました。家を失って、多頭の猫と生活を再建するのは厳しいでしょう、


被害の甚大な北部にある石川県の動物収容施設には、発災後、飼い主あるいは代理人からペットが次々と持ち込まれ、県が引き取った猫・犬で施設はあふれかえっていきました。いわゆる猫風邪が蔓延して、猫たちの状態は悲惨でした。


猫たちを分散して収容するため、石川県の西南部、小松市にある石川県南部小動物管理指導センターでも、猫たちを収容することになりました。こちらの施設は、もともとは動物収容施設ではないのですが、災害時では致し方ありません。

 

私たちは、国(環境省)と石川県と連携協働して、まず石川県南部小動物管理指導センターに引き取られた猫を受け入れ、東京で譲渡する活動をスタートしました。

 

 

能登半島地震の被災猫救援活動のあゆみ

■2月6日第1便
 

香取と古川は、石川県の小松空港へ空路を飛び、石川県南部小動物管理指導センターから2頭の猫を連れて帰ってきました。白猫のツナちゃん(オス・11歳)、白黒のノトちゃん(オス・9歳)。ツナちゃんもノトちゃんも、飼い主さんが被災して、先行きが見通せず、泣く泣く手放した子たちです。

 

県内ではシニアの猫の譲渡は難しいとのこと。地震に見舞われ飼い主と離別することとなった2頭を新天地で絶対に幸せにしなくては、と私たちは心に誓いつつ東京に搬送したのでした。


動物病院で診療を受けたところ、ツナちゃんは、閉塞性肥大型心筋症との診断。ノトちゃんは、洞不全症候群が見つかりました。どちらも高齢であるだけでなく、心臓の病気を抱えていたのでした。

※診断書及び診療明細書についてはこちらをご覧ください。

 

ツナちゃん

ノトちゃん


■2月12日第2便
 

第2便は、環境省動物愛護管理室の職員さんたちが小松空港から羽田に猫たちを空輸し、こちらの指定する複数の動物病院に搬入。私たちは7頭の被災猫を引き受けました。空輸用のキャリーの中をのぞくと、疲れ果てた様子の猫たちが。被害の大きい珠洲市で飼い主が被災して所有権を放棄し、石川県に引き取られ、県の施設に収容されていた猫たちです。雪の降り積もるなかを放浪していたのでしょうか、どの子も健康状態に問題があるようでした。「去勢・不妊手術が行われないまま放し飼いにされて、多頭飼育となっていた。全頭ではないけれど、兄弟姉妹かもしれない」と聞きました。


そのうち3頭は目鼻の風邪症状がひどく、医療にかけられないままだったら、肺炎を併発するなどで、命を落としていたかもしれません。また1頭は、左眼球が委縮していて失明。全身シラミにたかられ、毛刈りをして治療しなければなりませんでした。また、近親交配による先天性のものか、複数の子に肢指の一部に欠損が見られました。

 

 

■3月7日第3便
 

第2便と同様、環境省動物愛護管理室の職員さんたちが小松空港から羽田に空輸し、こちらの指定する複数の動物病院に搬入。私たちは6頭の被災猫を引き受けました。羽咋市で飼い主が被災して、所有権を放棄した猫たちです。去勢・不妊手術が行われないまま、放し飼い、多頭飼育で、「半野良状態だった」との話。やはり肢指の欠損が見られました。人に馴れていないため、県内での譲渡は困難とされ、東京で譲渡先を見つけることになったのでした。

 

第3便で東京に到着して、まだ緊張

 

■5月8・9日第4便
 

4月中旬、金沢市と隣接する津幡町の森林公園内にいしかわ動物愛護センターが開設され、能登北部の被災動物もこちらで収容されることになりました。私たちは、石川県と連携協働して、いしかわ動物愛護センターに収容されている被災猫たちを引き取る活動をスタート。
 
第4便で被災猫を連れて来るにあたっては、その1か月前にマツダ株式会社の親和会の動物愛護クラブ「ワンミャツダクラブ」の荷堂美紀代表からコラボレーションのお申し出をいただいていました。ワンミャツダクラブは、広島県内のセンターから猫や犬を引き出して、譲渡する活動を行なっています。

 

ワンミャツダクラブさんとのコラボで輪島へ出発


まずは猫たちが暮らしていた被災地の現状を視察することになりました。車の免許を取得したことのない私たちにとって、ありがたいコラボレーションです。北陸マツダのご協力を得て、ワンミャツダクラブのメンバーが運転する「がんばろう北陸」のラベルの付いた車で、輪島市へ向かいました。

 

発災から4カ月が経過しているというのに、金沢から輪島までの道路は通行可能なのが輪島へ向かう一車線のみ。反対車線では、ブルドーザーなどが道路工事の真っ最中でした。通行可能な斜線も、あちこちが陥没していました。崖崩れで山肌が剥き出しになっているところも少なくありませんでした。3時間ほどで輪島に到着。発災前におなじ道路を走ったことのあるメンバーによれば、通常の倍の時間がかかっているとのこと。

 

金沢から輪島へ一車線の道を走る 


発災前は観光名所として栄えた「朝市通り」では、地震直後に発生した火災で200棟以上が焼け、およそ5万平方メートルが焼失。そのままの焼け跡に立って、被害の大きさがあらためて胸に迫ってきました。


金沢方面へ戻るためにはあちこち迂回しながらの走行でした。森林公園内の「いしかわ動物愛護センター」に到着。この日は、ワンミャツダクラブが3頭を引き出し、私たちは2頭、シャムミックスの碧ちゃんとキジトラのきなこちゃんを北陸新幹線で東京に連れてきました。

 

いしかわ動物愛護センターに到着。左はワンミャツダクラブの荷堂美紀代表

いしかわ動物愛護センターの中の様子

いしかわ動物愛護センター猫部屋。センターの獣医師(県職員)さんと引き出す猫を決める

 

社会化の必要な猫たちを空輸用キャリーに入れ、ハッチを結束バンドで固定

 

■6月18日・19日第5便

私たちは、東京から金沢へ行き、いしかわ動物愛護センターを再訪。センターの要望に応えて、県内では譲渡の困難な猫8頭を東京で譲渡することになりました。猫たちはセンターの車で小松空港に搬送され、JALのペットサービスを利用して私たちと一緒に羽田空港に到着。4カ所の動物病院に分散して搬入したのでした。

 

いしかわ動物愛護センターにて、スタッフさんと猫たち

いしかわ動物愛護センターにて、獣医師(県職員)さんと猫

小松空港で保冷剤を調達して空輸用キャリーに装着。JALペットサービスへ

 

羽田空港のJALペットおでかけサービスにて、猫8頭を受け取る

 

私たちは、2011年3月11日に発災した東日本大震災の時にも、行政と連携協働して被災猫の救援活動に取り組みました。2年半で75頭の被災猫を受け入れ、譲渡しています。
 
発災後、仙台市の被災動物救護対策本部(被災動物救護センター)には次々と動物が運び込まれました。ペットとみられる猫・犬は、被災した飼い主が探している可能性が高く、センターで収容を続けます。放浪していたからと誰かが保護して遠くへ連れていってしまうと、そのまま生き別れにもなりかねません。
 
発災から3カ月くらい経つと、飼い猫とみられる母猫と子猫が一緒に保護されるようになりました。不妊手術が行われていない飼い猫が放浪中に子猫を産んだのでした。被災動物救護センターは、収容動物でいっぱいになっていきました。

 

2011年7月
東日本大震災、仙台市被災動物救護センターにて


4カ月後、仙台市被災動物救護対策本部から私たちに連絡が入ったのです。「なんとか子猫だけでも東京で譲渡先を見つけてもらえないでしょうか」。当時、千代田区では「猫の殺処分ゼロ」(東京都動物愛護相談センターで取り扱われる猫ゼロ)を全国に先駆けて実現していて、被災猫を受け入れることが可能でした。

 

発災後に放浪中の猫が産んだ子猫については、誰にも所有権は生じません。あらためて仙台市長から千代田区長に支援の要請があり、私たちは仙台市と千代田区と連携協働して被災猫を受け入れ、東京で譲渡を進めたのでした。

 

3.11での被災動物救援活動の経験をふまえ、私たちが懸念するのは次のようなことです。

 

能登半島では、去勢・不妊手術が十分に普及していません。ということは、被災地で子猫が次々と生まれ、すでに悲惨な状態になっているのではないか。能登半島地震の被災動物救援は始まったばかりと私たちは考えています。

 

活動における課題:猫たちを救うためには、医療とケアが必要不可欠

 

私たちは、国(環境省)あるいは県(石川県)と連携協働して8月末現在までに能登の被災猫25頭を受け入れてきました。

 

25頭すべてが、「人に馴れていない成猫」「病気や怪我で検査や治療が必要な猫」など、県内では譲渡困難とされた猫たちです。センターでの収容が長引けば、いずれは殺処分の対象になりかねません。だからこそ、私たちは、譲渡困難な猫たちを積極的に東京へ連れてきているのです。

 

都内の動物病院にて、能登からの第5便、6月19日東京に到着の猫が診療中


センターでは、駆虫とワクチン接種1回が行われていますが、外部寄生虫、腸内寄生虫が駆除されているかどうか便検査を実施して確認する態勢はありません。さわれない猫では、ウイルス検査も難しいとのこと。収容された猫が妊娠していて、施設内で子猫が生まれているという現実もあります。センターでの繁殖を防ぐためにも、「未手術の猫」も積極的に連れて帰らなければなりません。


引き受けた猫が猫白血病ウイルスのキャリアだったらどこで隔離するか、悪性腫瘍が見つかったらシェルターで看取ることになるかもしれない、などなど懸念する材料は尽きませんが、命あるものを引き受ければ、想定通りには行かないものです。

 

コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスがいわれがちなご時世ですが、命に関わる活動では、コスパやタイパという言葉はしっくりこない。どのような状態の猫も尊い命です。その時点でベストと思われる医療とケアを行なって、被災猫たちを救いたいと私たちは考えています。

 

シャムミックスの碧ちゃん

5月9日「いしかわ動物愛護センター」で出会ったシャムミックスの碧ちゃんは、ケージ内のダンボールでうずくまっていました。口元からは血の混じったよだれが出ていて、つらそうな様子でした。未去勢のオス、3歳。

 

獣医師(県職員)さんによれば、「被災された飼い主さんから2月に引き取ったのだけれど、センターに移ってからも威嚇が激しくてなかなか処置ができない。口腔内の状態が悪く、できもののようなものがある。腫瘍の可能性があるかもしれない。でも、センターでは限られた処置しかできなくて…」。碧ちゃんを引き受けてもらえないか、という切実な気持ちが伝わってきました。

 

碧ちゃんも「どうかたすけてください」と訴えるような目でこちらを見たのでした。碧ちゃんはウイルスのキャリアの可能性もある。だから免疫力が低いのかもしれない、口腔内にあるできものは悪性腫瘍の可能性も。でも、私たちが見捨ててしまったら、碧ちゃんは救われないだろう。そう思い、碧ちゃんを連れて帰ることになりました。

 

 

左:センターで初めて出会った時の碧ちゃん。ケージでダンボールの中にうずくまり、具合の悪そうな様子だった

右:現在の碧ちゃん。すべての医療を終えてシェルターに。1カ月後の6月8日のオープンシェルター保護猫譲渡会でご縁が決まり、19日に新しいお家にお届けした

 

碧ちゃんは、羽田空港に到着後、すぐ動物病院に入院。初診の結果、やや痩身。口腔内は重度の歯肉炎がみられました。右側腹には2㎝×2㎝の腫瘤が見つかり、まさか悪性腫瘍、とまた心配になったのでした

※診断書、診療明細書についてはこちらをご覧ください。


全身状態が良くなってから、麻酔下で歯の処置を行ない、すべての歯を抜くことになりましたが、悪性腫瘍はありませんでした。口腔内のできものは、歯があたってできたものだったようです。右側腹の腫瘤と思われた患部は、臍ヘルニアでした。去勢手術と臍ヘルニアの整復手術が行われました。抜糸も済み、術後の状態が良くなってからシェルターに入所。

※診断書、診療明細書についてはこちらをご覧ください。

 

碧ちゃんは、適正な医療を受けて、まるで別猫になりました。歯の痛みがなくなったからでしょう、食欲も旺盛に。スタッフのお世話を受けて、人にも馴れ、ゴロゴロ喉を鳴らすようになったのです。

 

 

 

きちんと医療にかけ、「より良い譲渡」に繋ぐ。

- ともに支え合い、人と動物が共生できる社会へ -

 

能登半島地震の被災猫たちを救い続けるために、現地での活動費にご支援を。

 

被災猫を救援するといっても、保護するだけでは猫は救われません。家を失い、飼い主と別れ、身体にも心にも傷を負った猫たちに動物病院で必要な医療を受けさせ、シェルターで社会化して、「より良い譲渡」を進めることが肝心です。

 

猫がどのような健康状態にあるのか、どこまで検査や治療、手術が行われたか、新しい家族に迎えられてからどのようなケアや医療が必要か、きちんと説明して、ご理解、納得の上で猫を迎えていただくことが「より良い譲渡」と私たちは考えています。

 

第2便で東京に到着した猫を動物病院で診療中

 

私たちは、動物病院に次のようなことをお願いしています。

  • 一時的な隔離・観察入院
  • メディカルチェック(視診・触診・聴診)
  • 駆虫・便検査 
  • 怪我や病気の検査・治療・手術
  • 不妊・去勢手術
  • 歯科処置・手術
  • ワクチン接種 ※センターでの履歴に基づき適切な時期に
  • マイクロチップ装着

人間の医療では、国保や社保などの保険でカバーされますが、人と同様の検査機器や医療機器、薬剤が使われていても、動物の医療では、保険でカバーされることはありません。動物の医療も日進月歩ですが、その時点でベストと思われる医療が実施されれば、それなりの費用がかかります。

 

健康状態に問題のありそうなシニアの猫でも、どのような病気を持っているか、家に迎えてからどのような療法食を与え、どのような医療やケアが必要になるかを説明することで、新しい家族がご理解、ご納得の上で、猫を迎えてくれることが少なくありません。

 

私たちは、10月初旬には、第6便として、また被災猫を引き出して、東京まで搬送したいと考えています。

 

今回のプロジェクトを通じての皆様からのご支援は、これまでに受け入れた被災猫たちと、10月以降にいしかわ動物愛護センターから引き取ってくる猫たちの医療費、搬送費および交通費に充てさせていただきます。

 

|プロジェクト概要

 

●目標金額

850万円

 

●ご支援金の使途内訳

・能登半島地震の被災猫たち25頭にかかる医療費※1:400万円

・移動費(猫たちの搬送費用及び現地までの交通費):20万円

・10月に受け入れ予定の被災猫8頭にかかる医療費及び移動費:185万円

・受け入れた猫たちの飼育管理費(医療費、シェルター運営費)※1:245万円

 

※1…現在もアレルギー等で通院している猫が当会シェルターで暮らしているため、飼育管理費として継続的に必要となっている医療費と猫たちの飼育・社会化を進める上で必要なシェルターの運営費としても、皆様からのご支援金を充てさせていただきたく考えております。

 

「より良い譲渡」を、みんなで支え合える社会をつくる。

 

被災猫を救う活動とは、被災地で猫を保護することだけではありません。猫が終生、幸せな「第二の猫生」を送れるよう、より良い譲渡を行なうことが大切です。そのためには、身体も心も傷ついている猫たちにまず動物病院でメディカルチェックを受けさせ、適正な医療が実施される必要があります。


「より良い譲渡」についてあらためて考えさせられることとなったのは、最近、次のような出来事があったからです。

 

シェルターに現われたご夫妻の涙

「あるところから被災猫を迎えたら、2週間で亡くなってしまった」

 

当会では、毎月2回「オープンシェルター保護猫譲渡会」を開催していますが、6月の譲渡会でシェルターを訪れたご夫妻との面談の時に胸の傷む話を聞きました。

 

なぜ猫を迎えようと考えているのかうかがったところ、1週間ほど前に猫が亡くなったとのこと。ご夫妻によれば、その猫は、能登半島地震の被災地から東京に連れて来られた猫でした。動物愛護団体が預かり、保護猫カフェのような場所で過ごしていました。飼い主が所有権を放棄した元飼い猫とのことで、推定4、5歳。特に病気があるとは説明されていませんでした。


夫妻が猫を迎えるのは初めて。いつも寝てばかりで大丈夫かと思いつつ、愛おしさが募る日々を過ごしていました。しかし、譲り受けて1週間後。これは明らかに様子がおかしいと猫を動物病院に連れて行ったところ、末期の病気を患っていることがわかったのです。獣医さんによれば、「この1週間で病気になったのではなく、これまで病気を抱えていたのでしょう」とのこと。

 

自宅に酸素室をレンタルして看病しましたが、猫は1週間後に亡くなりました。譲り受けてから一緒に暮らしたのは2週間。夫妻のショックと悲嘆は言うまでもありません。譲渡会を訪れたのも、次の猫を迎えたいということではなく、誰かにつらい気持ちを聞いてほしかったようです。

 

この話について、猫を被災地で保護した人も、東京で預かって譲渡した人も、誰も責めることはできません。どこかから助成金が出ているわけではなく、おそらくは自己資金を元手にしてのボランティア活動でしょう。十分な医療をかけられなかったとしても、責任を問うことはできない。


とはいえ、猫の状態について、譲渡する家族にきちんと説明する必要があると私たちは考えます。たとえば、初めての預かりボランティアで知識も経験も資金も乏しいのであれば、「私は預かっただけですので、お家に迎えていただいてから動物病院に連れて行ってください」などと説明して、家族にご理解、ご納得いただき、その上で譲渡する必要があるのではないでしょうか。


そうでなければ、「保護猫を迎えたら、とてもつらい思いをした。次はブリーダーやペットショップで買おう」などということにもなりかねません。自分たちへの自戒も含めて、動物を保護して譲渡する団体は、人にも動物にもやさしい「より良い譲渡」を目指したい。

 

獣医師さんと家族の間にインフォ―ムドコンセントがあるように、動物保護団体と家族の間にも「譲渡のためのインフォ―ムドコンセント」が必要ではないでしょうか。
 

オープンシェルター保護猫譲渡会での面談の様子

 

 

被災猫たちのSOSに応え続けるために。

- 被災地の動物支援は終わっていない -

 

被災地の「今」を見つめ、「これから」を考える。

 

8月6日に政府は初めての南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。その後、すぐに巨大地震が発生するかどうかはわからないが引き続き警戒を、との報道になっています。


日本列島ではいつどこで大地震が発生しても不思議ではありません。ペットとともに被災して、行き場を失ってしまうことは、「明日はわが身」。被災地へ思いを寄せるとともに、自分たちもあらためて災害への準備を確認したいと思います。

 

能登への道も復旧半ば(5月9日時点)


ペットと暮らす人は、まず平常時からの適正飼育が大切です。特別な事情がない限り、猫には必ず去勢・不妊手術を行ないましょう。これまでの被災地で見られてきたことですが、去勢・不妊手術が行われていない猫が放浪すれば、「被災二世」が次々と生まれ、救わなければならない猫がさらに増えていきます。「自助の最優先は去勢・不妊手術」といっても過言ではありません。


平常時の自助として、ペットの健康管理、必要な医療とケアをきちんと行っておくことも大事です。寄生虫の駆虫やワクチン接種が行われていなければ、自治体のセンターや民間のシェルターに収容された時、感染症が蔓延しかねません。病気も早期発見、早期治療に努めたい。災害時では、動物病院での検査や治療、手術も受けることが難しくなるでしょう。

 

5月時点での輪島市の様子


災害時では、どうしても人が優先になります。けれども、ペットを連れているために避難所に入れず、半壊の家に戻って過ごす、あるいは車中泊を続けるのでは、人命にかかわる事態にもなりかねません。人とペットを一緒に支援することが必要です。ペットを救うことは飼い主を救うことにもなります。

 

災害は動物愛護の試金石。日本で普及している動物愛護が本物かどうか、今、私たちは試されています。情けは人のためならず、情けは猫のためならず。能登半島地震の被災動物の救援活動にどうかご支援ください。どうぞよろしくお願いします。

 

一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会とは

 

東京・千代田区では、2000年から行政とボランティアが連携協働して「飼い主のいない猫」の去勢・不妊手術と保護して譲渡する活動、普及啓発などを行ない、2011年、全国に先駆けて「猫の殺処分ゼロ」を実現しました。猫の路上死(ロードキル)は2024年8月現在、40分の1に削減されています。(2000年との比較)

 

行政と連携協働して動物愛護・動物福祉を推進してきたのはNPO法人ちよだニャンとなる会です。一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会は、ちよだニャンとなる会の代表・副代表である私たちが、千代田区以外の問題・課題にも取り組もうと、2022年に非営利法人として立ち上げました。

 

これまでの24年に及ぶ取組みと実績を通じて培ったスキルとパワーを持って、東京全体を見すえ、主に都心で活動しています。

 

2000年(平成12年度)から千代田区がボランティアを募集して「飼い主のいない猫の去勢・不妊手術費助成事業」が始まり、2010年からは猫の保護・譲渡支援事業が進められ、2011年に猫の殺処分ゼロ(東京都に引き取られる猫がゼロ)を実現(千代田保健所調べ)

 

行政とボランティアが連携協働する猫への取組が始まってから23年。路上で命を落とす猫は減っていった(千代田清掃事務所調べ)

 

さまざまな事情で行き場を失った猫たち、心身に傷を抱えた猫たちを受け入れて、猫たちが安心して過ごせる場所をつくろうと、私たちは、まず「シェルター・シェアリング」事業に着手しました。第1号が「東京シェルター・シェアリング神田神保町」です。
 
「東京シェルター・シェアリング神田神保町」では、その時点でもっとも適正と思われるケアと健康管理を行ない、社会化を進めて、定期的に「オープンシェルター保護猫譲渡会」を開き、新しい家族と猫とのご縁をつなぎます。おかげさまで「猫たちのシェルターとして理想的」と行政・企業・団体など、各方面より高い評価をいただいています。

 

このシェルターは2022年12月から翌年1月までの間に挑戦したプロジェクト『罪もない猫たちを「みんなのシェルター」で救いたい!』で募ったご支援によって生まれました。

 

そして昨年12月から今年2月にシェルターで保護している猫たちの医療費を含むシェルターの運営費を募るため『「不幸な猫ゼロ」を目指して。猫たちを救うセーフティネットにご支援を』に挑戦し、シェルターでの活動継続に向け皆様から大きなお力をいただきました。

 

あらためて心より御礼申し上げます。皆様からのご支援で、このシェルターを維持・管理できることとなり、さらに志を高く持って活動を継続しています。

 

 

 

 

応援メッセージのご紹介

 

春日井智恵様|ノトちゃん(現くーちゃん)里親

私は公務員で、能登半島地震の被災地支援に発災直後から多くの職員が派遣され、身近に現地の状況を聞いていました。そんなとき、毎年訪問している“ちよだ猫まつり”で、初の能登半島地震被災猫の譲渡会が行われることを知り、大好きな猫を通じて、私にもなにかできることがあるのではないかと、すぐに参加申込をしました。


実は今から2年半前、高齢の両親のもとで暮らしていた老猫を引き取り、1年前に看取りました。実家ではほぼ外猫状態に陥り、満足にごはんや水も与えられない状況を見かねて、引き取り面倒を見ました。半年以上に渡り、愛情たっぷりかけ、徐々に信頼関係を取り戻し、よく甘えてくるようになりました。


譲渡会では、被災猫第1号として2匹いましたが、ちょび髭のなんともとぼけた顔が魅力的なノトちゃん!と訪問前から決めていました。


ノトちゃんも、新たな家族のもとで、のびのびと幸せな日々を過ごしてもらいたいと思い、自分がその家族になれたら、と思いました。

 

来た初日は緊張の面持ちのノトちゃんで、ほとんど鳴くこともなく、物音や人の動きに敏感で、2か月ほどはすぐに陰に隠れていました。

 

ふとある日、カリカリを食べている姿をみると、しっぽが「く」の字に床に描かれているではないですか!そのとき、「くーちゃん」という名前が天から降りてきました。
 

うちに来てから半年近く経ちますが、ようやく自ら私の膝の上に乗ってくるようになりました。でも私が床に座るときだけで、いても数分程度。それでも最初から比べれば距離はだいぶ近くなりました。
最近では、よくしゃべる(鳴く)ようになり、頭や背中を撫でてくれー!と呼びつけられます(笑)。


能登ではおいしい魚を食べていたのかなと、普段くーちゃんは平日日中留守番を頑張っているので、週末のご褒美デーに刺身をいつもの食事に混ぜると、喜んで魚だけを先に食べています。将来、オジサン猫のくーちゃんと一緒に晩酌できる日がくるといいなぁ、なんて思いながら日々穏やかに過ごしています。

 

 


⚫︎「ツナ」「ノト」「碧」の治療概要

  • ツナちゃん:閉塞性肥大型心筋症(治療総額 208,271円/治療期間 2月6日~2月15日)
  • ノトちゃん:洞不全症候群(治療総額 93,533円/治療期間 2月6日~2月15日)
  • 碧ちゃん:重度の歯肉炎、臍ヘルニア(治療総額 303,105円/治療期間 5月10日~5月27日)

 

⚫︎「ツナ」「ノト」「碧」の診断書

ツナちゃん診断書

ノトちゃん診断書

碧ちゃん診断書

 

⚫︎「ツナ」「ノト」「碧」の診療明細書

ノトちゃん診療明細書

ノトちゃん診療明細書

ツナちゃん診療明細書

ツナちゃん診療明細書

ツナちゃん診療明細書

碧ちゃん診療明細書

碧ちゃん診療明細書

碧ちゃん診療明細書


 

⚫︎プロジェクトに関するご留意事項

 

○第一目標金額達成後のキャンセル・返金のご対応は、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

○プロジェクトページ内の写真・メッセージは全て提供者の許諾を得て使用しております。

 

○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

○ペット保険について
ペット保険による補償の有無:無

 

○万が一の場合の代替の資金使途について
ツナちゃん、ノトちゃん、碧ちゃんについてはすでに新しいご家族へ迎え入れられた猫になります。
万が一、ツナちゃん、ノトちゃん、碧が亡くなってしまった場合にも、ご支援金は返金せず、プロジェクトページに記載の通り過去必要となった治療費へと充てさせていただきます。

 

○ 問い合わせ先について
本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。
連絡先:一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会

Mail : methawelfare@gmail.com

Tel : 090-1997-1630

 

○掲載している資料について
ページ上に掲載している診断書や診療明細書などの資料は全て動物病院から掲載の許諾を得ております。

 

○治療方針などが変更になった場合について
プロジェクト実施完了までの間に、治療方針や治療の要否に変更が生じた場合、支援者の皆様、READYFOR事務局に速やかにお伝えします。

 

○READYFOR事務局からのご連絡
飼育動物の治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。
https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/

 

プロジェクト実行責任者:
香取 章子(一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

団体の活動費用として、主に能登半島地震の被災猫救援活動における猫の医療費、東京までの猫の輸送費、現地までの移動交通費、そして受け入れた猫たちの飼育管理に必要なシェルターの運営費へと充当します。

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プロフィール

私たち一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会は、24年間に渡り東京・千代田区と連携協働して動物愛護・動物福祉の問題に取り組み、全国に先駆けて「猫の殺処分ゼロ」「猫の路上死40分の1に削減」を実現した「特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会」を運営してきた代表と副代表が立ち上げた非営利法人です。猫・犬などのペット動物については、人と動物を包括的に支援しなければ人も動物も救われない、との思いから、これまでの知識・経験を生かして、災害時の動物、飼育困難となった動物、多頭飼育崩壊、飼い主のいない猫、などの問題に取り組んでいます。◆香取章子プロフィール:アクティビスト&アドボケイト、ジャーナリスト・編集者 主著『猫への詫び状』(新潮社)、『犬と猫のための災害サバイバル』(学習研究社)、『ペットロス』(新潮社) ◆古川尚美プロフィール:アクティビスト&アドボケイト、ITコンサルタント

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リターン

5,000+システム利用料


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応援コース|5,000円

●お礼のメール
●会報(活動報告)※ニュースレターをデータでお送りします

申込数
423
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


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応援コース|10,000円

●お礼のメール
●会報(活動報告)※ニュースレターをデータでお送りします

申込数
338
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


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応援コース|5,000円

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423
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制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


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応援コース|10,000円

●お礼のメール
●会報(活動報告)※ニュースレターをデータでお送りします

申込数
338
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月
1 ~ 1/ 14

プロフィール

私たち一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会は、24年間に渡り東京・千代田区と連携協働して動物愛護・動物福祉の問題に取り組み、全国に先駆けて「猫の殺処分ゼロ」「猫の路上死40分の1に削減」を実現した「特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会」を運営してきた代表と副代表が立ち上げた非営利法人です。猫・犬などのペット動物については、人と動物を包括的に支援しなければ人も動物も救われない、との思いから、これまでの知識・経験を生かして、災害時の動物、飼育困難となった動物、多頭飼育崩壊、飼い主のいない猫、などの問題に取り組んでいます。◆香取章子プロフィール:アクティビスト&アドボケイト、ジャーナリスト・編集者 主著『猫への詫び状』(新潮社)、『犬と猫のための災害サバイバル』(学習研究社)、『ペットロス』(新潮社) ◆古川尚美プロフィール:アクティビスト&アドボケイト、ITコンサルタント

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